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『ワンピ』結局何? 離脱組ビックリの「新事実、仮説」もある「悪魔の実の正体」とは

マグミクス / 2024年5月25日 11時55分

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■ え!? 天才科学者による仮説も?

『ONE PIECE』の主人公モンキー・D・ルフィの「ゴムゴムの実」が、実は「ヒトヒトの実 幻獣種 モデル『ニカ』」だったという衝撃の新事実が明らかになってから、2年以上が経過しました。かなり話題になったので、初期に作品から離れた人もうわさに聞いて、驚愕したのではないでしょうか。今回は、そのほかにもいろいろある、初期離脱組が知らない「悪魔の実」の新展開について振り返り、その正体に迫ります。

※この記事では『ONE PIECE』単行本未収録の最新展開の話題に触れています。

悪魔の実は人によっては複数食べられる?

 まず、当初「悪魔の実」の能力はひとつしか持てないとされていましたが、それは10年以上前に一例だけとはいえ覆りました。「エニエス・ロビー編」で元「CP9」のブルーノが、能力者がふたつ目の実を口にすると身体が粉々に砕け散ることを語っていましたが、「黒ひげ」ことマーシャル・D・ティーチがその常識を覆します。

「頂上戦争編」で世界最強の海賊「白ひげ」こと「エドワード・ニューゲート」にとどめを刺した黒ひげは、白ひげの持つ地震の力「グラグラの実」の能力を奪い取り、もともと持っていた「ヤミヤミの実」と合わせてふたつの能力を手に入れたのです。

 黒ひげがふたつの能力を持てた理由はいまだ明らかにされていないため、ファンの間ではさまざまな考察が飛び交っています。

「不死鳥マルコ」の異名を持つマルコが「体の構造が…『異形』なんだよい!!」と発言していたように、黒ひげには他の人にはない身体的な特徴があると考えられます。また、作中で「眠ったことがない」「人の倍の人生を生きている」などの証言もあり、「複数の人格(魂)を持っているから悪魔の実を複数食べられる」という説も出ています。

 黒ひげ海賊団は精力的に悪魔の実の能力を他人から奪う「能力者狩り」を行っており、もしかすると、黒ひげは今後さらに追加で悪魔の実を食べるかもしれません。

●悪魔の実の「覚醒」

 悪魔の実には「超人系(パラミシア)」「動物系(ゾオン)」「自然系(ロギア)」の3種類があり、初期には自然系が最強と考えられていました。しかし、「ドレスローザ編」でルフィと当時王下七武海だったドンキホーテ・ドフラミンゴの戦いを通じて、「覚醒」と呼ばれる進化形態が明らかになります。

 覚醒状態では、能力が単純に強化されるだけでなく、当初は「能力者自身」にしか力の影響のなかった超人系も、周囲の環境にまで影響を及ぼすことができるようになり、能力の幅を飛躍的に向上させました。

 たとえばドフラミンゴは覚醒すると「イトイトの実」で周囲の建物や地面を糸に変え、圧倒的な力を見せ付けます。同様に、「ホールケーキアイランド編」でルフィと対峙したシャーロット・カタクリも、「モチモチの実」の覚醒で周囲を餅に変化させ、ルフィを生き埋めにするなどして追い詰めました。

 また、実は動物系の「ヒトヒトの実」能力者だったルフィも、覚醒することで太陽神「ニカ」の力に目覚めています。動物系の覚醒は異常なタフさや回復力を得られるといわれており、「エッグヘッド編」では、世界貴族直属の諜報機関「CP-AIGIS 0」で「ネコネコの実 モデル・豹(レオパルド)」の力を持つロブ・ルッチも覚醒したフォルムを見せています。

 また、自然系についても「マグマグの実」と「ヒエヒエの実」を持つ海軍大将だった「赤犬」と「青雉」の戦いによって「パンクハザード」の天候そのものが変わってしまったことが、覚醒の影響ではないかと推測されています。明確には語られていませんが、自然系が覚醒すれば、能力者が去った後もその影響が土地に残り続けるほどの力が発揮されるのかもしれません。

■自然界に存在するだけと思われていたが

重要な悪魔の実の力を持つ「Portrait.Of.Pirates ワンピース“Sailing Again” モモの助」(メガハウス) (C)尾田栄一郎/集英社・フジテレビ・東映アニメーション

●「人造悪魔の実」の存在

 物語の前半では悪魔の実は自然界に存在するものとされていましたが、「パンクハザード編」以降の展開で人工的にも作れることが判明しました。天才科学者Dr.ベガパンクやシーザー・クラウンが、それぞれ異なる手段で実現させています。

 ベガパンクは世界政府の科学部門に所属し、数々の革新的な発明を行ってきました。彼は「人造悪魔の実」を開発し、元四皇カイドウの持つ「ウオウオの実 幻獣種 モデル『青龍』」を再現し、色は違えど「ワノ国編」で登場するモモの助に同じ能力を宿すことに成功しています。

 また、クローン兵器である「パシフィスタ」や「セラフィム」には、「グリーンブラッド」という血統因子を用いた技術で、人工的に悪魔の能力を持たせていました。

 一方、ベガパンクの元部下であるシーザー・クラウンは、独自に「SMILE」と呼ばれる「人造悪魔の実」を開発しました。しかし、SMILEの製造はギャンブル的要素が強く、成功すれば「動物系(ゾオン)」の能力が体の一部に得られますが、失敗すれば笑うことしかできなくなるという副作用を持つ果実となってしまいます。

 そんなSMILEは、カイドウの率いる「百獣海賊団」の名前通り動物系の軍団を組織するために裏世界で取引されていたのです。

 そして、シーザーよりも悪魔の実の研究ではるか先を行き、悪魔の実の伝達条件を解明して「無生物に悪魔の実を食べさせる方法」や「『ピカピカの実』(大将の黄猿の能力)の力の再現」を実現させていたベガパンクは、最終章の「エッグヘッド編」にて、衝撃の「仮説」を口にしました。

「人の望みは消えることはなく、万物は望まれてこの世に生まれてくる」というベガパンクは「悪魔の実」を例に出し、「悪魔の実とは 誰かが望んだ『人の進化』の『可能性』」「こんな姿になれたらいいな こうなったらいいなという『未来の願望』が能力として現れた物」と語るのです。また、悪魔の実の能力者が泳げなくなる理由についても、「人の進化の『不自然さ』によって自然の母『海』に嫌われる」からと語られました。

 それ以上の仮説の詳細は語られていませんが、ベガパンクもその存在を知っていた「太陽神ニカ」こそが悪魔の実の原初であり、生みの親なのではないかという説もあります。ゴムゴムの実の真実が明かされた1044話のタイトル「解放の戦士」の通り、ニカが人類の未来のため「何者か」に抗うために望んだ「不自然な進化」の結果が、悪魔の実なのかもしれません。

 最新1114話の最後でベガパンクは太陽神ニカのように身体を伸縮させて戦ったという、「初めて海賊と呼ばれた男」こと「ジョイボーイ」について語り始めました。このなかで、悪魔の実が生まれた理由についての話もあるかもしれません。

(LUIS FIELD)

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