「作画大丈夫そ？」「えっ、続編じゃない!?」さまざまな変更によって物議を醸す24春アニメ3選

■たびたび話題になる、制作会社や監督の変更問題

　2024年冬アニメが盛り上がりを見せるなか、次の春アニメに対して目を向け始めているファンは少なくありません。2024年春アニメはすでに、過去最大級に熱い豪華なラインナップが出そろっていることで話題となっています。

　しかしそんななか、一部のアニメシリーズに関して、不安の声が上がっているようです。例えば、4月よりシリーズ第3期の放送が決定している『この素晴らしい世界に祝福を！』こと、通称『このすば』もそのうちのひとつでした。

　同作は、交通事故によりあっけなく人生に幕を閉じたゲーマーの佐藤和真（CV：福島潤）が、冒険の世界に転生する異世界ファンタジーコメディとなっています。

　第1期と第2期は、金崎貴臣さんを監督に据えて株式会社スタジオディーンがアニメーション制作を手がけていました。そして、2023年春に放送されたスピンオフ作品『この素晴らしい世界に爆焔を！』と2024年春より放送開始の第3期は、安部裕二郎監督と株式会社ドライブによるアニメーション制作が決定しています。

　監督や制作会社変更について一部のファンからは「『このすば』は金崎監督のもの」「4期絶望か……」など、事実を受け止めきれていないファンも見受けられます。しかし、金崎貴臣さんが総監督として参加されることから「総監督を信じろ！」と、「良作」への予感に期待する声もあがっていました。

　また『ゆるキャン△SEASON3』も「制作会社の変更」によって物議を醸している作品です。同作では、キャンプ好き女子高生らのリアルなキャンプ風景が描かれています。近年のキャンプブームとマッチし、なおかつキャンプ場での情報や野外調理のノウハウなど、学びにもつながることで幅広い人気を獲得しました。

　こちらも第3期からスタッフ勢が大きく入れ替わっており、第2期まで制作していたC-Station株式会社から、株式会社エイトビットに変更されています。この変更に対して「作画は変えないで欲しかった」「慣れるまでに時間かかりそう」との意見が挙がる一方で「原作寄りのタッチになった」といった声も聞かれるなど、作画に関する反応が多く見られました。

　同作は、2024年4月よりTOKYOMXほか全9局にて放送予定となっています。

　最後に、ライトノベル原作の『狼と香辛料 MERCHANT MEETS THE WISE WOLF』も、賛否が分かれているようです。理由は、前回のTVアニメからおよそ15年経過しているなかで、前作の続編ではなく「完全新作」として放送される点でした。

　今回は続編ではなくリメイク作品として発表されたことに加えて、本作の主要キャラであるクラフト・ロレンス役に福山潤さん、ホロ役に小清水亜美さんと、前作からの続投が決定しています。

　これに関して「リメイクなのは少し残念」との声があがる一方で、「主演続投はうれしい！」「追いつくチャンスができたな」といった意見も聞かれました。

　同作は、2024年4月よりテレビ東京ほかにて放送が決定しています。

（マグミクス編集部）