1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 芸能
  4. アニメ・コミック

2024冬アニメは「ダークホース」だらけ? いい意味で前評判を裏切った話題作

マグミクス / 2024年2月10日 17時10分

2024冬アニメは「ダークホース」だらけ? いい意味で前評判を裏切った話題作

■サイピク発のオリジナルアニメがヤバすぎる!!

 2024年1月から始まった冬アニメでは、『葬送のフリーレン』や『薬屋のひとりごと』、『ダンジョン飯』などの話題作が多数放送されています。ほとんどが強力な原作付きのアニメですが、なかには突如SNS上で大ブレイクを遂げた「ダークホース」も含まれているようです。特に大きな盛り上がりを見せる3つの作品を挙げます。

●『勇気爆発バーンブレイバーン』

 今期のダークホース筆頭格といえば、やはり『勇気爆発バーンブレイバーン』でしょう。CygamesPictures制作のオリジナルロボットアニメで、「勇者シリーズ」で有名な大張正己氏が監督を務めています。

 当初は軍事系ロボットアニメのような売り出し方で、第1話の序盤では硬派な雰囲気がただよっていました。しかし主役ロボであるブレイバーン(CV:鈴村健一)が登場するシーンから、その雰囲気は一変し、大張氏が得意とする「スーパーロボットもの」の文脈が流れ込んできます。事前に公開されていたティザーPVやメインビジュアルでは、ブレイバーンの存在すら伏せられていたので、かなり大胆なサプライズだといえるでしょう。

 さらにいえばブレイバーンは、単なるスーパーロボットではありません。確かにデザインのケレン味が効いていること、自らの意思でパイロットのイサミ・アオ(CV:鈴木崚汰)と会話することなど、定番の表現がてんこ盛りですが、あまりにクセが強いのです。

 初登場のシーンでは「待たせたな、イサミ」「さあ、私に乗ってくれ」「私に……私の中にぃぃ……早く乗るんだぁぁぁぁ」と声を震わせ、感極まったような態度を取ります。その後の話でもイサミに強い執着をみせており、ネット上では「ヤンデレストーカー気質っぽい」「本邦初のヤンデレロボ」という声も上がっていました。

 また戦闘中のブレイバーンは、自らのテーマソング「ババーンと推参!バーンブレイバーン」をコクピットに流してくるという奇行に出ます。キャラソンが戦闘BGMになること自体は、定番の表現ではあるものの、作中でロボットが自ら曲を流し始めるという展開は前代未聞ではないでしょうか。

●『愚かな天使は悪魔と踊る』

画像は、アニメ『愚かな天使は悪魔と踊る』ティザービジュアル (C)2023 アズマサワヨシ/KADOKAWA/かな天製作委員会

 2024年冬アニメのラブコメジャンルでの注目作としては、『愚かな天使は悪魔と踊る』を挙げたいところでしょう。原作は「電撃マオウ」で連載され、既刊18巻を重ねている人気マンガです。

 同作の舞台は、人間界のほかに魔界と天界が存在し、争い合っている世界です。悪魔の阿久津雅虎(CV:内田雄馬)と天使の天音リリー(CV:佐倉綾音)は、人間界の学校に通いながら、恋愛的な意味で相手をオトして自身の陣営に引き込もうと画策します。

 恋愛を頭脳戦として描くという点で、大ヒット作品の『かぐや様は告らせたい』を連想する人も多いかもしれません。ですが同作は、セクシーな描写がかなり多めになっている上、本格的なバトルシーンが展開されることも多々あります。恋愛頭脳戦にセクシー要素、バトル要素と、バラエティ豊かな展開がギュッと詰め込まれていることが最大の魅力といえるでしょう。

 また、「贅沢すぎる声優の使い方」にも要注目です。阿久津とリリーがお互いをオトし合う際、彼らの脳内には狼のジョーと猫のチャムというふたりのアバターが登場するのですが、それぞれのCV担当は野沢雅子さんと田中真弓さん。大御所ふたりの掛け合いは、思わずクスッとしてしまうこと間違いなしです。

■ハードすぎる「異世界令嬢もの」が話題

画像は、アニメ『ループ7回目の悪役令嬢は、元敵国で自由気ままな花嫁生活を満喫する』キービジュアル (C)雨川透子・オーバーラップ/ループ7回目製作委員会

●『ループ7回目の悪役令嬢は、元敵国で自由気ままな花嫁生活を満喫する』

 最近のアニメでは「悪役令嬢もの」が大きなブームを巻き起こしていますが、今期は『ループ7回目の悪役令嬢は、元敵国で自由気ままな花嫁生活を満喫する』に注目が集まっています。

 同作の主人公、リーシェ・イルムガルド・ヴェルツナー(CV:長谷川育美)は「20歳で命を落としては5年前の婚約破棄の瞬間に戻る」という秘密を抱えた公爵令嬢です。婚約破棄からの国外追放、20歳の時に戦争で死亡……というループから脱出するため、今までに培ってきた人生経験をフル活用していきます。

 同作がアニメファンの心を引き寄せたのは、なんといっても第1話のスリリングな展開でしょう。雷鳴響き渡る古城に、若い騎士たちが何十人も血まみれで倒れており、ひとり、またひとりと斬り伏せられていきます。リーシェの6度目の人生の終焉を描いたシーンですが、いきなりハードな世界観を見せ付けられました。

 さらにラストシーンでは、冒頭で自身を斬殺した張本人である敵国の皇太子、アルノルト・ハイン(CV:島﨑信長)に求婚され、リーシェは「敵国の花嫁」として7度目の人生に踏み出すことになります。たとえ原作を知らなくとも、無性に続きが気になってしまう理想的な1話目だったといえるでしょう。

 最近のアニメは配信環境が充実しており、1話目を見逃しても簡単に後から追いつけます。今回紹介した3作品もサブスク配信に対応しているため、気になった人はぜひチェックしてみてください。

(ハララ書房)

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください