「泣かずにはいられん」 リアルでありそうな「トラウマ描写」が出てきたアニメ
マグミクス / 2024年6月9日 16時25分
![「泣かずにはいられん」 リアルでありそうな「トラウマ描写」が出てきたアニメ](https://media.image.infoseek.co.jp/isnews/photos/magmix/magmix_231571_0-small.jpg)
■油断大敵な事故が描かれるアニメ
アニメ作品の「トラウマシーン」としてよく話題に上がるもののなかには、フィクションならではのありえない描写もあれば、「現実的で自分が当事者になってしまうかもしれない」と思える描写もありました。今回は身近にありそうな展開で、トラウマになりそうな場面があったアニメを振り返ります。
●『Another』
トラウマアニメでは、綾辻行人氏の同名小説をTVアニメ化した『Another』が印象に残っている人も多いでしょう。夜見山北中学に転校してきた主人公の「榊原恒一(こういち)」が、「3年3組」の事情を知らずクラスメイトの「見崎鳴(めい)」に話しかけたことを発端に、周囲で次々と悲惨な死が発生する物語です。
その第8話では恒一たちが災厄の原因を調べるため、惨劇の舞台となる「夜見山市」を離れ、そのついでとして市外の海で遊びを楽しみます。
いわゆるサービス回のようなセクシーな光景が描かれるも、終盤で空気が一変します。沖を泳いでいたクラスメイトが突然気を失い、近づいてきたボートのプロペラで切り刻まれて死んでしまうのです。
続く第9話で、本当の死因は階段からの転倒による脳挫傷で、ボートと接触する前に死亡していたことが判明します。こちらは会話で語られるだけですが、転倒事故も水難事故と同じく身近な怖さがありました。
ネット上でも「脳挫傷の頭痛と吐き気を堪えてまで参加した海水浴で、あんなことになるなんて」「海水浴の場面で寿命少し縮んだかも。もはやすべてが死亡フラグに見えて怖い」などと、恐怖に感じている人の声が多く出ていました。これから夏を迎えるなかで、特に怖く感じてしまう場面です。
●『ハコヅメ~交番女子の逆襲~』
元警察官である泰三子(やすみこ)先生の同題マンガを原作に、警察官の日常を描く『ハコヅメ~交番女子の逆襲~』は、基本的にはコメディタッチの作品ですが、まさに「トラウマ」と名付けられた(第10話)凄惨なエピソードがあります。
主人公の新米警官「川合麻依」が先輩の「藤聖子」とパトカーで巡回をしていたところ、車3台が絡む交通事故の一報が入りました。急行した現場で道路に転がったタオルを目撃した川合は気にも留めませんでしたが、それを見た藤は柄にもなく焦った様子で状況を確認します。
実はタオルのなかには、車内から投げ出された赤ん坊がくるまれていました。遅れて事態を把握した川合の絶望的な表情と、「ひと目でもう手の施しようがないということが分かりました」「この現場から一刻も早く逃げ出したいとだけ考えていました」と語られる心中が、ことの深刻さをつぶさに伝えます。
実写版ドラマ『ハコヅメ~たたかう!交番女子~』でも話題になったこの場面は、SNS上で「タイトルの通り、かなりトラウマです」「自分もあの立場だったら、確かに飯まともに食べられないかも」「より安全運転を意識する様になった」といった声もあがっていました。
●『東京マグニチュード8.0』
水難事故や交通事故は、細心の注意を払えば遭遇する可能性を減らせますが、注意してもどうにもならないのが自然災害です。そのような災害の悲惨さを伝えるトラウマアニメが、2009年に放送されていた『東京マグニチュード8.0』でした。
東京湾北部を震源とした最大震度7、マグニチュード8.0の地震で崩壊した東京を舞台に中学生の「小野沢未来」が、弟の「悠貴」とともに大人たちの助けを得ながら家族と再会しようとします。
そして過酷な日々のなか、悠貴が突如倒れて病院に運び込まれました。さらに、未来は弟が死んでしまう不吉な夢を見るのです。翌朝、元気な姿を見せる悠貴に未来は安堵しますが、それを期に周囲の人物が違和感のある行動を見せ始めます。実は悠貴は助からずに亡くなっており、未来が見ていた悠貴の姿は幻でした。悠貴の幻は未来が無事家に帰れるように、彼女を励まし、最後は自ら別れを告げます。
当たり前を失い、失ったものの大切さに気付き、その喪失感を受け入れていくまでの過程が丁寧に描かれているだけに、終盤で明かされた真実が深く印象に残ります。観た人からも、「これは泣かないで見るの無理」「声あげて泣きました」など、悲しすぎる場面への反応が相次いでいました。
(LUIS FIELD)
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