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最初は「モブ」だと思ってたのに!? 「大人気」「イケメン化」したキャラたち

マグミクス / 2024年3月4日 17時10分

最初は「モブ」だと思ってたのに!? 「大人気」「イケメン化」したキャラたち

■モブ顔からイケメン化!? 進化がスゴいキャラたち

「モブ」とは本来、「群衆」といった意味ですが、マンガやアニメなどではメインキャラではない人物を指すことが定着しています。「モブキャラ」から名前のあるメインキャラクターになった例として、『名探偵コナン』の「高木刑事」が有名です。

 もともとは名前のないキャラで、声優も元太役の高木渉さんの兼役でした。目暮警部役の声優・茶風林さんがアドリブで名前を尋ね、高木さんもアドリブで「高木渉」と答えたことが「高木刑事」命名の由来といわれています。アニメから原作マンガにも逆輸入され、さらに劇場版『名探偵コナン ハロウィンの花嫁』では、高木刑事は物語の中心人物にまでなりました。

 高木刑事のように、モブキャラから名前のあるキャラになり、物語に大きく影響を与える存在になっていく例は少なくありません。

『鬼滅の刃』は、愛される元モブキャラが多い作品です。例えば、「那田蜘蛛山編」で登場した「村田」です。登場時は「やられ役なのでは?」と思われたものの、炭治郎が名を確認したことで「生存フラグ」が立ったようで、那田蜘蛛山での戦いを生き抜いています。ファンからは「村田さん」とさん付けで呼ばれることが多い、人気キャラとなりました。「那田蜘蛛山編」で初登場したモブと思われたキャラでは、「隠(かくし)」の「後藤」が、その後のエピソードにも関わる重要人物です。原作で後藤の名前が判明したのは初登場からかなり先の、「刀鍛冶の里編」でした。

 そして「那田蜘蛛山編」で、もっとも愛されているモブは「サイコロステーキ先輩」でしょう。公式が明らかにした彼の呼び名は「累に刻まれた剣士(隊士)」で、本名は分からないままです。呼び名が示す通り、死亡してしまったため登場はワンシーンでしたが、強烈な存在感を残しました。また、2024年春にTV放送が控えている「柱稽古編」には、名前はあるものの、登場シーンがわずかなモブ隊士も登場します。

 愛されるモブといえば、『進撃の巨人』の「モブリット・バーナー」もそのひとりです。名前がすでに「モブ」なところが原作者の諫山創先生の遊び心でしょう。初登場時はいかにもな「モブ顔」で描かれた彼は、「ハンジ・ゾエ」の部下で、ツッコミ役です。ハンジの初登場時からそばにいたものの、フルネームと肩書が明らかになるのはかなり後でした。原作ではモブ顔からだんだんと造形が定まっていき、アニメ版ではイケメンとまではいかないものの、精悍な顔立ちで描かれています。

 モブリットは「分隊長! 生き急ぎすぎです!!」というセリフが人気です。巨人への探究心のあまり、危険を冒しがちなハンジを制止しようとするモブリットの姿がたびたび描かれました。ハンジが死をいとわない無茶をするため、そばにいるモブリットにも危険が及びがちで、「生き残って欲しい!」とファンが切望するほどの存在感あるキャラとなりました。

 地味な「モブっぽい顔」から「イケメン主人公」に成長した例もあります。「ガンダム」シリーズに登場する「ハサウェイ・ノア」は、「ブライト・ノア」と「ミライ・ヤシマ」の息子です。「ガンダム」シリーズを観たことがない人でも、「ブライトさん」の顔立ちはイメージできるのではないでしょうか。

 ハサウェイは、ブライトとミライによく似た、目の小さめな7歳の少年としてTVアニメ『機動戦士Zガンダム』で初登場しました。その後、映画『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』では13歳に成長した姿で登場しています。そして、映画『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』では、タイトルの通り主人公となりました。

 25歳の青年となったハサウェイは、顔立ちから受ける印象は幼少時から大きく変わってはいないものの、洗練されたルックスになりました。スタイルもスラリとしており、「雰囲気イケメン」といえるかもしれません。劇中では絶世の美少女「ギギ・アンダルシア」から好意を寄せられるので、ルックスだけでなく性格面においてもトータルで「いい男」に違いないでしょう。

(マグミクス編集部)

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