『ワンピ』ビッグマム戦に「ローだけで勝てた」の意見？ キッドが不可欠だった理由とは

■ビッグ・マム戦にキッドは必要？

『ONE PIECE』の「ワノ国編」での印象的な共闘シーンとして、四皇ビッグ・マム対キッド＆ローの戦いを思い浮かべる人は多いのではないでしょうか？　麦わらの一味以外の人気キャラが巨大な敵を倒す展開は、大いに盛り上がりました。

　しかし、ネット上では「ビッグ・マムって実質ローがひとりで倒してない？」「キッドがいなくてもローだけで勝てたよね」といった声も上がっていました。そんな意見もありますが、実際のところキッドはどれだけ勝利に貢献したのか、バトルを振り返りながら検証します。

　鬼ヶ島でのキッドとローvsビッグ・マムの戦いでは、ローは「オペオペの実」の技、「KROOM（クローム）」と「麻酔（アナススィージャ）」を組み合わせた剣でビッグ・マムを剣で突き刺し、KROOMが生む「内部からの波動」によって大きなダメージを与えることに成功しました。

　ローの功績はそれだけにとどまらず、ビッグ・マムに放った「凪（サイレント）」も大きな役割を果たします。凪によってビッグ・マムの影響で出る音が全て消されたため、仲間のプロメテウスやヘラを呼ぶことができなかったのです。

　またキッドの攻撃は物理的なダメージを与えるものが多く、作中屈指の頑丈さを誇るビッグ・マムにはほとんど効いていないように見えるものも少なくありません。「磁気激突（パンククラッシュ）」で、ビッグ・マムを大量の鉄骨に埋めるも目立った効果はないようにも見えます。

　さらに、磁力を強制的にまとわせる「付与（アサイン）」によってビッグ・マムを建物に貼り付けて動きを封じた際も、力任せのビッグ・マムにあっさりと攻撃を避けられてしまいました。

　一方で、とはいえキッドがいなければビッグ・マムは倒せなかったと考える人も多いようです。実際、最後にビッグ・マムをマグマに突き落としたのはキッドの「ダムドパンク」によるものでした。ネット上では、「場外に押し出したのはキッドだからね」「キッドの何度も立ち上がる気概があったからローも頑張れた」といった声が上がっています。切磋琢磨する「最悪の世代同士」だからこそ、互いに戦いながら張り合うこともできたのかもしれません。

　ローひとりだけでビッグ・マムに勝てたかどうかは分からないものの、キッドとローの共闘が多くのファンを喜ばせたのは間違いありません。四皇相手に大立ち回りを見せたふたりに対して、「知識を活用するローと腕力で戦うキッドの相性は抜群」「共闘したことで両方成長できたのが大きい」などの声がありました。

　そんなふたりですが、最終章ではローは黒ひげ、キッドはシャンクスと四皇のふたりにそれぞれ「大敗北」を喫しました。現状安否は不明ですが、旧四皇を倒した実力を最終章で見たいところです。

（マグミクス編集部）