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「ギャップがすごい」「意味不明だけどクセになる」1話から衝撃的な2024春アニメ3選

マグミクス / 2024年5月1日 12時25分

「ギャップがすごい」「意味不明だけどクセになる」1話から衝撃的な2024春アニメ3選

■人間が動物化してしまった終末世界でどう生きる?

 2023年の冬アニメ作品が最終回を迎え、2024年4月1日から続々と春アニメの放送が始まりました。今回は、春アニメのなかで「1話目から度肝を抜かれた」の声があがる作品を3つみていきましょう。

●『終末トレインどこへいく?』

『終末トレインどこへいく?』は、『ガールズ&パンツァー』などで知られる水島努監督のオリジナルアニメーションで、2024年春アニメの注目株として期待されています。同作は、「終末世界×電車×友情」を題材にしたファンタジー作品です。

 第1話でまず度肝を抜かれたポイントは、物語のキーとなる「7G事件」とその事件の影響を受けた異変の描写でしょう。

 本作は女子高生の中富葉香(CV:東山奈央)が池袋駅のホームにて、7G回線開通の記念式典に巻き込まれるところから始まります。作中で登場する7Gとは、現在普及している5Gなどを超越した、架空の次世代通信網です。しかし、7Gが起動されると、時空が歪んで立ち並ぶビル群は変形し、世界規模でさまざまな異変が引き起こされるのでした(通称:7G事件)。

 7G事件から約2年が経ち、主人公の千倉静留(CV:安済知佳)は、事件発生以来、行方不明だった親友の葉香が池袋にいるかもしれないという手がかりをつかみます。そして彼女は仲間とともに、ボロボロの電車に乗って葉香を探す旅に出ます。

 本作の舞台は、西武鉄道池袋線の終着駅がある埼玉県吾野(あがの)町です。この町では、7G事件によって大人が動物に変わってしまうという異変が起きてしまいます。作中では、トリやクマ、アリクイに変わってしまった住民が井戸端会議をしたり、チェスをしたりするユニークな様子が描かれていました。

「7G事件」の描写はもちろんのこと、動物たちが当たり前のように話している姿など、一度観ただけでは「?」と感じ、衝撃を受ける人も多いでしょう。ただ、SNSではインパクトのある冒頭に惹き込まれた人も多いようで「ポストアポカリプス的作品で今後も見逃せない」「まだ全然意味が分かんないけどテンポが良くてクセになりそうな作品」といった声があがっています。

 本作品は、TOKYO MXにて毎週月曜23時30分から放送中です。また、dアニメストア、Hulu、その他配信サイトで順次配信開始されています。

■序盤とのギャップに衝撃が走る春アニメも

TVアニメ『Re:Monster』メインビジュアル (C)金斬児狐・アルファポリス/リ・モンスター製作委員会

●『Re:Monster』

 コミックス版の累計発行部数が170万部(マンガ、電子を含む)を突破している同名小説(著:金斬児狐)が原作の『Re:Monster』は、ある青年が最弱ゴブリンに転生し、サバイバルな環境を生き抜く異世界ファンタジー作品です。

 アニメの第1話は、冒頭から主人公の青年が何者かに刺殺され、ゴブリンの新生児に転生するシーンから始まります。度肝抜かれるファーストシーンからゴブリンに生まれ変わる、落差のある描写に驚いた人も多かったのではないでしょうか。彼はゴブリンの長老に「ゴブ郎(CV:佐藤拓也)」と名付けられ、狩りなどをして生活していきます。

 ゴブ郎が生きていた元の世界はいまだ謎なものの、前世で得ていた特殊能力「吸喰能力(アブソープション)」が異世界でも引き継がれていることが判明しました。吸喰能力は獲物を捕食するとその獲物の特性が手に入るという力です。

 この能力によってゴブ郎は、ホーンラビットを食べて素早い動きができる「脱兎」や、ヘビを食べて「猛毒耐性」などのスキルを次々獲得していきます。

 初回を観た視聴者からは、「転生したてなのに主人公の適応能力高すぎて笑う」「最初のシーンの恐怖からの落差がすごい」といった声が見受けられ、衝撃的な殺害シーンとゴブリンとして生活する姿にギャップを感じる人も多かったようです。

 4月4日より放送が始まった『Re:Monster』は、TOKYO MXにて毎週木曜24時から放送中です。また、U-NEXT、アニメ放題では毎週月曜24時から地上波よりも早く配信しています。

TVアニメ『じいさんばあさん若返る』キービジュアル第2弾  (C)新挑限・KADOKAWA/じいさんばあさん若返る製作委員会

●『じいさんばあさん若返る』

『じいさんばあさん若返る』は、「pixiv」にて累計1億PVを突破した同名マンガが原作です。同作は、アニメ化が発表されたときから期待の声が寄せられており、放送を楽しみにしていた人も多かったのではないでしょうか。

 青森県でりんご農家を営む正蔵(CV:三木眞一郎)とイネ(CV:能登麻美子)は、周りから「おしどり夫婦」と呼ばれるほど仲の良い夫婦でした。ある日、彼らは結婚したときに植えたりんごの木に金色の実がなっているのを発見します。

 そして不思議なりんごを食べたふたりは、朝起きると若かりし頃の美男美女に戻っていたのでした。状況を飲み込めない正蔵とイネは、困惑しながらもいつも通りの日常生活を送っていきます。

 本作品の思わぬ展開に驚いた視聴者も多かったようです。ネット上では、「最初のほのぼのとした雰囲気から、空気がガラッと変わって面白い」「周りの人も理解するのが早すぎる」などの声が見受けられました。また、美男美女に若返ったのにもかかわらず、普段と同じ農作業着を着ている姿や、おっとりとした口調で話す津軽弁も見どころのひとつでしょう。

 本作品は、TOKYO MXにて毎週日曜24時30分から放送中です。dアニメストア、TELASAなどの大手配信サイトでは、4月12日より順次配信が決定しています。

 春も数々の話題作が生まれそうな予感です。まだ放送開始された作品ばかりなので、GW中に配信サービスなどで一気見してみるのも良いかもしれません。

(LUIS FIELD)

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