1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 芸能
  4. アニメ・コミック

「リック・ドムII」←「ツー」じゃない? ガンダムの難読MS・MA

マグミクス / 2024年5月31日 6時25分

「リック・ドムII」←「ツー」じゃない? ガンダムの難読MS・MA

■同じ文字なのに違う読み方?

「ガンダム」シリーズには多くの「モビルスーツ」(以下、MS)や「モビルアーマー」(以下、MA)が登場します。なかには、少し変わった読み方をする機体もあります。「名前がややこしい」機体には、どんなものがあるのでしょうか。

 まず、よく話題にのぼるのが、『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』に登場した「α(アルパ)・アジール」です。一般的にギリシャ文字の「α」は「アルファ」と読むことが多いですが、この機体は「アルパ」と古代ギリシャ読みをします。

 α・アジールはニュータイプ専用MAで、「シャア・アズナブル」の包容力を求めて「ネオジオン」に参加した、「クェス・パラヤ」がパイロットです。ファンネルによるオールレンジ攻撃に加え、メガ粒子砲など高い火力を持ちます。代わりに近接での戦闘は不得意としており、「アムロ・レイ」も所属する「ロンド・ベル隊」の「チェーン・アギ」が乗る機体のグレネード攻撃によって、あえなく撃破されてしまいました。

 また、アルファベットの大文字で、変わった読み方をするMSには、「ゲルググJ(イェーガー)」があります。イェーガーはドイツ語で「Jaeger」と表記し、「猟兵」の意味を持ちます。

 ゲルググJは『機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争』に登場し、ジオン軍の精鋭がそろった「サイクロプス隊」がコロニーに潜入する手助けをしています。威力の高い大型ビームマシンガンを備え、狙撃にも優れた性能を持つ機体です。『機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY』に登場した、「ゲルググM(マリーネ)」とセットにすると覚えやすいでしょう。

 似たような「当て字型」だと「ズゴックE(エクスペリメント)」という機体もあります。ジオン軍が一年戦争末期に行なった統合整備計画で「ズゴック」に改修を施した機体で、「エクスペリメント」の名前から「試験用」や「実験用」という説もあるとされています。

 ズゴックEも『ポケットの中の戦争』の作中に登場し、サイクロプス隊が地球連邦軍北極基地に潜入するため、投入されたことで知られています。サイクロプス隊はズゴックEとともに「ハイゴック」を投入し、少数精鋭ながら基地を壊滅寸前まで追い込みました。部隊が手練れの兵で構成されていたのもありますが、機体性能の優秀さがうかがえるエピソードではないでしょうか。

■「ドム」の改修型にも読みにくい機体が!

一年戦争の名機かもしれない「リック・ドムII」 画像は「HGUC 機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争 リック・ドムII (ツヴァイ) 1/144スケール 色分け済みプラモデル」(BANDAI SPIRITS) (C)創通・サンライズ

 ローマ数字の「II」が付けられた機体には、多彩な読み方があります。「ジムII」や「ザクII」のように普通に「ツー」と読む機体が多いのですが、なかにはドイツ語読みをする「リック・ドムII(ツヴァイ)」のようなケースもあります。リック・ドムIIは「ドム」の宇宙用として開発された「リック・ドム」が、ジオン軍の統合整備計画によって改修された機体で、一年戦争の末期から配備され、「ア・バオア・クー」での決戦にも少数が参戦しています。

 近年の作品では『機動戦士ガンダムNT(ナラティブ)』のラスボスとして登場した、MA「II(セカンド)ネオ・ジオング」という例もあります。IIネオ・ジオングは「シナンジュ・スタイン」が巨大な外殻「ハルユニット」と一体化した姿で、疑似的なサイコ・フィールドを発生させる「サイコシャード」発生器や、隠し腕による攻撃で猛威を振るいました。

 どれも特徴的な読み方をする機体ですが、バックボーンを振り返ってみると意外なつながりも見えてきます。多くの作品で、多くの機体が登場しているがゆえに生まれる面白さのひとつではないでしょうか。

※本文を一部修正しました(6月3日18時01分)

(LUIS FIELD)

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください