【漫画】男友達が突然「スカートを履きたい」 展開に「素晴らしい」「続きを」の声
マグミクス / 2020年1月10日 11時10分
■「俺ってスカート似合うと思わん?」
「俺ってスカート似合うと思わん?」
男友達が、突然のひと言。女の子よりも自分のが似合うという男友達の試着に付き合うと、目の前には驚きのスカート姿が……!
漫画家の寺井赤音さん(@SyanhaiNihao)による創作マンガ『友達がスカートはきたいって言ってきた』がTwitterに投稿され、大きな話題になっています。寺井赤音さんに、作品についてのお話を聞きました。
ーー寺井赤音さんの漫画家デビューの経緯を教えて下さい。
両親がマンガ好きだったので家には常に少女・少年向けのマンガ雑誌があり、私も絵が得意だったためなんとなく「漫画家になりたい」と思っていました。
しかし漫画家になりたい子は周りにいっぱいいて、自分より絵のうまい子ばかりだったので恥ずかしくて表向きでは「お花屋さんになりたい」とか漫画家以外の夢を話すことが多かったです。
高校生から本格的にマンガ雑誌への投稿を始めました。高校生から投稿を始めたきっかけは、読者の投稿ページに「(16歳)」という若い年齢で表記されたいなと思ったからです。今思えばよく分からない理由ですが、「とりあえず投稿してみたい」「若い年齢だから伸びしろをみてもらえる」という理由もあったと思います。
結果的には早く投稿したことによって投稿熱に火がついて、学校から帰ってきた後はいつも投稿用のマンガを描いていました。当時は少女向けの雑誌に投稿しており、そこで担当さんがついて4回目の投稿でデビューとなりました。大学1年生の時です。
原作付きやオリジナルの連載を4作品ほどしたあと、現在は「月刊少年マガジンエッジ(講談社)」で『あまちんは自称♂』を連載しております。
ーー『友達がスカートはきたいって言ってきた』の物語が生まれたきっかけはありましたか?
私が今連載している『あまちんは自称♂』がいわゆる「男の娘」ジャンルのマンガでして、編集担当さんからよく「このマンガは読んだら良さが分かる。『男の娘』ジャンルに興味のない人にも読んでもらえないか……」ということをよくぼやいていたので、「じゃあ“男の娘入門マンガ”を作って、『男の娘』ジャンルへの抵抗を減らせないかな?」と勝手に思い立ちまして『友達がスカートはきたいって言ってきた(以下、友スカ)』のマンガが生まれました。
『あまちん』はややクセのある「男の娘」キャラなので、『友スカ』の方は極力王道の「男の娘」にして、より多くの人に受け入れられたらいいなぁと思って描きました。すると思ったより反響があったので自分でもすごく驚いています。
女の子よりも自分の方がスカートが似合うと訴える(寺井赤音さん提供)
ーー「友達」は男の子なのにスカートが似合うという点など、作画で苦労したり工夫したりした点はありますか?
自分の絵で評価していただきやすいのが「かわいい男の子キャラ」だったので、男子がスカートを履く描写にはそんなに苦労しませんでした。
ただ「どこからどうみても女の子」だと「男の娘」の良さがなくなってしまうような気がしているので、「男」という要素を性格や口調、見た目に残すようにはしております。その塩梅を毎回「男の娘」を描く上で重要視しているかもしれません。
また外見のかわいさが際立つように、「男の娘の友達(『友スカ』でいうと黒髪のキャラ)」は極力男っぽい外見にして対比を付けるようにしています。
ーーたくさんの感想が寄せられていますが、特にうれしかった感想の声、印象に残った読者の声について、教えて下さい。
これまであまり「男の娘モノ」に触れてこなかった人から「かわいい」とか「目覚めそうになった」という感想をいただけるのがとてもうれしかったです。あと、「自分も分かる」「やったことがある」という男性からであろう感想をいただくと、なんだかうれしくなります。「こういう友達が欲しい」と言っていただけるのも、作品を受け入れてくださっている感じがしてありがたいですね。
ーー今後、Twitterで発表される作品については、どのように活動していきたいとお考えでしょうか?
商業のマンガ連載もあるのでハイペースでの更新は難しいのですが、皆さんに飽きられるまでは月に1~2回くらいのペースで更新できたらいいなと思っております。
また、せっかくSNSで生まれたマンガなので、アンケート機能などを使って読者さんと交流しながら作れたらおもしろいかもと思っています。そしてじわじわと「男の娘」の輪を広げていけたらいいなと思っています。
(マグミクス編集部)
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