1話が「想像の斜め上」 序盤から衝撃展開で視聴者を困惑させたアニメ
マグミクス / 2024年5月17日 17時25分
■下等モンスターが人間を蹂躙
どんな作品でも先入観を持って視聴すると、想像したものと実際に描かれている内容が異なり、そのギャップから衝撃を受けることもあります。いい意味で期待を裏切る衝撃的な展開は、先の展開を予想できず、一気に作品へ引き込まれるものです。今回はそうした、1話目で衝撃的な展開を繰り広げた作品を見ていきます。
●『ゴブリンスレイヤー』
同題ライトノベルを原作としたTVアニメ『ゴブリンスレイヤー』は、「ゴブリン」だけを狩る青年「ゴブリンスレイヤー」とゴブリンの戦いを描いた作品です。
ファンタジー作品においてゴブリンは下等モンスターに分類され、本作でもそれは変わりません。しかし本作は、よりゴブリンの生態を掘り下げており、他作品のゴブリンとは一線を画します。1話では、そのゴブリンの生態がありありと描かれており、通常のゴブリンとのかけ離れた姿に衝撃を受けるでしょう。
冒険者になった「女神官」は新米冒険者たちとともに拐われた女の子を助けるため、ゴブリン退治に向かいます。しかし、ゴブリンを舐めていた新米冒険者たちはゴブリンの罠に陥り、追い詰められてしまいました。
ゴブリンたちは男性を虐殺したり女性を凌辱したりと、残忍な性格を剥き出しにして襲いかかり、女神官も間一髪のところでゴブリンスレイヤーに助けられます。下等であるはずのゴブリンが、むごたらしく人間を蹂躙する衝撃的な1話でした。
この展開には視聴者から「予想以上にキツくて怖い」「めっちゃハードなやつだった」などの声があがり、多くの人にトラウマを植え付けたようです。
●『がっこうぐらし!』
TVアニメ『がっこうぐらし!』は「まんがタイムきららフォワード」(芳文社)で連載された同題マンガが原作で、学校で生活を送る「学園生活部」の活動を描いています。しかし、1話の終盤にはかわいい絵柄に反した衝撃的な展開が待ち受けており、視聴者に衝撃を与えました。
本作の1話は学園生活部のひとりである「丈槍由紀(通称:ゆき)」が学校で目を覚ますところから始まります。その後、学園生活部の部員が登場してほのぼのとした部活動の様子や、学園でのゆるい生活が描かれました。しかし終盤で、人間がゾンビになるパンデミックが発生しており、ゆきたちが過ごす学園もゾンビであふれていることが視聴者に対し明かされるのです。しかも、学園生活部は数少ない生存者で、ゆるい学園生活は、ゆきが現実逃避した妄想の世界でした。
実は途中で、割れた窓ガラスやバリケードが映されており、それとなく伏線は張られていました。しかし上述のように最後のほうまで徹底的にゾンビ要素が隠されていたため、原作を知らない視聴者に「ホラーなの!?」「日常系だと思っていたのに」と、大きな衝撃を与えました。
■硬派なイメージから一転ギャグ展開に
TVアニメ『勇気爆発バーンブレイバーン』第1弾キービジュアル (C)「勇気爆発バーンブレイバーン」製作委員会
●『勇気爆発バーンブレイバーン』
『がっこうぐらし!』とは違った方向で視聴者を驚かせたのが、アニメオリジナル作品『勇気爆発バーンブレイバーン』です。
本作は、ふたりの主人公である「イサミ・アオ」と「ルイス・スミス」を中心に、人間と、地球を侵略する謎の生命体「デスドライヴズ」との戦いを描いています。1話が放送される前の第1弾PVは硬派なロボットアニメを彷彿とさせるものでした。しかし、1話では「硬派なロボットアニメ」とはかけ離れた内容が放送され、視聴者に衝撃を与えます。
人型兵器「ティタノストライド」を用いて合同軍事演習をしていたイサミとルイスのもとに、演習の途中で突如デスドライヴズが飛来しました。圧倒的な実力差に追い込まれてピンチに陥ったイサミ、そこへ人語を話す謎のロボット「ブレイバーン」が現れ、イサミを救出します。そして、ブレイバーンはイサミへ自身に搭乗するよう要求し、搭乗したイサミはデスドライヴズを撃退するのです。
ここまでの流れを聞くと通常のロボットアニメのように思えますが、ブレイバーンの濃いキャラがその考えを覆します。ブレイバーンは1話からイサミへグイグイ迫って圧が強く、話をまるで聞きません。しかも途中で流れる劇中歌は、作中でも実際にブレイバーンから流れていたようで、イサミが「さっきからなんなんだこの歌は!」と叫びます。
このギャグ展開には放送前のイメージが覆され、視聴者から「前半のノリと違いすぎて吹く」「何を見せられてるんだ」といった声があがりました。
放送前の情報のみで「下等モンスターは弱い」「かわいい絵柄は日常系」と決めつけていると、思わぬギャップから衝撃を受けることがあります。1話から予想を裏切る展開は作品の味となり、「次はどんな展開を迎えるのか」と視聴者をワクワクさせてくれるのが魅力といえるのではないでしょうか。
(LUIS FIELD)
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