【漫画】洗濯物の靴下が少ないと思ったら？ シュール4コマのオチが独特！【作者インタビュー】

■犯人が靴下を隠す瞬間を目撃！

　ある日、ママさんが洗濯物をしまっていると、パパさんとムスメちゃんの靴下が少ないことに気付きます。目の前にいたパパさんの足元に目をやると、靴下を履いています。そのままこたつに入りムスメちゃんとくつろいでいます。ふたりの様子を見ていると、なにならゴソゴソとしだして……？

　Masakiさん（@masaki_artwork）による創作マンガ『わが家のハムスターたち』がX（旧：Twitter）上で公開されました。今作は、Masakiさんによる作品『着ぐるみ家族』シリーズのなかの一話です。いいね数は4900を超えており、読者からは「こたつを片付けるときに発見することもありますよね（笑）」「自分もやったことあります！」「こたつのなかが臭っちゃうよ！」などの声があがっています。

　Masakiさんは漫画家やイラストレーターとして活動しており、着ぐるみで過ごす3人家族の暮らしを描いた作品『着ぐるみ家族』をX（旧：Twitter）やInstagramに投稿しています。

　作者のMasakiさんにお話を聞きました。

ーー今作『わが家のハムスターたち』が生まれたきっかけや、理由を教えて下さい。

　冬の時期にこたつに入ると、足が暑くなって靴下を脱ぐ癖が小さい頃からありました。ハムスターみたいなことしないで、と家族に怒られていたことを思い出したのがきっかけです。靴下をこたつに放置することはあまり褒められたことではありませんが、実際にハムスターの格好で同じことをしたらちょっとかわいく見えるのかなと思って描いています。

ーー靴下がまさかの場所にありましたね！　今作を描くうえでこだわったポイントや、お気に入りのシーンなどはありますか？

　靴下を脱ぐ瞬間の、パパさんとムスメちゃんのしぐさでしょうか。足が暑いと感じてはいるものの、本人はTVに集中していたりするので、ほぼ無意識に靴下を脱いでいたりするんですね。だから本人も覚えていないという（笑）。いや、忘れないようにというか、靴下をこたつのなかで脱がないように気を付けます……。

犯人と隠し場所を突き止めて一件落着！（Masakiさん提供）

ーーたくさんの感想が寄せられています。特にうれしかった感想の声、印象に残った読者の声について、教えて下さい。

「よくやっちゃう」というコメントがあって、意外と共感してくれる人が多かったことがうれしかったですね。

ーー今作は、Masakiさんが描く作品『着ぐるみ家族』シリーズのなかの1話です。『着ぐるみ家族』の登場人物や見どころ、作品の内容などを教えて下さい。

　着ぐるみ家族は「日常がちょっぴり面白くなる」をコンセプトにした、おてんばな女の子のムスメちゃん、無表情だけどノリノリなパパさん、ツッコミ役のママさんの3人家族のお話です。日常のできごとでも、「着ぐるみ」や「遊び」を通すことでちょっぴり面白く感じられ、作品を見てくれた人の日常が少しでも楽しくなればという思いを込めて描いています。

ーー「家のなかで着ぐるみを着て過ごしている3人家族」という、このとてもユニークなアイデアはどこから生まれたのでしょうか？

　最初は「ニワトリの親子の着ぐるみをきて朝の挨拶をしている」という1枚のイラストが始まりでした。そのときまでは、あまりシリーズもののようなイラストは描いていませんでした。ですが、このニワトリのイラストを描き終わったときは、3人が家のなかで生活しているシーンがいろいろ思い浮かんできて、それを全部描いてみようと思い、描き続けてきました。

　小さい頃から、家族や親戚と家のなかで遊んで過ごす思い出がたくさんありました。その思い出や体験が、3人のキャラクターが過ごしているシーンを形づくっていて、今でもその楽しかった思い出を頼りに描き続けられているのかなと、思っています。

シリーズのきっかけとなった「ニワトリの親子の着ぐるみをきて朝の挨拶をしている」イラスト（Masakiさん提供）

ーーMasakiさんがマンガを描き始めたきっかけを教えて下さい。

　着ぐるみ家族の世界観を深掘りして広げてみたいという思いと、何か新しいことをしたいという思いから描き始めました。

　2022年までは、1枚イラストをメインに着ぐるみ家族の世界観を描いてきました。ですが、考えていたキャラクターの設定や性格、普段の暮らし方などを描きたいと思ったときに、1枚のイラストに収めることがなかなか難しく悩んでいました。小さい頃からマンガを描くことは好きだったので、イラストよりも大変だけれど覚悟を決めて描こうと思って描き始めました。

ーー今後、X（旧：Twitter）で発表される作品については、どのように活動していきたいとお考えでしょうか？

　ありがたいことに、多くの方が着ぐるみ家族を楽しみに見てくださっていますので、見てくださる人がほっこりするイラストやマンガを引き続き描いていきます。これまでの着ぐるみ家族のお話は家族3人のお話がメインでしたが、今後は新しい展開になっていく予定ですので、楽しみに待っていただけるとうれしいです。また、イラストやマンガのほかにも、アニメーションなど新しい表現にチャレンジしていきたいと思います。

（マグミクス編集部）