【漫画】威嚇が怖い子猫をキズだらけになりながら保護 やって来た幸せにホロリ…

■3時間も鳴き続けていた子猫を保護

「ずっと子猫が鳴いていて……」母親からの知らせを聞き、類さん（@ruuiruiruirui）は子猫を保護しに行くことに。子猫は人になついている様子はなく、「シャーッ！」と威嚇してきます。翌日、動物病院で処置を受けた子猫。獣医師は「1週間でなつきます」というのですが……。

　猫の「やっちゃん」との日々を描いたマンガに、多くの読者が心を揺さぶられています。作品について、類さんにお話を聞きました。

ーーやっちゃんのイラストやマンガをTwitterで公開しようと思ったきっかけはありましたか？

　やっちゃんをお迎えしてから、猫のイメージが大きく覆されることがたくさんあったんです。そのたびにTwitterでつぶやいていたのですが文字だとあまり伝わらなかったので、イラストにしてみたのがきっかけでした。

　また15年かわいがっていた愛犬を2019年に亡くしてしまったのですが、それを機にペットとの思い出を自分らしい形でたくさん残したいと考え、頻繁に描くようになりました。

ーー外猫を保護するのは経験がないと難しいと思うのですが、類さんは手慣れた様子でした。過去にも猫を保護した経験があったのでしょうか。

　経験は全くなかったため、猫がいるという情報を知った直後に自分で色々調べて行動に起こしました。

　保護した後の環境づくりやお世話については、猫を飼っている親戚やフォロワーさんに相談したりもしました。

「私が幸せにする」と誓った、やっちゃんとの最初の夜（類さん提供）

ーーやっちゃんを安心させるために色々な努力をされたようですが、なついてくれたのはその積み重ねだったのでしょうか？　それとも決め手となることがありましたか？

　決め手というのはなく、怖がらせないための小さな気配りを積み重ねた結果だと思っています。1週間でだいぶ慣れてはくれましたが、目を合わせた際の控えめな威嚇は数週間ほど続きました。向こうから、しっぽを立てて駆け寄って来てくれた時の感動は忘れられません。

ーーたくさんの感想が寄せられています。特に印象に残った読者の声について、教えて下さい。

　保護したことによる感謝の言葉をいただき、自分のことのように喜んでくださる方がたくさんいらっしゃいました。

　やっちゃんを保護したことは自分のエゴでしたが、いつも甘えて来てくれるやっちゃんと温かいコメントを見て、間違っていなかったという気持ちになれました。

ーー今後、Twitterで発表される作品については、どのように活動していきたいとお考えでしょうか？

　やっちゃんをお迎えして驚いたことや面白かったエピソードが山のようにあるので、今後もマンガという形で色んな方と共有できたらと思っています。愛犬についても少しずつ形にしていきたいです。

（マグミクス編集部）