ガンダム新作『閃光のハサウェイ』結末は原作と変わる?『逆襲のシャア』とのつながり
マグミクス / 2020年1月15日 7時10分
■公開日が決定 期待が高まる『閃光のハサウェイ』
「ガンダム」シリーズの新作劇場アニメ『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』(以下、閃光のハサウェイ)の公開日が2020年7月23日(木・祝)に決定。2019年の大晦日から2020年の元日にかけてYouTubeで配信された「大晦日だよ!ガンチャン年越しスペシャル」で明らかになりました。
配信では1988年に公開された劇場アニメ『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』(以下、逆襲のシャア)のダイジェスト映像も放送。『閃光のハサウェイ』が映画『逆襲のシャア』の続編であることが語られました。
『閃光のハサウェイ』は、富野由悠季氏による1989年発行の同名の小説が原作。主人公のハサウェイ・ノアは、ブライト・ノアとミライ・ヤシマの息子です。
『逆襲のシャア』でのハサウェイは、戦闘に巻き込まれ、民間人ながら父親のブライトが艦長を務める戦艦、ラー・カイラムに乗船。戦乱のなかで、シャア側に渡った初恋の少女クェス・パラヤを救うために無断でモビルスーツに搭乗して出撃し、過ちを犯してしまいます。
ファンの間で注目されているのは、原作小説『閃光のハサウェイ』が、劇場アニメではなく角川スニーカー文庫から発行された小説『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア ベルトーチカ・チルドレン』(以下、ベルトーチカ・チルドレン)の後日譚として書かれている点です。映画『逆襲のシャア』と小説『ベルトーチカ・チルドレン』にはさまざまな違いがあり、新作映画『閃光のハサウェイ』がどのように描かれるのかがたびたび話題にのぼります。
■小説版『逆襲のシャア』と劇場アニメに違いが生まれた理由
富野由悠季氏による小説『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア ベルトーチカ・チルドレン』(KADOKAWA)
小説『ベルトーチカ・チルドレン』のあとがきで、富野由悠季氏は「本書は、モチーフ小説と位置づけられるもので、本来、発表されるべき性質のものではないでしょう」と語っています。
映画『逆襲のシャア』のシナリオ第一稿として富野由悠季氏によって書かれたのが、『ベルトーチカ・チルドレン』でした。富野由悠季氏が書いた「モビルスーツ否定」をテーマとしたエピソードは、玩具の販売に影響があるとして受け入れられませんでした。さらに、アムロ・レイの恋人であるベルトーチカ・イルマが妊娠する描写に、「アムロが結婚した姿を見たくない」という意見もあったとのことです。
そうした経緯があり、アムロの恋人はベルトーチカではなく、新キャラクターのチェーン・アギに。お蔵入りになった『ベルトーチカ・チルドレン』は、富野由悠季氏が「本来描きたかったガンダム」として、小説の形で発行されました。
ハサウェイの行動も『ベルトーチカ・チルドレン』と劇場アニメで大きく異なります。『ベルトーチカ・チルドレン』での出来事がきっかけで、ハサウェイはうつ病を発症。『閃光のハサウェイ』に物語がつながります。
小説『閃光のハサウェイ』で、ハサウェイが民間人ながら敵機を撃墜した英雄として語られるシーンも。映画『逆襲のシャア』と矛盾するエピソードは、映画『閃光のハサウェイ』でどう表現されるのでしょうか。また、もっとも気になるのはハサウェイの迎える結末。『機動戦士Zガンダム』のように、劇場版で大きく変わるのか、もしくは原作のままなのか……。それは劇場公開を待つしかないでしょう。
2020年3月24日(火)に行われるイベント「GUNDAM FAN GATHERING -『閃光のハサウェイ』 Heirs to GUNDAM-」で、メインキャラクター3人のキャストが発表されます。映画『逆襲のシャア』では声優の佐々木望さんがハサウェイ役を演じました。佐々木望さんが続投となるのか、新たなキャストが選ばれるのか、続報が待たれます。
(C)創通・サンライズ
(マグミクス編集部)
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