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いつから決まってた? 『ワンピ』ファンが感動した伏線回収が秀逸

マグミクス / 2024年2月28日 11時40分

いつから決まってた? 『ワンピ』ファンが感動した伏線回収が秀逸

■海賊王がメッセージを残せた理由が15年に回収?

『ONE PIECE(ワンピース)』の魅力のひとつといえば、鮮やかな伏線回収と考える読者も多いのではないでしょうか。発行巻数が100巻を超えている同作は、10年以上の時を超えて回収される伏線などが、読者をうならせています。本記事では、そんな読者をうならせた伏線回収を3つ見ていきます。

 まず、コミックス24巻から32巻の空島編の「歴史の本文(ポーネグリフ)」についてです。空島のボスであったエネルとの激闘が終わった後、ロビンが見つけたポーネグリフには海賊王ゴールドロジャーことゴール・D・ロジャーが残したメッセージが残されていました。ポーネグリフには古代文字で「我ここに至りこの文を最果てへと導く」と記されています。ロジャーがなぜ古代文字を操れるのか長年の疑問でしたが、「ワノ国編」の光月おでんの過去編にて、その謎が明らかになりました。

 実はポーネグリフは光月家によって作られており、光月家は古代文字の読み書きを代々伝承していた一族でもあったのです。これによりおでんは古代文字を読み解くことができます。そんなおでんがロジャー率いるロジャー海賊団に加入した後、一行は最後の島「ラフテル」へ航海することとなります。その際、たどり着いた空島でポーネグリフにロジャーはメッセージを刻んだのでした。

 この事実が明らかになったのは、コミックス96巻でのことで、空島でロビンがメッセージを見つけたのはコミックス32巻の出来事です。コミックスで60巻以上、年月にすると32巻が発売された2004年から96巻が発売された2020年の間、実に16年の時を超えて回収された伏線でした。

 この壮大な時を超えた伏線の回収に「ロジャーがポーネグリフをなんで読み書きできたか気になってたけど、綺麗に回収されていてマジでスゴイ」「後から思いついたにしても、最初から考えてたにしてもとんでもない」と読者は衝撃を受けていたようでした。

■レイリーの「技」が「ワノ国編」の伏線に!

覇気を応用した技を使ったレイリーが表紙に描かれた「ONE PIECE Log Collection "PROMISE"」(エイベックス・ピクチャーズ)

 また、ファンに衝撃を与えた伏線といえば、コミックス25巻の表紙に描かれていたシャンクス、バギー、黒ひげ(マーシャル・D・ティーチ)、モンキー・D・ルフィの4人がいずれも四皇になったことでしょう。

 ワノ国で四皇のカイドウを倒したルフィは四皇のひとりに名を連ねることとなりましたが、このエピソードが描かれたのはコミックス104巻です。約80巻を超えて回収された伏線となりました。ちなみに25巻の発売が2002年で、104巻の発売が2022年のため時間にすると20年後に回収された伏線です。

 見事な伏線回収にネット上では「よっぽど構成練って進めないとできない芸当」「20年以上前から四皇は決まっていたのか」などと、25巻の表紙の面々が四皇に名を連ねた時にはファンも壮大な伏線の回収に驚きを隠せていない様子でした。

 また、25巻の表紙には上述した4人以外にも、真ん中にヤギ、シャンクスの後ろに親方が描かれており、このふたりが何を暗示しているのかネット上では、考察が繰り広げられています。

 そして、コミックス52巻のシャボンディ諸島でレイリーがケイミーを助けた件も、見事な伏線となっていました。これはシャボンディ諸島で人さらいに拉致された人魚のケイミーが、ヒューマンショップに出品された出来事が始まりとなっています。

 天竜人が奴隷を飼う際の拘束具として使用している首輪は、一定のテリトリーから出たり、無理に外そうとしたりすると爆破するほか、遠隔操作によっても爆破が可能な残虐な首輪となっています。拘束具を取り外すにはカギが必要ですが、同じくヒューマンショップに出品されていたレイリーがこのケイミーの首輪を素手で外していました。

 レイリーのこの芸当は実は武装色の覇気を応用したものだったことが、コミックス91巻から始まった「ワノ国編」で明かされました。レイリーに覇気を教わったルフィは新世界での旅で、覇気を磨いていきます。そして、ワノ国でカイドウに捕えられた際に先述した首輪と同じものを付けられた際、レイリーと同じことをやってのけて首輪を外すことに成功したのです。

 この技についてはルフィと同じく、カイドウに捕えられていたワノ国のかつての裏の顔、ヒョウ五郎がルフィに解説しています。実はこれは覇気の応用技であり、ワノ国では「流桜」と呼ばれていました。

 このレイリーの件からワノ国でその種明かしがされるまで10年以上の時間が経っており、こちらの伏線回収にも「長い月日をかけてあの時の覇気について明かされるからたまらない」「10年以上かけて覇気についての伏線回収するの壮大すぎる」など読者も感心しているようでした。

『ONE PIECE』には、ほかにもさまざまな未回収の伏線が残されています。それらの伏線がいつ、どんなふうに回収されるかを想像しただけでもワクワクが止まらないのも『ONE PIECE』の魅力のひとつです。張られていた伏線が、いつどのような展開で回収されるのか、『ONE PIECE』の最新の展開から目が離せません。

(LUIS FIELD)

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