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『ガンダム』アムロが乗った幻の機体に驚愕! 何がどうして「くろがねの城」に?

マグミクス / 2024年3月26日 6時10分

『ガンダム』アムロが乗った幻の機体に驚愕! 何がどうして「くろがねの城」に?

■あらゆるマシンを乗りこなすエースパイロットの神髄

「ガンダム」シリーズ最初の主人公だった「アムロ・レイ」。いくつかの作品を経て、多感だった少年は、やがて頼れる男へと成長していきました。そのいくつかある愛機のなかから、アニメには出てこなかった幻のMS(モビルスーツ)を中心に振り返ってみましょう。

 アニメ作品でアムロが乗ったことがあるMSは、「RX-78-2 ガンダム」「RX-75 ガンタンク」「RX-77 ガンキャノン」(以上『機動戦士ガンダム』)、「RMS-099 リック・ディアス」「MSK-008 ディジェ」(以上『機動戦士Zガンダム』)、「RGZ-91 リ・ガズィ」「RX-93 νガンダム」(以上『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』)の、合計7機といわれています。

 もともとは主人公ですから乗り換えはそれほど多くなく、ライバルである「シャア・アズナブル」と比べると少なめといえるかもしれません。しかし、「一年戦争」から戦うエースパイロットだけに意外なMSにも搭乗しています。

 時系列順に見ていきましょう。マンガ版『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』(著:安彦良和/原案:矢立肇、富野由悠季/メカニックデザイン:大河原邦男/KADOKAWA)では、量産型である「RGM-79 ジム」に搭乗していたことがありました。そして「ジャブロー」で、シャアの乗る「MSM-07S ズゴック」と戦闘をしています。

 小説版『機動戦士ガンダム』(著:富野由悠季/KADOKAWA)では、第1巻で失った「ガンダム」の代わりに、第2巻以降は「RX-78-3 G-3ガンダム」に乗り換えていました。これは、当初の予定において小説は1巻で終わる可能性もあり、そのため一応の完結をしたからだ、といわれています。ある意味では、「MSV(モビルスーツバリエーション)」第1号と考えられるでしょう。

 このほかにもマンガ『機動戦士ガンダム0079』(著:近藤和久/原作:矢立肇、富野由悠季/KADOKAWA)には、既存の「ガンダム」に装甲を付けることで「FA-78-1 フルアーマーガンダム」が登場しています。この機体はゲーム「スーパーロボット大戦(以下スパロボ)」シリーズにも登場しました。

 マンガ『機動戦士Zガンダム Define』(著:北爪宏幸/原作:サンライズ/KADOKAWA)では、アニメとは異なり「リック・ディアス」の代わりに「MSZ-000 零式」という、「MSN-100 百式」のプロトタイプとも呼べるガンダムタイプのMSに搭乗しています。この機体にはシャア(クワトロ・バジーナ)も色違いながら搭乗していました。

 アムロが搭乗したといわれるMSが一番多いのは、このあとの時間軸です。『機動戦士ガンダムZZ』から『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』以前までの、アニメでは描かれなかった空白期で、「本当にこれだけ乗っていたのか?」と疑問に思う数でした。

 小説版『機動戦士ガンダムZZ』(著:遠藤明範/原案:富野由悠季/カバー・本文イラスト:美樹本晴彦/KADOKAWA)では「RMS-099S シュツルム・ディアス」、雑誌企画「ガンダム・センチネル」では「MSZ-006A1 ZプラスA1型」、イベントアニメ『ガンダム新体験 ‐0087‐ グリーンダイバーズ』では、確定ではありませんが「MSZ-006-3 Zガンダム3号機」、その後日談といわれているOVA『GUNDAM EVOLVE』では、「MSZ-006-3AZガンダム3号機A型 “ホワイト・ゼータ”」に搭乗していました。

 マンガ関係では『機動戦士ムーンガンダム』(ストーリー:福井晴敏/漫画:虎哉孝征/メカニックデザイン:形部一平/原案:矢立肇、富野由悠季/KADOKAWA)で「MSK-008R リック・ディジェ」「MSK-008R リック・ディジェ改」「RGM-88X ジェダ」に搭乗しています。このうちの「ジェダ」はもともと小説『機動戦士ガンダム ハイ・ストリーマー』(著:富野由悠季/イラスト:久織ちまき/徳間書店)で、「リ・ガズィ」の前に搭乗していた機体でした。

 完全な異説となりますが、マンガ『機動戦士VS伝説巨神 逆襲のギガンティス』(著:長谷川裕一/原案:矢立肇、富野由悠季/学習研究社)では「ジュドー・アーシタ」と共に、「MSZ-009M メガゼータ」という「MSZ-009 プロトタイプZZガンダム」の改修機に搭乗しています。前腕部「サイコミュ・ハンド」は、無線で操作可能な格闘武器にもなる兵装でした。

■MSだけでなく「くろがねの城」まで乗りこなすアムロ

くろがねの城こと「マジンガーZ」。画像はBANDAI SPIRITS「超合金魂 GX-70SP マジンガーZ D.C. 2021 Special Color Ver.」 (C)ダイナミック企画・東映アニメーション

 アムロには乗ることがなかった専用機もいくつかありました。OVA『機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争』登場の「RX-78NT-1 ガンダムNT-1 アレックス」、ゲーム『機動戦士ガンダム CROSS DIMENSION 0079』登場の「RX-78XX ピクシー」、『逆襲のシャア』のMS設定企画である「CCA-MSV」の「RGZ-91B リ・ガズィ・カスタム」などです。

 最後に乗った「νガンダム」のバリエーションも多く、小説『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア ベルトーチカ・チルドレン』(著者:富野由悠季/カバー・本文イラスト:美樹本晴彦/KADOKAWA)に登場した「RX-93-ν2 Hi-νガンダム」、「CCA-MSV」の「FA-93HWS νガンダム HWS(ヘビー・ウエポン・システム)装備型」、「RX-93 νガンダムダブル・フィン・ファンネル装備型」、実物大立像用に設定された「RX-93ff νガンダム(ロングレンジ・フィン・ファンネル装備型)」などがあります。

 しかし、もっともアムロが乗ったことのある機体の数が多いのは、ゲームになるかもしれません。なかにはファンが驚がくする機体もありました。

 ゲーム『サンライズ英雄譚2』(サンライズインタラクティブ/2001年)では、赤く塗装されたシャア専用機のほかに、RX-78カラーに塗装された「RX-178 ガンダムMk-II(アムロ専用)」が登場しています。アーケードカードゲーム『ガンダムトライエイジ』では、「カラバ」が鹵獲した「MRX-009サイコ・ガンダム」を改修した、「KRX-001 フルバースト・サイコ・ガンダム」という機体が登場しました。この機体はMA形態になると、「Gファイター」を思わせるシルエットに変形します。

 ゲーム『ガイアセイバー ヒーロー最大の作戦』(バンプレスト/1994年)では、まさかの「F91 ガンダムF91」に搭乗するほか、ゲームオリジナルとなる「ガンダムキラー」というMSにも乗り込みました。この「ガンダムキラー」に乗っているアムロは洗脳されており、敵として立ちはだかるという展開でしたが、途中でその洗脳も解け、機体ごと味方側に合流します。

 ゲームの中でも、特に「スパロボ」シリーズで乗り込むことになるMSがもっとも多いかもしれません。大まかなパターンは、アニメと同じく「リ・ガズィ」から「νガンダム」へ乗り換えというものが一番多くなっています。しかし、時おりアニメではなかったMSへの搭乗もありました。

『スーパーロボット大戦64』(バンプレスト/1999年)では「SE.DJ-1R ディジェSE-R」で参戦。『第2次スーパーロボット大戦α』(バンプレスト/2003年)では、「RX-94 量産型νガンダム」で参戦しています。『スーパーロボット大戦Z』(バンダイナムコゲームス/2008年)は、フラグ次第ではまさかの「ガンダムMk-II(ティターンズ仕様)」で参戦しました。これは声優である古谷徹さんが、好きなMSのひとつとして挙げたからといわれています。

 そして『スーパーロボット大戦DD』(バンダイナムコエンターテインメント/2019年)では、MSではなく元祖スーパーロボットである「マジンガーZ」に搭乗するアムロという、予想外の展開がありました。

 これは「クロッシング・パイロット」という乗せ換えイベントの一種で、違う作品のロボットにパイロットが乗り込む夢のコラボイベントです。このイベントで負傷した「兜甲児」に変わって、一時的に「マジンガーZ」の操縦をしました。

「マジンガーZ」の武器の中では「ロケットパンチ」が使いやすいというセリフがあり、操作性は「フィン・ファンネル」に近く、打撃力は「ガンダムハンマー」を思い出すようです。前述した「メガゼータ」の「サイコミュ・ハンド」の再現かもしれません。

 ほかにもアムロが乗った機体はいくつもありますが、やはりガンダム系が多い印象を受けます。量産型の性能を限界まで引き出すイメージのシャアと比べて、アムロはクセのある機体を難なく乗りこなし、その性能をフルに生かし切る感じでしょうか。同じエースパイロットでも、違ったアプローチで機体を乗りこなす感じがあります。

※一部修正しました(3月26日9時25分)

(加々美利治)

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