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「えっ、打ち切り?」「初耳なんだが」不完全燃焼で終わったかもしれない巨匠のマンガ3選

マグミクス / 2024年3月8日 16時55分

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■現在でも人気の名作マンガは初連載で「打ちきり」だった?

 さまざまな作品に触れるなかで、読んでいたマンガが唐突に終わりを迎え、困惑した経験もあるのではないでしょうか。本記事では、大人気作品を世に出した実績を持ちながらも、連載が休載や終了してしまった作品をみていきます。

●『サイボーグ009』

 1964年から「週刊少年キング」(少年画報社)という雑誌で連載されたSFマンガ『サイボーグ009』(原作:石ノ森章太郎)は、一時は打ち切りになったものの、のちに他社での連載継続やアニメ化などで、誰もが知っている名作マンガのひとつになったといえるでしょう。

 サイボーグに改造された主人公の島村ジョーと仲間たちが、ブラック・ゴーストという悪の組織と戦い物語が進行していきます。同作は当時、作品の設定が新しかったため読者の共感を得られないと判断され、連載が打ち切られたようです。

「週間少年キング」での連載最終回は、火山の爆発によって、敵味方関係なく行方不明になってしまうという後味が悪い結末を迎えています。しかし、同作は1966年から1985年まで、「週刊少年マガジン」(講談社)や「冒険王」(秋田書店)にて再び連載、TVアニメ化もされ、多くの人の目に触れるようになりました。近年では、Netflixにてアニメ『CYBORG009 CALL OF JUSTICE』が配信され、現在も根強い人気を誇っています。

 連載が一度打ち切りだったことを知ったファンからは「初連載が打ち切りになってたなんて知らなかった」「はっきりしない結末で驚いたのを覚えている」といった驚きの反応が見られ、打ち切り経験のある作品だと理解している人は少ないようでした。

●『無頼伝 涯』

『無頼伝 涯』は『カイジ』や『アカギ』など数々の人気マンガを描いた福本伸行先生が、「週刊少年マガジン」(講談社)にて連載した作品です。

 同作品は主人公の中学生である工藤涯(くどう がい)が、資産家の老人を殺害した犯人に仕立て上げられてしまい、自らの無罪を証明するために孤軍奮闘します。福本先生がいままで描いてきたギャンブル要素が一切なく、少年犯罪や監禁などセンシティブなテーマを取り扱うサスペンスアクション作品です。

『無頼伝 涯』は2000年から2001年まで連載されましたが、物語が終盤に入り、やや駆け足になり終了します。序盤の展開の遅さから、ファンの間では「打ち切りになった」という説が濃厚視されているようです。

 ネット上では打ち切り説はあったものの「福本先生っぽくないけど、面白いサスペンス作品」「スリリングな展開で読みやすい」とネット上には好意的な意見が見られます。なかには「少年誌の連載でなければ、もっと長く続いたかもしれない」と考えるファンもいたようです。

■物語半ばで休載した理由とは?

●『ベルセルク』

 ダークファンタジーの金字塔『ベルセルク』(原作:三浦建太郎)は、1989年から「ヤングアニマル」(白泉社)にて連載され、30年以上経つ今でも人気のある作品です。

 主人公のガッツが背負う大きな大剣と、それを駆使して毎話出現する魔物を倒すストーリーは、多くの人の心をつかみました。また、マンガ史に残る恐ろしい惨劇「蝕」の描写や、悪の手に堕ちた友人グリフィスによってヒロインのキャスカが凌辱されてしまうシーンなど、衝撃を受けた人も多かったのではないでしょうか。

 同作は2021年の第364話まで連載していたものの、三浦先生の突然の逝去によって、休載となりました。未完のまま終了かと思われていましたが、2022年6月に三浦先生と親交があった漫画家の森恒二先生が三浦先生の意思を引き継ぎ、連載が再開されます。

 再開後の読者のなかでは「作画がまったく違和感なかった」「どんな最後になるのか期待」といった声があがっており、連載再開に歓喜する声があがっています。

 絶対に「打ち切り」になって欲しくない作品といえば、あなたは、どんな作品を思い浮かべますか。

(LUIS FIELD)

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