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アニオリ展開がアツい! 原作ファンも、作者も絶賛した24年春アニメ

マグミクス / 2024年6月6日 12時10分

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■冒頭から迫力全開のアニオリに「心臓がもたない」

 アニメオリジナルシーン、いわゆる「アニオリ」は、原作の世界観やストーリーにも影響を及ぼすことが多く、賛否が別れやすいものです。しかし、なかには的確なアニオリで作品を引き立て、絶賛されることもあります。2024年春アニメのなかにも、そのようにアニオリが絶賛されている作品が見られました。

●『鬼滅の刃 柱稽古編』

「鬼殺隊」と鬼との壮絶な戦いを描いた大人気マンガ『鬼滅の刃』(著:吾峠呼世晴)を原作とするTVアニメシリーズは、第4期にあたる『柱稽古編』が5月12日から放送されています。「柱稽古編」は、原作コミックスでは15巻から16巻に収録されている短いエピソードです。そのため放送開始前から、1シーズンを持たせるためにアニオリが加えられると予想されていました。

 6月2日現在、第4話まで進み、予想通り毎話アニオリが加えられており、そしてこれが期待以上に高いクオリティと称賛の声があがっています。

 たとえば、第1話の冒頭は「風柱」の「不死川実弥」(CV:関 智一)と「蛇柱」の「伊黒小芭内」(CV:鈴村健一)の共闘で、鬼から女性を救い出すというアニオリのシーンが描かれました。アニメでは初めて呼吸法による戦闘シーンが披露されたふたりの迫力ある演出に、「圧倒されて心臓が持たない」「ふたりの息がぴったりで関係性が良い」など、感動したファンの声が相次ぎました。

 続く第2話では、「水柱」である「冨岡義勇」(CV:櫻井孝宏)の過去回想が原作以上に掘り下げられ、同期だった亡き「錆兎」(CV:梶 裕貴)との修行シーンや、錆兎の繰り出す「水の呼吸」の剣技も描かれています。これには「梶さんボイスで『水の呼吸』が聞けるなんて」「より泣けた」と、ファンにとって嬉しいシーンになりました。

「毎回、話の膨らませ方が天才」「制作陣の本気度がすごい」など、原作補完以上のクオリティに感嘆する声があがっています。「柱稽古編」はまだ序盤であり、今後のアニオリ展開にも期待が高まるばかりです。

『鬼滅の刃 柱稽古編』は、毎週日曜23時15分より、フジテレビ系列にて放送中です。

●『ゆるキャン△ SEASON3』

 TVアニメ『ゆるキャン△』(原作:あfろ)は、臨場感のある美麗なアニメーションや、ゆるく楽しい雰囲気で注目され、アウトドアブームの火付け役のひとつといわれており、第3期も評判を呼んでいます。

 第3期は、主人公の「志摩リン」(CV:東山奈央)が祖父とキャンプをした幼少時の思い出を振り返る、アニオリのエピソードから始まります。壮大な自然や祖父との微笑ましいやり取りに、「1話から見ごたえありすぎ」「小学生のシマリンに癒された」などと、喜びの声が挙がりました。

 その第1話では愛知県奥三河地域のスポットが多数登場し、「道の駅どんぐりの里いなぶ」でリンが食べていた「いなぶカステラ」は放送後、商品が売り切れるほどの反響を見せています。また、アニオリエピソードで最後の舞台となった「井山展望台」も、美しく壮大な雰囲気で視聴者を惹きつけました。しかし、現在は立ち入り禁止であるため、アニメ『ゆるキャン△』の公式サイトでは注意喚起がなされています。

『ゆるキャン△』は3期目にして制作会社が変わったことで、放送前には作品独特の空気感が失われるのでは、などの心配の声もありました。しかし、放送されてみると「ちゃんとゆるキャン△で安心した」「ほっこりする雰囲気が継続されていた。これを待ってた!」といった評が大勢のようです。ご当地グルメや聖地巡礼など、『ゆるキャン△』が巻き起こす、今後のブームからも目が離せません。

『ゆるキャン△ SEASON3』は毎週木曜夜、AT-X、TOKYO MX、BS11ほかにて放送中です。

■作者も「神アニメ」と認めた? ギャグもシリアスもアニオリで活きる作品

ユニークなキャラも魅力的なTVアニメ『忘却バッテリー』キービジュアル (C)みかわ絵子/集英社・KADOKAWA

●『忘却バッテリー』

「少年ジャンプ+」で連載中の人気マンガ『忘却バッテリー』(著:みかわ絵子)は、中学球界で「怪物バッテリー」の名を馳せた天才たちと、一度野球から離脱した者たちの出会いと再起の物語が描かれます。かつて「智将」と呼ばれながら記憶喪失により「アホ」になった天才捕手「要圭」(CV:宮野真守)をはじめ、個性的なキャラが織りなすギャグシーンと、それぞれの苦悩と向き合うシリアス展開のバランスも魅力の作品です。

 放送中のTVアニメでは、野球初心者でもわかりやすいユニークな解説や、有名なマンガ作品のパロディなどが好評で、アニオリシーンも全体的に歓迎されている様子で、なかでも第5話では、捕球ができなくなった要の特訓が原作以上に濃厚に描かれ話題となりました。

 さらに、チームメイトの「藤堂葵」(CV:阿座上洋平)のセリフや表情の演出は、藤堂自身が同じ状況で苦しんだ経験を明かす第6話へとつながっていき、「原作にない部分なのにつなげ方に鳥肌」「藤堂の過去に重みが増した」などといった評が聞かれます。

 原作者のみかわ先生も、X(旧Twitter)で第5話放送時に「この神アニメは一体…」と投稿するなど、アニメの出来映えをたびたび絶賛してきました。原作の補完をするアニメならではの見事な演出に、「原作読んでてもアニメが新鮮に感じられる」「アニオリのおかげで作品がもっと好きになった」など、原作ファンの間でも高く評価されています。

『忘却バッテリー』は毎週火曜24時より、テレビ東京系列にて放送中です。

(LUIS FIELD)

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