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悲惨な「死」でトラウマを植え付けたキャラ3選 変わり果てた最後に「直視無理」「生々しい」

マグミクス / 2024年2月16日 20時10分

悲惨な「死」でトラウマを植え付けたキャラ3選 変わり果てた最後に「直視無理」「生々しい」

■壊れた倫理観の犠牲となった人たちに「見ていられない」

 マンガの物語を引き立てる展開上では仕方がないとはいえ、登場人物の死亡シーンはつらいものです。さらにその死亡シーンが悲惨であれば、より深く印象に刻まれます。今回は、特に「悲惨」と話題になったマンガの登場人物の死亡シーンを振り返ってみましょう。

●『鬼滅の刃』刀鍛冶たち

 マンガ『鬼滅の刃』の「刀鍛冶の里編」で登場した刀鍛冶たちは、鬼を倒すための特別な刀である「日輪刀」を作る職人で、主人公の竈門炭治郎をはじめ鬼殺隊にとって必要不可欠な存在です。しかし、刀鍛冶の里の壊滅を目論む上弦の鬼たちの襲撃を受けた際には、悲惨な状況に追い込まれてしまいます。

 なかでも残虐な殺され方をしたのは、コミック13巻で上弦の伍である玉壺により「作品」にされてしまった刀鍛冶たちでした。霞柱である時透無一郎や居合わせた刀鍛冶と対峙した際、玉壺は自己紹介とともに「作品」として所有する壺のなかから「あるオブジェ」を出し、彼らに見せびらかします。それは、首や胸など肉体に刀を突き刺してつなぎ合わされた、死にかけの刀鍛冶たちの姿でした。

「鍛人(かぬち)の断末魔」と名付けられた、その「作品」には、常軌を逸した芸術センスを持つ玉壺の不気味さと、あまりに残酷に扱われた刀鍛治の姿でトラウマシーンとなった読者も多いでしょう。極めつけは、玉壺が刀鍛冶に突き刺さった刀をひねると、痛みのあまり「ギャアアア!!」という断末魔があがるという仕掛けまで施されているのです。それは他者に対して無関心だった時透も、怒りの感情をあらわにするほどのおぞましさでした。

 SNSでは、「玉壺の狂人ぶりが発揮された瞬間だった」「ひどすぎて直視できない」などと話題になりました。直接的な死亡シーンがないとはいえ、見るに堪えない「作品」にされた刀鍛冶たちの姿は悲惨といわざるを得ません。

●『鋼の錬金術師』ニーナ・タッカー

『鋼の錬金術師』のコミックス2巻に登場するニーナ・タッカーは、主人公であるエドワード・エルリックと弟のアルフォンスが、生体錬成の資料を求めてたずねた「綴命(ていめい)の錬金術師ショウ・タッカー」の娘です。ニーナは愛犬のアレキサンダーと共にエルリック兄弟によくなつき、研究に勤しむ父を思いながらも寂しさを見せない健気な姿で読者の心をも引き付けました。

 しかしある日、エルリック兄弟がタッカー家を訪れるとニーナの姿はなく、タッカーに「人語を理解する合成獣(キメラ)」を紹介されます。タッカーの錬成技術に驚く彼らでしたが、合成獣が「えどわーど」「おにいちゃ」と言葉を発したことで状況は一変し、エドワードはその正体に気付きます。それは、国家資格の失効が迫り追い詰められたタッカーによって、ニーナとアレキサンダーが錬成された合成獣だったのです。

 のちにタッカーは国家錬金術師を狙うスカーに殺害されますが、その場にいたニーナの合成獣は父親を思い、涙を流します。そして、スカーの憐れみを受けながら殺されてしまうのでした。何の罪もない少女が愛する父親に異形の姿にさせられたうえ、命を落とす悲劇に、読者の間では「何度読み返してもつらい」「このエピソードで、ハガレンはダークファンタジーと悟った」などといわれました。

■グロ描写が多めの作品の中でも注目されたのは…?

ミケのトラウマな死亡シーンが描かれる『進撃の巨人』第9巻 著:諫山創(週刊少年マガジンコミックス)

●『進撃の巨人』ミケ・ザカリアス

 数々のグロテスクな描写があることで有名な『進撃の巨人』ですが、ミケ・ザカリアスの死は特に読者にトラウマを植え付けたシーンといえるでしょう。彼は、調査兵団で人類最強といわれるリヴァイ・アッカーマンに次ぐ実力者といわれています。

 マンガ9巻でウォールローゼから巨人が攻めてきた際は、時間稼ぎのために単独で巨人に挑み、9体いるなかの5体をひとりで倒す姿は、実力者であることがうなずけるほど鮮やかなものでした。しかし、知性を持ち言葉を発する「獣の巨人」の登場で事態は一変します。馬をつかんで投げつけるという獣の巨人の予想外の攻撃に対応しきれず、ミケは建物の屋根から落下しました。

 彼は、待ち構えていた知性を持たない「無垢の巨人」に襲われた挙句、獣の巨人には武器や移動手段となる立体機動装置を奪い去られます。最期は、獣の巨人の「もう動いていいよ」という指示で、ミケに襲い掛かった数体の無垢の巨人により、身体を食いちぎられてしまうのでした。

 普段は冷静沈着で勇敢なミケの絶望的な状況に怯えた表情と、「やぁだぁぁぁ」「やめてえええ」と泣き叫ぶ姿は目を背けたくなる光景です。ネット上では「いくら強くても死に直面すると冷静さを失うのが生々しい」「獣の巨人さえいなければミケは生きて帰れたはずだから余計につらい」などと非業の最期を嘆く声が挙がりました。

 悲惨やトラウマといわれる死亡シーンは、敵キャラの凶悪さや物語の残酷さを引き立てるためには必要なのかもしれません。目を覆いたくなるような描写もありますが、悲惨なシーンがあることによって、つい物語に引き込まれてしまうのでしょう。

(LUIS FIELD)

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