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「神作」「映画レベル」 早くも評価高い「覇権候補の2024春アニメ 」3選

マグミクス / 2024年4月30日 12時10分

「神作」「映画レベル」 早くも評価高い「覇権候補の2024春アニメ 」3選

■「作画が不安……」から一転! 「放送開始後ちゃんと沼りました」

 2024年4月に放送開始した春アニメが出揃い、「作画がすごい」「緊迫感が半端ない」と話題になる「覇権候補」作品も見られるようになってきました。見逃せない2024年の春アニメを3作品、挙げていきましょう。

 4月4日からAT-XやTOKYO MXなどで放送されている『ゆるキャン△ SEASON3』は、あfろ先生による同題マンガが原作で、2018年に初めてTVアニメ化、2020年にショートアニメ化と実写ドラマ化もされました。さらに2022年にTVアニメ2期が放映、映画『ゆるキャン△』が公開され、今回の春アニメでファン待望の3期を迎えた作品です。

 物語は山梨県が舞台となっており、女子高生たちがキャンプをしたり日常生活を送ったりする姿が描かれています。あfろ先生のアウトドア体験や取材をもとにした分かりやすいキャンプの解説が交えられており、キャンプを始めるきっかけになった人も多いといわれる作品です。

 今期から制作会社が「C-Station」から「エイトビット」へと変更になり、放送前はアニメの雰囲気が変わってしまわないかと懸念されていました。しかし、エイトビットは登山を描いたアニメ『ヤマノススメ』を制作している会社でもあり、キャンプアニメに重要な風景もしっかり描き込まれています。SNS上でも、「作画がとにかく良い!」「背景がレベチすぎ」と絶賛されていました。

 キャラクターデザインの変更も話題になっており、3期からは原作に近くなったことで賛否が分かれています。アニメの絵柄で見慣れていた人にとって違和感があるという反応もありますが、原作ファンからは「原作をリスペクトしていて良い」「絵柄は変わったけどゆるくてかわいい」などの好評の声があがっていました。

 放送前からキャラクターデザインが話題になっていたといえば、『怪獣8号』です。「少年ジャンプ+」で連載中の松本直也先生による同題マンガが原作で、4月13日よりテレビ東京系列で放送されています。

 物語は怪獣が日常的に蔓延る世界を舞台にしており、怪獣を討伐する「防衛隊」に入る夢が叶わない主人公の「日比野カフカ(CV:福西勝也)」が、幼馴染で防衛隊隊長である「亜白ミナ(CV:瀬戸麻沙美)」の活躍や、防衛隊を志す後輩の「市川レノ(CV:加藤渉)」との出会いをきっかけに、再び防衛隊を目指していくというストーリーです。

『怪獣8号』は人気作だけあって、放送前からキャラクタービジュアルが物議をかもしていました。原作よりも凹凸感がないタッチになっていることから、ネット上では「迫力がなくなった」という声もあがっていました。

 しかし1話が放送されると、緊迫感にあふれ怪獣の迫力を感じさせる作画が「映画レベルじゃん」と話題になり、多くの視聴者がその世界観に引き込まれたようです。放送前の評価とのギャップも相まって、見続けたいと思う人が増えた覇権候補といえるでしょう。

 一方、放送前から期待値が高かった『響け!ユーフォニアム3』は、2015年にTVアニメ1期、翌年に同2期が放送された人気シリーズの3期目です。4月7日より NHK Eテレほかで放送されています。

 武田綾乃先生による同題タイトルの小説を原作としており、3期は主人公である「黄前(おうまえ)久美子(CV:黒沢ともよ)」の3年生編「北宇治高校吹奏楽部、決意の最終楽章」が物語のベースです。久美子が部長を務める北宇治高校吹奏楽部を舞台に、新入生や転校生を新たに迎えて「全国大会金賞」を目指します。

 ファンの事前の期待通りのクオリティで、日々の練習風景やコンクールの楽曲決めなどによる久美子たち3年生の集大成といえる緊張感のある展開や演出に、ハマる人が相次いでいました。

 SNS上では「映画レベルの作画力」「作画もすごいけど音響もたまらない」など絶賛する声があがる一方、「シリーズの終わりを感じて寂しい」という声もあがっていました。ロスになる人が続出しそうな、覇権候補アニメの一作です。

(LUIS FIELD)

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