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「え、もう死んだの?」「操作ムリ…」即死が当たり前のファミコン主人公3選

マグミクス / 2024年2月11日 16時50分

「え、もう死んだの?」「操作ムリ…」即死が当たり前のファミコン主人公3選

■虚弱体質なのに愛される、ファミコンソフトの主人公

 懐かしのファミコンソフトには、主人公が弱すぎて「すぐに死んでしまう」タイトルがいくつもありました。現代であれば「難易度調整がおかしい!」とSNS上などで、悪い意味での話題になるような難易度のゲームも、当時の子供たちは「面白いソフトも、難しいソフトもある」と受け入れていました。なんとかクリアしようと、ひたすら慎重に、必死にプレイしたものです。

 その代表格が、『スペランカー』ではないでしょうか。実際にソフトを持っていなくても、「タイトルは聞いたことがある」「友達の家で遊んだ」という人は多いでしょう。小さなくぼみに落ちただけで死ぬ、下り坂でジャンプしたら死ぬ……死亡の判定があまりにも厳しいのですが、「主人公が虚弱体質すぎるのでは?」と語り継がれています。ほかにも、貧弱すぎる主人公に苦しめられた、即死が当たり前だったファミコンソフトを3つ振り返ります。

●『オバケのQ太郎 ワンワンパニック』

 藤子不二雄先生の人気作をゲーム化した『オバケのQ太郎 ワンワンパニック』は、1985年にバンダイから発売されたキャラクターゲームです。本作は原作通り、犬が苦手な主人公・Q太郎が障害物をかわしながら、最終地点にいるキャラクターに届け物をしたり、誘拐された仲間を助けたりするとステージをクリアできます。

 ゲーム内のQ太郎は何もしなくても体力ゲージが減っていくため、ステージ上にある食べ物を取らなくてはなりません。空も自由に飛べますが、体力ゲージが2倍のスピードで減少します。

 また、苦手な犬には、直接触れると残機が減ります。それだけでなく、飛んでくる犬の鳴き声に当たってもアウトです。ほかにも、ふわふわ漂う風船や、工場の煙に当たってもミス判定になるなど、Q太郎が「極度の虚弱体質」といわれても仕方ない設定です。子供向けとしてリリースされたにしては、難易度が高すぎるゲームでした。

 ネット上では「一面すらクリアできない」「絶対子供向けじゃない」といった声があがっており、貧弱なQ太郎にイライラした人は多いようです。本作は当時流行っていた『スーパーマリオブラザーズ』と操作が逆で、Aボタンが攻撃、Bボタンがジャンプというのも、難しく感じられた理由でしょう。

■プレイ開始で「即死」 道中のハードルが高すぎる

ファミコン用ソフト『トランスフォーマー コンボイの謎』のタイトル画面 (C)TAKARA 1986

●『ドラゴンズレア』

 主人公・ダークが、さらわれたダフネ姫を救出するのが目的の『ドラゴンズレア』は、1991年にエピック・ソニーレコードから発売されました。1983年からアメリカで稼働していたアーケードゲーム『Dragon’s Lair』をもとに開発されたタイトルです。

 ジャンルとしては、主人公を横に動かしながら、敵やトラップを突破していくアクションゲームです。このタイトルは、操作の難しさが子供たちを泣かせました。移動やジャンプ、攻撃をしようとすると、コントローラーの入力からワンテンポ遅れて反応します。しかも、ジャンプするには十字キーの「上」ではなく「斜め上」を押さなくてはなりません。

 さらには、この主人公もなかなかの虚弱体質です。当たり判定が大きく、敵だけでなく、一見なんでもなさそうな扉に触れるだけで、一発で死んでしまうのです。かといって、即死せずにHPが少し減るだけという敵もおり、「いつ死ぬのか分からない」のも難易度が高く感じる要因でした。ネット上には「お金返せと思った」「もう二度とやりたくない」などの声も見られ、苦い思い出を持つ人が多いゲームです。

●『トランスフォーマー コンボイの謎』

 地球の平和を守る軍団「サイバトロン」が悪の組織「デストロン」を倒すための戦いを描いた『トランスフォーマー コンボイの謎』は、1986年にタカラ(現:タカラトミー)から発売されました。「クソゲーのパイオニア」ともいわれる作品で、特に初めてプレイする場合、開始数秒で死んでしまうことがほとんどです。

 物語はゲームの主人公・ウルトラマグナスが、サイバトロン軍総司令官に任命されるところから始まります。デストロンを倒すため、数々のステージをプレイしていくのですが、敵に少し触れただけで死んでしまうというシビアなゲーム性が特徴です。「クソゲー」と呼ばれるほど難易度が高すぎるゲームとしては、ここまでは割とよくある仕様かと思いますが、注意すべきポイントがあります。

 それは、敵が撃ち込んでくる弾が小さいうえに、ステージ背景が同化していてよく見えず、開始早々に被弾してしまうという点です。本作が「初見殺し」といわれる理由はまさにこの点で、プレイヤーは慎重かつ繊細な動きが求められます。

 これには苦戦した人も多く「死にゲーすぎて根気が必要」「理不尽なレベルの高さに泣いた記憶がある」などの声が見受けられました。しかし「ボスにたどり着くまでの道中が難しいだけ」「実際の対戦はそこまで難易度が高くない」といった声もあり、ステージによって難易度に差があるようです。

 プレイに自信がある人にとって、上述した3作のような即死ゲームは逆に熱中してしまうのではないでしょうか。みなさんは「即死ゲー」と聞いて、どのファミコンソフトを思い浮かべますか。

(LUIS FIELD)

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