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再開はいつ? 元号をまたいで休載中の名作マンガ 「なんとか見届けたい」

マグミクス / 2024年3月5日 17時10分

再開はいつ? 元号をまたいで休載中の名作マンガ 「なんとか見届けたい」

■「期待を捨てきれない…」 元号を跨いでも待望される休載作品

 日々さまざまな名作が誕生し、界隈を盛り上げるマンガ作品のなかには、やむを得ない事情により、休載期間を設けながらも紆余曲折を経て完結まで走り切った作品もあります。しかしなかには休載期間が長すぎるあまり、物語の完結が危ぶまれる作品も珍しくありません。今回は平成期に休載に入り、令和になっても「休載したまま音沙汰なし」のマンガ作品の行方を振り返ります。

『SLAM DUNK』の井上雄彦先生の『バガボンド』は、映画『THE FIRST SLAM DUNK』が2022年に公開された際に、ファンの間で話題に上がりました。吉川英治氏の小説『宮本武蔵』を原作にした『バガボンド』は、戦国末期から江戸時代転換期を舞台に、剣豪・宮本武蔵の青春時代を描いた作品です。「モーニング」にて1998年から連載を開始し、2015年2月の掲載を最後に休載が続いています。

 井上作品が令和に映画化されるにあたって、『バガボンド』の映画化及び連載再開にも多くの期待が寄せられましたが、今日に至るまで掲載再開は実現できずにいます。

 しかし井上先生の創作意欲がなくたったというわけではないようで、『THE FIRST SLAM DUNK』が公開された際のインタビュー(映画の公式サイトに掲載)では、『バガボンド』について「自分の幅を広げてくれた作品」「早く描きたい」とも語っています。

 同じく休載の多かった車いすバスケが題材の『リアル』も、2年ぶりとなる2023年8月から「週刊ヤングジャンプ」で連載が再開されました。ファンの期待が実現し、『バガボンド』の新たなスタートが切られる日はそう遠くはないのかもしれません。

 主人公の北島マヤの女優としての成長物語を描いた『ガラスの仮面』も、再開が待ち望まれる往年の名作のひとつです。1975年から隔週誌「花とゆめ」にて、定期的に長期休載を挟みつつ掲載がされていました。2012年5月の連載を最後に休載に入り、さらに2018年に掲載誌「別冊花とゆめ」が休刊となりました。

 作者の美内すずえ先生は廃刊時に「『ガラスの仮面』は、必ず最終巻まで描き続けます」と自身のXで明かしていますが、ファンからは「早くまとめてほしい」「親が死ぬ前に終わってほしい」と不安の声を漏らしています。

 また、女性マンガユニット「CLAMP」が手掛ける作品『X』も、ネット上で再開を望む声が非常に多い作品です。

『X』は1992年に月刊誌「ASUKA」にて連載開始しました。2021年時点で累計発行部数は1200万部を突破した人気作ですが、連載は2002年からストップしています。作中では都内のビル群が倒壊したり、登場人物がバラバラになって死亡したりとシリアスなシーンが描かれているほか、地球の運命を左右する重厚なストーリーも展開されており、多くのファンが物語の結末に注目していました。

 そんな『X-エックス-』は、2023年の2月から新装版が刊行され、単行本化されていなかったストーリーを収録した18.5巻も販売されました。20年以上の歳月を超えたうれしいサプライズに連載再開の期待も高まりましたが、現在に至るまで再開の動きはみられません。

 当時の読者層からは「もうあまり期待できない」と諦めの声もあれば、「ラストを迎えていないからこその特別感もある」と悟りを開いた意見もあがっています。

 長い時が経っても、名作たちの復活を願う声は途切れることなく続いています。ファンの愛情が届き、いつの日か物語の完結が描かれる日がくることを願ってやみません。

(マグミクス編集部)

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