なぜ出演した? ギャグマンガ実写版で最狂の「ネタキャラ」を再現したイケメンたち
マグミクス / 2024年6月6日 20時5分
■史上最強にハレンチなヒーロー!
人気マンガの実写版のなかには、「まさかこれが映像化されるとは」と驚かされた、衝撃の作品もあります。たとえば過激なギャグマンガの実写版では、誰も演じられないだろうと思ってしまう「イロモノキャラ」にキャスティングされ、果敢に役を再現した俳優たちもいました。
●『HK 変態仮面』の鈴木亮平
大ヒット配信中のNetflix映画『シティーハンター』で、主役の「冴羽リョウ」を演じている鈴木亮平さんは、劇中で披露した半裸(からの全裸)の「もっこりダンス」も披露しました。アキラ100%さんやとにかく明るい安村さんも彷彿とさせる芸に、衝撃を受けた方も多いでしょうが、鈴木さんにとってこんなシーンは何でもないのです。『HK 変態仮面』(2013年公開 原作:あんど慶周)で、鈴木さんが再現した役は今でも語り草となっています。
鈴木さんが演じた主人公「色丞狂介」は、顔に女性用パンティを被ることで「変態仮面」に変身し、悪と戦うヒーローです。変態仮面の姿はパンティの股間部分が鼻と口を覆い、パンツ一丁と網タイツという正視に耐えないものですが、それはまだまだ第一段階でした。
彼は局部に強い刺激を与えられると、より強い変態パワーを引き出すことができ、自らのパンツを肩まで引き上げてクロスさせて、尻丸出しの「もっこりくっきり」になるという姿で暴れまくります。
いったい誰にだまされてこんな役をやったのかと思いきや、パンフレットによると実は鈴木さん自らが望んだ役とのことです。所属事務所のホリプロ公式YouTubeでのインタビューによれば、原作のファンで映画の脚本協力にも名を連ねる俳優の小栗旬さんから、「亮平にしかできない役がある」とこの企画を紹介されたそうで、「難しい役こそ燃える」という鈴木さんは、撮影に入る前に1年をかけて変態仮面の鋼のような肉体を作り上げます。
公開初日の舞台挨拶では、「(筋肉のために)鶏肉は1年で400羽くらい食べた。もう鶏肉は食べられない」と語るほど鈴木さんが自分を追い込んだ役で、彼の「代表作」となりました。
●『銀魂』の中村勘九郎
原作マンガ(著:空知英秋)自体がネタだらけなので、2017年の実写化映画『銀魂』は、小栗旬さん、橋本環奈さん、菅田将暉さんをはじめとする出演者一同が「イロモノ状態」となりました。そのなかでも突出しているのが、歌舞伎役者の六代目中村勘九郎さんです。
演じた真選組局長「近藤勲」は原作で裸になるシーンが多く、当然、勘九郎さんも服を着る暇がないほど脱いでいます。たとえば、黄金のカブトムシを捕まえるために褌一丁で全身にハチミツを塗った姿は、衝撃的でした。
公開前のジャパンプレミアでの小栗さんの談によると、勘九郎さんは「跳んだときにハチミツを飛ばしたいから」と、ずっと股間(褌)にハチミツを集めていたそうです。また、素振りをしながら土方十四郎(演:柳楽優弥)、沖田総悟(演:吉沢亮)と真剣に語らう場面では、褌も脱ぎ捨てた一糸まとわぬ姿を披露しました(もちろんモザイクあり)。
本来は前貼りをして撮影する予定だったそうですが、同作のメイキング映像によると勘九郎さんの「近藤さんが前貼りなんかしてるわけねぇだろ!」との熱すぎる思いから、全裸撮影となったのだそうです。
もともと原作のファンだったという勘九郎さんのノリノリな演技は、原作ファン含め多くの観客の笑いをかっさらいました。
■イケメン俳優が画太郎先生のお下劣ワールドを!
伝説のギャグマンガが原作の映画『珍遊記』ポスタービジュアル (C)漫☆画太郎/集英社・「珍遊記」製作委員会
●『珍遊記』の松山ケンイチ
松山ケンイチさんが主演した映画『珍遊記』は、かの漫☆画太郎先生の原作の実写版で、衝撃シーンが続々登場しました。孫悟空でおなじみの「西遊記」をベースにしつつも、スカッと明るい暴力やグロ描写、脱糞、嘔吐、放屁のお下劣ネタも当たり前です。というより、それがなければ「画太郎ワールド」ではありません。
それまで実写版の『デスノート』『デトロイト・メタル・シティ』『ど根性ガエル』などで、さまざまなキャラを演じ、カメレオン俳優と呼ばれてきた松山さんでさえ、画太郎ワールドは未知の世界だったと思われます。主人公の山田太郎は基本は虎柄パンツ一丁、ときには全裸といういでたちです。松山さんはお腹が出た画太郎作品らしい体系の太郎を、肉体改造も経て再現しました。
鈴木亮平さん、中村勘九郎さん、松山ケンイチさんは、皆さん大河ドラマの主演も務めた一流俳優です。もし今、「トンデモ実写映画」のオファーを受けている俳優さんがいるとしたら、迷わず受けることをお勧めします。
※冴羽リョウの「リョウ」は、正しくは「けものへん+うかんむりなしの寮」。
(古屋啓子)
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