…ん? 別作品じゃね? 「OP詐欺」だったアニメ3選 本編とのギャップが衝撃
マグミクス / 2024年2月28日 18時25分
■パリピみたいなOPなのに本編は超シリアス?
アニメのオープニング映像は、いわば「作品の顔」であり、本来であれば本編の内容を予告するような作りになっています。しかしあえて本編とまるで合っていないOP映像を用意した作品も、一部には存在しました。どれほどの「OP詐欺」がなされていたのでしょうか。
●OPだけ違う作品みたいな『デス・パレード』
不思議なバーを舞台にしたアニメ『デス・パレード』は、OP映像だけではまったく物語が予想できない作品のひとつです。4人組ロックバンド「BRADIO(ブラディオ)」が歌うハイテンションなパーティチューン「Flyers」をバックに、きらびやかなバーでキャラが遊んだり踊ったりと、まるで夜の街や大人の遊び場を思わせる楽しげなOP映像ですが、アニメ本編はそんな明るい話ではありませんでした。
むしろ作品本編は「死」をテーマとした暗いストーリーが中心となっており、舞台となるバー「クイーンデキム」では、人間たちが極限のデス・ゲームを強いられ、むき出しの感情をぶつけ合う様子が生々しく描かれています。
そしてOPで楽しく踊っていたメインキャラたちの正体は、バーを訪れた人間たちを裁定する「裁定者」でした。『デス・パレード』は、デス・ゲームを通して裁定者たちの葛藤や成長が描かれていく物語だったのです。重苦しいテーマだけに、オープニングだけでも楽しさを演出したかったのでしょうか。
●シリアスな雰囲気はどこに? ヘンタイさんだらけの『いぬかみっ!』
バッチバチのバトルアニメ、じゃなかった……。 画像は、アニメ『いぬかみっ!』ビジュアル (C)有沢まみず/アスキー・メディアワークス/犬神使い派遣協会
逆にシリアスなOPに反して、コミカルな本編が話題になった作品が、2006年に放送されたアニメ『いぬかみっ!』です。OPでは火花を散らすかのごとくキャラクターたちが多彩な技を披露しており、王道のバトルアニメをイメージしたような映像となっていました。
しかしアニメ本編は、そこまでシリアスな雰囲気ではありません。もちろんバトル要素もあるにはあるのですが、バトルアニメというよりもドタバタコメディといったほうがしっくりくる作風でした。
主人公の川平啓太は、容姿端麗な犬神の少女であるようこと契約した犬神使いにもかかわらず、嫉妬深い彼女の尻にしかれてばかりです。彼の女好きが災いして、ことあるごとにようこにお仕置きされてしまい、ほぼ毎回醜態をさらしています。
加えてほかのキャラクターたちも成り行きでパンツ一丁になったり、裸になったり……もはや「ヘンタイ」だらけの作品のため、ファンの間では「変態サクセスストーリー」という呼び名が広まっているようです。
●さわやかな映像に騙されてはいけない『ぐらんぶる』
キービジュアルもこんなに爽やかなのに……。 画像はアニメ『ぐらんぶる』キービジュアル第1弾 (C)井上堅二・吉岡公威・講談社/ぐらんぶる製作委員会
青い海、白い砂浜、色とりどりの魚の群れ……ダイビングの醍醐味が美しく描かれているのが、アニメ『ぐらんぶる』のOPです。主題歌に湘南乃風のサマーチューン「Grand Blue」を起用し、いかにも青春ドラマといった映像美が繰り広げられていくのですが、本編はさわやかさから程遠い、むしろお下劣といっていいほどの内容に仕上がっています。
同作は主人公の北原伊織と、ダイビングサークル「Peek a Boo(ピーカブー)」の仲間たちとの日々を描いた青春コメディです。一応ダイビングもするとはいえ、海より陸での露出のほうが圧倒的に多いことや、海以上にスピリタスにおぼれていることから、ダイビングアニメの皮を被った、全裸系ギャグアニメといっても過言ではないでしょう。
面白い作品であることは間違いありませんが、さわやかなOP映像に釣られて見ると、いろいろな意味で痛い目を見ることになりそうです。
とはいえ、OPと本編のギャップに衝撃を受けるのもまた一興でしょう。そういった意味では、OP詐欺もアニメの面白さを引き立てる大事なエッセンスなのかもしません。
(ハララ書房)
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