「強運」だけでなく「覚醒」にも期待? バギーは今後「海賊王」になれるのか
マグミクス / 2024年6月9日 11時55分
■マジで海賊王になる可能性は?
尾田栄一郎先生による人気マンガ『ONE PIECE』のなかでも物語序盤から登場し、存在感を放ち続けているのが「バギー」です。お調子者なキャラで戦闘力はないものの、それを凌駕する「強運」から奇跡のような展開を起こし、現在は四皇にまで上り詰めています。彼は今後、どこまで登り詰めるのか、一部で噂されているように、本当に海賊王になってしまうのでしょうか。
バギーは序盤に敵として登場したキャラであり、主人公「モンキー・D・ルフィ」と対立しながら、その後、海底監獄「インペルダウン」で再開した際は一緒に脱獄して「頂上戦争」に参加するなど、腐れ縁のような仲です。そして、「インペルダウン編」から「マリンフォード編」にかけては、彼の強運が存分に発揮されています。
インペルダウン編で、バギーはLevel2に収容されていた囚人たちを解放しました。バギー本人としては、暴動に乗じて自分が脱獄するために囚人を利用したにすぎなかったものの、彼らから「救世主」として崇められます。そして、囚人たちはバギーと行動をともにするなかで、彼を慕う気持ちが異常に強まっていきました。
アニメ『ONE PIECE』のオリジナルの場面では、バギーの強運がさらに強調されています。アニメ第445話で、当時のインペルダウン監獄署長の「マゼラン」の「ドクドクの実」による毒の能力で脱出経路がふさがれた際に、バギーは毒の塊にむかってマゼランの悪口を浴びせました。その姿を見た囚人たちは、「毒舌でマゼランを倒そうとしている」「毒には毒作戦」と考え、「不屈の海賊魂」「生まれついてのキャプテンの器」などと称賛し出すのです。
続く446話で、タイミングよく「黒ひげ」こと「マーシャル・D・ティーチ」の「ヤミヤミの実」の能力により毒が消えますが、それを知らない囚人はバギーの作戦が功をなしたと勘違いし、彼はさらに称えられることになりました。
さらに、インペルダウン脱出後の海軍本部に向かう軍艦では、電伝虫を通した海兵の発言よって、バギーが「元ロジャー海賊団の船員」「シャンクスの兄弟分」であることが明かされます。それを聞いた囚人たちからは神格化され、政府からも注目を浴びることになりました。バギーはこの経歴や脱獄囚を統率する力を見込まれたのか、「王下七武海」入りを果たします。
また、マリンフォードでの頂上戦争においては、自分の非力さを認めて逃走を試みたにもかかわらず、バギーのもとに瀕死の「ジンベエ」とルフィが飛んできて偶然キャッチするという奇跡を起こします。その姿を見た囚人たちは、バギーが逃げると見せかけてふたりを助けたと勘違いし、「尊くて!!眩しいよオ」と、彼を余計に慕うことになりました。
■最終章では「勢いあまって」どうなる?
「フィギュアーツZERO ONE PIECE [EXTRA BATTLE]道化のバギー -頂上決戦-」(BANDAI SPIRITS) (C)尾田栄一郎/集英社・フジテレビ・東映アニメーション
「偶然」と「勘違い」により、結果的に良い方向へと向かっていく「強運」を持っているバギーには、極めつけの大出世が訪れます。原作コミックスの第1056話で、バギーが元王下七武海「クロコダイル」、「ミホーク」とともに新組織「クロスギルド」を設立したときのことです。
王下七武海制度の撤廃により海軍から追われる身にあったバギーのもとに、偶然貸した金の取り立てにきたクロコダイルが現れ、助けられます。その後バギーはクロコダイルの下につくことになったものの、部下たちの暴走により、バギーがトップであるかのように見えてしまう「クロスギルド」の広告が世界にばらまかれます。
そして、本人にとってはありがた迷惑ながら、バギーがクロコダイルとミホークという大物たちを従えていると勘違いされたことから、世界政府に危険人物として認識され四皇に成り上がったのです。最強の生物と呼ばれる「カイドウ」を倒してのし上がったルフィとは全く違う、「運の強さ」で四皇にまで出世しました。
頂点の一角になったバギーは、1082話でついにファンの間で今後、最終章の「ワンピース(ひとつなぎの大秘宝)」争奪戦で、重要な鍵を握ってくるのではないかともいわれています。バギーが期待されていることのひとつには、「バラバラの実」の「覚醒」もあげられるでしょう。「超人(パラミシア)系」の悪魔の実は、覚醒に至ることで周囲にも能力を波及させられることが多いのが特徴です。
自身の身体を複数のパーツに分けられる「バラバラの実」が覚醒して周りの物質、人をバラバラにできるなら、「強運」で上り詰めてきたバギーが、いよいよ本当の強さを見せ付けるときが来るかもしれません。
また、前述のインペルダウン編では、バギーやクロコダイル、Mr.2・ボン・クレーなど久々の登場となったキャラたちの「悪魔の実」の能力について、改めて解説が入ります。その際に、バギーの能力だけ、他のキャラとは異なる説明がありました。
能力説明のコマでは「クロコダイル“スナスナの実”能力解説」「Mr.2・ボン・クレー能力解説“マネマネの実”のマネ人間」など、しっかりと「悪魔の実」の名前が記されています。しかし、バギーだけは「道化のバギー“バラバラ”の能力解説」と、なぜか「バラバラの実」という言葉が使われていない説明となっていました。
この描写によって、ネット上の一部ファンの間で、「バラバラの能力は、バギーが食べた悪魔の実の『一部』に過ぎないのでは」「バギーはバラバラの実という名の、もっと重要な悪魔の実を食べたのでは」「ルフィの『ゴムゴムの実』が実は『ヒトヒトの実 モデル:ニカ』だったように、隠された『別の名前」があるかもしれない』とも考察されています。そうなると、バギーが「覚醒」した場合、現在の「太陽神ニカ」の姿で戦うルフィのように、「神」と同じ姿でとんでもない強さを発揮するかもしれません。
単に強運なだけでなく、「今後本当に強くなる説」もあるバギーは、原作第549話で「たちまち…四皇!!?」「いやさ勢い余って……海賊王!!?」などと口にしていました。そして、実際に四皇まで上り詰めています。
ネット上では、バギーが海賊王になる可能性に関して「バギーなら叶えちゃいそう」「ワンピースはルフィたちが見つけるけど、表向きの海賊王はバギーになりそう」「作中で海賊王として世に語り継がれるのはバギーの方では」などとも言われています。彼が今後、どのような意外性や強運を発揮してくれるのか、目が離せません。
(LUIS FIELD)
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