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ギロチンに社会風刺 勘違いしちゃう「オトナ向け」アニメ3選 「子供観たら泣く」

マグミクス / 2024年2月19日 12時10分

ギロチンに社会風刺 勘違いしちゃう「オトナ向け」アニメ3選 「子供観たら泣く」

■かわいい絵柄に騙される?

 ライトな子供向けからハードな大人向けまで、アニメのジャンルはさまざまです。なかには絵柄やキャラクターはかわいさあふれるの子供向けに見えるのに、内容は大人が悲鳴をあげてしまうレベルでダークな作品も存在しました。

 子供が関心を抱きやすい王道ジャンルのロボットアニメでも、そんな型破りな作品もあります。有名な例が、1993年~1994年放送の『機動戦士Vガンダム』(以下、『Vガンダム』)で、毎週金曜の17時から放送のガンダムシリーズ4作目です。

『Vガンダム』の内容は「主要キャラが戦死者が多発」「大量の民間人の虐殺」「主人公が拷問にかけられる」といった、かなり刺激の強いものとなりました。微量ではあるものの性的な描写もあり、今となっては平日の夕方から放送されていたことに驚く作風となっています。特に捕らわれたオイ・ニュング伯爵の「ギロチン」の場面は、非情さを象徴するシーンです。

 1995年~1996年放送の『クマのプー太郎』(原作:中川いさみ)も、とっつきやすそうなタイトル、ビジュアルとは裏腹に、現在では放送不可となるほど攻めた内容のアニメでした。登場人物はクマのプー太郎と人間の友達である松村くん、ちょっと変わったしあわせうさぎなどで、シンプルかつ王道な日常アニメを連想させます。

 しかし実際の作風は、非常に癖の強いアニメです。たとえば「実在する人物の名前が出る」「実在の楽曲がネタとして用いられる」「社会風刺ネタが最終回まで登場」など、大人でもかなり好き嫌いの別れる内容になっていました。『クマのプー太郎』は現在もDVD化はおろか、ローカルや専門局での再放送も実現していません。

 こういった癖の強いアニメは、令和となった現在も注目と人気を集めています。2022年から現在にかけて放送されているナガノさん原作のアニメ『ちいかわ』は、その代表例です。本作は「なんか小さくてかわいいやつ」の略で、主人公の名前でもあります。

 タイトルの通りデフォルメされたかわいい生き物たちを中心に展開される物語は、いかにもメルヘンな日常系に見えますが、『ちいかわ』は妙に生々しい描写が多いです。

 ちいかわ世界の住民は、日々仕事で収入を得て生活し、報酬を上げるためにはさまざまな資格が必要になります。また「欲しい物が手に入る魔法のアイテムを使った代償に、自身が化け物になってしまう」「友達と一緒に受けた試験で片方だけが受かってしまう」といった、容赦のない仕打ちが多々ありました。なかには弱肉強食の不条理を感じる場面もあり、視聴者からは「子供泣くだろこれ」「無味無臭のかわいいだけの作品じゃない」と恐怖しつつも、この不条理さを楽しむファンが続々と増えています。

(マグミクス編集部)

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