「距離感にドキドキ」 1話からキュンキュンが止まらない24年の恋愛系冬アニメ

■1話からキュンキュンが止まらない恋愛アニメ

　2024年冬クールのアニメが放送開始して、1か月半ほどが経ちました。視聴者の心をつかむためには、注目の1話が肝心です。期待の高い作品は、どのような展開でスタートしたのでしょうか。今回はラブコメで「1話からキュンキュンさせられた」と、話題のアニメ作品を振り返りましょう。

●今期も大注目の『僕の心のヤバイやつ』2期

　2023年4月に1期が放送された、桜井のりお先生の同名マンガ原作の『僕の心のヤバいやつ』は今期大注目のアニメといえるでしょう。同作は陰キャで殺人に関する猟奇的な本が好きな市川京太郎（CV：堀江瞬）と、陽キャでスタイル抜群な山田杏奈（CV：羊宮妃那）による中学生の青春ラブストーリーです。

　真反対な性格のふたりですが、市川は山田の美少女らしくない、大口でおにぎりを頬張ったり鼻歌を歌ったりする姿に目が離せなくなります。1期で徐々に近付いた彼らの距離は、2期でどのように進展していくのか注目が集まっていました。

　そんな2期の1話では3学期に入った学校生活を中心に描かれ、腕を骨折していた市川と何かと山田が介助しようとするも、想い合っているのにどこかかみ合わず、初回から『僕ヤバ』らしい絶妙な気持ちにさせる恋模様が展開されました。

　1話放送終了後には、ネット上では「お互いが想い合うも、空回りする展開なんて、初回から青春全開過ぎた」「山田が相変わらずかわいくて、市川がかっこよくなってきた」などの声があがり、変わらぬふたりの胸キュン展開に早くも「尊死」している視聴者が多いようです。

『僕の心のヤバいやつ』第2期は、1月6日からテレビ朝日系全国24局ネットで放送中、「Amazonプライム・ビデオ」で独占配信中です。

●音のない演出が魅力の『ゆびさきと恋々』

『ゆびさきと恋々』は、森下suu先生の同名マンガ作品が原作です。生まれつき聴覚に障がいを持つ女子大生の糸瀬雪（CV：諸星すみれ）と、同じ大学の先輩である波岐逸臣（CV：宮崎遊）のピュアなラブストーリーを描いています。

　第1話で、雪は外国人に声を掛けられ困っているところを逸臣に助けられました。音のない世界を生きる自分に動じることなく自然と接してくれる逸臣に恋の予感を感じた雪は、彼を意識し始めます。そして雪は友人に付き合って飲食店を訪れた際に、そこで働いていた逸臣と再開を果たし、逸臣は手話に興味を持ち始めました。

　SNS上では「雪は話せない分、表情が豊かで1話からエモくて泣いた」など、ピュアな恋模様が丁寧に描写され、高い評価を得ているようです。

『ゆびさきと恋々』はTOKYO MX、MBS、BS日テレなどで2024年1月6日より放送中で、ABEMA、U-NEXTなどの各サイトでも順次配信されています。

●距離感にドキドキする『道産子ギャルはなまらめんこい』

『道産子ギャルはなまらめんこい』は「少年ジャンプ+（プラス）」の読み切りから連載がスタートした、伊科田海先生の同名マンガが原作です。

　第1話では東京から北海道北見市に引っ越してきたばかりの主人公、四季翼（CV：島﨑信長）が道に迷っているところを、真冬にミニスカで生足の金髪ギャル、冬木美波（CV：佐倉綾音）に助けられます。

　そして、翌日再会したふたりは、偶然にも同じ高校のクラスメイトだと知ると、美波はいきなり翼をお家デートに誘い、方言が強めの道産子ギャルのペースでふたりの距離感が縮まっていくのです。

　いきなり心も身体も距離が近い彼女の姿に、思わず「なまらめんこい（とてもかわいい）」と感じてしまったに違いありません。1話終了後には「美波の距離感が近すぎてドキドキ」「方言ギャルは破壊力がすごい」と、ネットでも話題を呼んでいました。

　また、本作は伊科田先生の出身地である北見市を舞台にしており、リアルな街の風景もみどころです。

『道産子ギャルはなまらめんこい』は、テレビ東京ほかにて毎週月曜日24時30分より放送中です。DMM TV、dアニメストア、U-NEXTなどの各サービスでも、順次配信されています。

　寒くて寂しさを感じることもある冬の時期は、1話以降もキュンキュンすること間違いなしの恋愛アニメで心温まる時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。

（LUIS FIELD）