視聴者「唖然…」 とんでもない最終回で嵐を巻き起こしたアニメ3選
マグミクス / 2024年2月12日 16時10分
![視聴者「唖然…」 とんでもない最終回で嵐を巻き起こしたアニメ3選](https://media.image.infoseek.co.jp/isnews/photos/magmix/magmix_213057_0-small.jpg)
■すべては虚構? 衝撃の「メタフィクション」エンド
主人公である碇シンジが大勢のキャラクターたちに囲まれながら祝福を浴びていき、最後は「全ての子供達(チルドレン)におめでとう」。
そんな誰も見たことがないエンディングを描いたことで、TVアニメ版『新世紀エヴァンゲリオン』は数十年後まで語り継がれる伝説の作品となりました。
同作はかなり極端な例ではありますが、実はほかにも「トンデモな最終回」によってアニメ史に爪痕を残した作品は存在します。突然のメタフィクション、強引な打ち切りエンドなど、視聴者の想像を軽々と超えていった衝撃作を振り返ってみましょう。
●『勇者特急マイトガイン』
1993年から放送された『勇者特急マイトガイン』は、「勇者」シリーズの第4作目にあたるロボットアニメです。電車がロボットに変形するというコンセプトで、人格を持つ「勇者ロボ」とともに悪を成敗する組織「勇者特急隊」の活躍を描いています。
序盤こそスーパーロボットものとして「勇者特急隊」の活躍が描かれていましたが、終盤では打って変わって重苦しい展開が訪れます。強敵を相手に何度も撤退を強いられ、絶望的な状況へと追いやられていくのでした。
一応、最後は主人公がヒロインと結婚し、ハネムーンへ飛び立つという、絵に描いたようなハッピーエンドを迎えるものの、物語はそれでは終わりません。ハネムーンに向かったふたりが描写されたかと思えば、だんだん画面が引いていき、その絵がアニメの「セル画」であることが示されるのです。
実はラスボスとなる人物も、自身が「三次元人」であることを語っており、物語のすべてが作りものだったことを示すようなメタフィクション的構成となっていました。それに拍車をかけるように、最後に「この物語はフィクションであり、登場する人物、企業、団体は全て架空のものである」というテロップまで表示されています。
ちなみに最終回のサブタイトルは「嵐を呼ぶ最終回」であり、その名に違わぬ賛否両論を巻き起こしました。
●『ボボボーボ・ボーボボ』
想像の斜め上をいくアニメといえば、『ボボボーボ・ボーボボ』は外せません。常人離れしたギャグが惜しげもなく繰り出される同作は、放送されるたびに賛否両論を巻き起こしました。当時は日本PTA全国協議会が発表していた「子どもに見せたくない番組」ランキングの常連になっていたほどです。そんな汚名がついたばかりに、最終回を迎える前にすべてのスポンサーが降板したという逸話すら存在しています。
さらに最終話の内容もかなり衝撃的でした。放送終了間際だというのに、主人公たちが敵のアジトへと乗り込み、ラスボスとの戦いがまさに始まらんとするシーンが描かれます。そこで、キャラクターのひとりが突然「完」と書かれた札を掲げ、「バイバーイ!」と無理やり締めくくってしまうのです。
当然、ほかのキャラクターたちは「えー!? ここで終わり!?」とツッコミを入れるのですが、そこで幕が下ろされます。なんともボーボボらしい、最後の最後までハジケた展開だったといえるでしょう。
■全滅、転生…語り草となった「遺影エンド」
画像は、アニメ『「艦これ」いつかあの海で』キービジュアル (C)C2機関/KADOKAWA/「艦これ」第二水雷戦隊
●『「艦これ」いつかあの海で』
ある意味で衝撃のバッドエンドを迎えたのが、『「艦これ」いつかあの海で』です。同作は艦船を擬人化したゲーム『艦隊これくしょん -艦これ-』を原作とする作品で、艦艇の魂を宿す少女の艦娘たちと、敵となる深海棲艦との戦いが描かれました。
最終回では両者の最終決戦が繰り広げられるのですが、艦娘側がまさかの敗北、さらには全滅を迎えます。すべての艦娘たちが海へと沈んだあと、画面は暗転し、一転して平穏な世界の様子が映し出されました。そこでは、艦娘たちにそっくりな少女たちが、まるで転生したかのように平和な日常を送る姿が描かれます。
さらにラストには、艦娘たちそれぞれの姿とともに、モデルとなった艦船が進水した年と、撃沈した年を記した1枚絵がスライドショーのように展開されます。まるで艦娘たちの“生没年”を表すような映像は、ファンのあいだで「遺影エンド」などと呼ばれており、大きな衝撃を与えました。
いずれの作品のエンディングも、かなりショッキングなので、一度見れば忘れることは不可能といえるでしょう。ある意味では視聴者たちは、制作陣の術中にまんまとハマっているのかもしれません。
(ハララ書房)
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