「異常性癖」「女性関係だらしなすぎ」ファン疑問のモテまくりな「クズ?」主人公たち
マグミクス / 2024年3月10日 19時40分
■複数人と体の関係、変態すぎる性癖なのに、なぜかモテる主人公
物語を進めるうえで欠かせない存在の主人公は、いわゆる「主人公補正」がかかっていることが多く、現実であれば違和感があることでも、ストーリー上では普通に受け入れられてしまう場合もあります。たとえば、どうしようもない性格でもヒロインおよびいろんな女性から好かれるというケースは、それに当たるでしょう。今回は、「謎にモテすぎる」と話題になった主人公3人を振り返りましょう。
●『School Days』伊藤誠
「クズすぎる主人公」としてたびたび名が挙がるキャラといえば、アニメ『School Days』に登場する男子高校生の伊藤誠が有名でしょう。高校生活を描いた同作の主人公である誠は、温和な性格な半面、とにかく女性関係にだらしなく、それが災いして最後には刃物でめった刺しにされる運命を迎えてしまいます。
確かに容姿はかわいらしく整っている方に見えますが、誠はずば抜けたビジュアルではないのにもかかわらず、ヒロインの桂言葉と付き合うことになるうえに、ふたりの間を取り持ってくれた西園寺世界や複数のクラスメイトとも男女の関係になっていました。さらにすべての女性キャラが美人、かわいいキャラで、なぜここまで作中の異性から人気なのか疑問に思ってしまうところがあります。
まさしく「主人公補正」がかかったキャラであり、彼を羨ましく思った人も少なくないでしょう。しかし、彼は世界が妊娠してしまったことを知り、彼女に中絶を求めたことで、上述したような悲惨な最期となり、ネット上では「天罰が下ってすっきりした」「当然の報い」と今も話題になっています。
「衝撃的なラスト」ではあるものの、「調子に乗りすぎると痛い目に遭う」というある意味当然な教訓を与えてくれた作品ではないでしょうか。
●『監獄学園』藤野清志
マンガ『監獄学園(プリズンスクール)』(作:平本アキラ)は、共学化したばかりの元女子校「私立八光学園」を舞台に、主人公の藤野清志(通称:キヨシ)を含む男子5人が「裏生徒会」によって懲罰棟に投獄されるという学園コメディです。
やはりキヨシも、作中に登場するクラスメイトの栗原千代や、裏生徒会の緑川花から好かれていました。物語の終盤、もともと千代に想いを寄せていたキヨシは彼女に告白するのですが、花は以前に花とキヨシが自身のパンツを交換していることを千代にバラし、ふたりの成就を阻止しようとします。
そしてキヨシは最終的に正直に自分が変態であることを認め、千代はそんな彼を許容して告白を受け入れました。キヨシの行動から花は性の対象、千代の方は愛する人と分けており、個人的にはこの段階でキヨシの「クズさ」が浮き彫りになっているように感じます。
しかし、それで納得がいかない花は現在進行形で履いていたキヨシのパンツを脱ぎ捨て、「今すぐ返せ! 私は返したぞ!!」「今日キヨシも一番しっくりくる私のパンツをはいてるハズ」と、キヨシの異常な性癖を暴露しました。キヨシは否定しましたが、花に無理やりズボンを脱がされると、やはり彼は花のパンツを身に着けていたのでした。
その後、キヨシと千代の恋が実らなかったのはもちろん、あまりのショックから千代は最終回にて「裏生徒会」21代目会長に就任し、最後に「行きましょうか」「男(クズ)どもが悪さしてないか見回りに」と不敵な笑みを浮かべます。
最愛の千代を闇落ちさせたキヨシの罪は大きく、さらに「両手に花状態」を棒に振るという哀れな結末を迎えるのでした。
■モテすぎなうえに対応が物議を呼んだ主人公
●『ニセコイ』一条楽
TVアニメ『ニセコイ』キービジュアル (C)古味直志/集英社・
「週刊少年ジャンプ」で連載されていたマンガ『ニセコイ』(作:古味直志)の主人公である一条楽も、数々の美少女キャラから想いを寄せられるキャラのひとりです。
同作は高校生になった楽が10年前に約束を交わした少女を探すという学園マンガで、ヤクザの息子である彼は第1話からワケ合って美少女転校生の桐崎千棘(マフィアの娘)と恋人同士を演じることになります。その後の楽は、美少女である千棘だけでなく、クラスメイトのメインヒロインの小野寺小咲や、楽の許嫁である橘万里花といった女性キャラからもれなく好意を寄せられていきました。
女性キャラたちと不純な関係性を持っていたわけではない楽ですが、名前を検索すると候補に「クズ」が出てくるキャラでもあります。その理由は、数々の素敵なヒロインを振ってきたところにありました。たとえば万里花は楽以外の男性と結婚することになり、それが彼女の本意でないと察した楽は、その結婚式をぶち壊しましたが、万里花と楽が結ばれたわけではありません。
結果を言ってしまえば楽は最終的に千棘と結ばれるので、もともと彼が好きだった小咲のことも振る展開になります。男らしい行動やセリフも多いものの、楽に対し一部の読者からは「楽の無責任さにイライラした…」「結果はどうであれ、清々しいほどのモテっぷりが良かった」などさまざまな声が見られました。
そもそも主人公がモテないと成り立たないジャンルの作品でしたが、それゆえに色んな反応を生んでしまった例と言えます。
(LUIS FIELD)
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