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「AIか?」「違和感ゼロ」代わったことに気づかなかった声優交代 逸話に衝撃も

マグミクス / 2024年6月9日 20時5分

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■声が違うのは分かるのに、違和感はない!

 声を聞くだけで「あのキャラだ!」と分かるほど、キャラクターと声は深く結びついています。その分、声優交代には違和感がつきものですが、視聴者から絶賛されるほど評判が高い「交代」もあります。ネット上で「声優さんの本気はすごい」「すごいしっくりきてた」と評判の、「評判が良い声優交代キャラ&アニメ」を3作品、みてみましょう。

●『ONE PIECE』黄猿(ボルサリーノ)

 海軍本部の大将のひとりを務め、「ピカピカの実」の能力者である「黄猿」の声は、石塚運昇さんが担当していました。しかし2018年に石塚さんが亡くなられたことから、2019年からは置鮎龍太郎さんが、二代目黄猿を担当しています。

 渋くひょうひょうとしている一方で、冷徹さも持ち合わせた黄猿の声を、石塚さんは独特な抑揚で表現していました。置鮎さんはその独特さも見事に引き継いでおり、「交代しているの全然気付かなかった!」「ここまで引き継いでいるとは」と視聴者を驚かせました。

 なお、置鮎さんは元CP9で「ウシウシの実」の能力者「カク」の声も演じています。「レヴェリー編」「エッグヘッド編」では、黄猿もカクも登場するので、置鮎さんの演じ分けにも注目してみましょう。

●『クレヨンしんちゃん』野原ひろし

 2016年から2代目「ひろし」を演じているのは、森川智之さんです。声優交代の理由は、初代ひろしを演じていた藤原啓治さんが、病気療養するためでした。そして、国民的アニメといわれる『クレヨンしんちゃん』声優交代の裏には、とある感動的なエピソードがありました。

 森川さんは藤原さんとデビュー時期が近く、30年ほどのお付き合いがあったのだとか。交代時には、藤原さんから「森川しかいないから頼むぞ」という手紙を、スタッフを介してもらったそうです。

「ちゃんと務めなくちゃというプレッシャーがすごくあった」という森川さんですが、「今も一緒に、マイク前で演じているという思いがある」とも話しています。その演技は、「違和感なくてスゲェ」「イメージがビビるほど一致」と、視聴者からも評判です。

 そのほか、藤原さんが演じていた「交響詩篇エウレカセブン」シリーズの「ホランド・ノヴァク」、「銀魂」シリーズの「服部全蔵」も、森川さんが受け継いでいます。

●「機動戦士ガンダム」シリーズ ブライト・ノア

「ブライト・ノア」はホワイトベースの艦長で、主人公の「アムロ・レイ」から「親父にもぶたれたことないのに!」の名言を引き出した人物でもあります。

 初代ブライトは1979年から鈴置洋孝さんが演じていましたが、2006年に亡くなられています。そのため『機動戦士ガンダムUC』からは、成田剣さんがブライト役を継承しました。成田さんは、『犬夜叉』の「殺生丸」がきっかけでオーディションに呼ばれ、見事合格します。

『犬夜叉』と『機動戦士ガンダムUC』は当時、同じスタジオで制作されていたそうです。『機動戦士ガンダムUC』の古橋一浩監督は、『犬夜叉』のラッシュチェックで成田さんの声が聞こえてきたとき、思わず「ブライトさんがいるんじゃないか?」と錯覚したそうです。

 そんな経緯もあってか、成田さんの二代目ブライトは「『ブライト本人がしゃべっている』というレベル」と、視聴者からも評判です。『機動戦士ガンダムUC』のストーリーを手掛けた福井晴敏さんも、「演技に対するアプローチが鈴置さんと似ている」と絶賛しています。

* * *

 人気の長編アニメには、声優交代がつきものです。慣れ親しんだ声が変わってしまうのは寂しいものですが、後任声優の演技が良いと、改めて応援したくなりますよね。その評判や経緯を踏まえつつ作品を見ると、より味わい深く感じられるかもしれません。

(新美友那)

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