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原作1コマでもダイナミックに激変 『鬼滅の刃 柱稽古編』で絶賛された名演出

マグミクス / 2024年6月8日 20時10分

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■アニメならではの「音声」「映像」で表現された名場面

 原作の該当する部分の物語が短く、アニメオリジナルの描写が増えることが予想されていた『鬼滅の刃 柱稽古編』は、期待以上のクオリティの高さで毎週の放送が盛り上がっています。アニオリだけでなく、原作で短く描かれた場面を際立たせる演出や構成も、「制作陣の本気度がすごい」などと話題です。

 アニメ第1話は、冒頭から「風柱」の「不死川実弥」(CV:関智一)と「蛇柱」の「伊黒小芭内」(CV:鈴村健一)が共闘するアニオリでスタートを切ったことで話題となったほか、原作で楽しみにされていた「柱合会議」も、キャラの魅力が存分に再現されました。なかでも、「痣の発現」について説明する「恋柱」の「甘露寺蜜璃」(CV:花澤香菜)の演出が、印象に残った人も多いのではないでしょうか。

 原作では、「痣」の発現時の身体の状態を一生懸命説明するも、うまく言葉にできない甘露寺の姿が1コマで描かれていました。この場面は、アニメでは甘露寺独特のしなやかな動き(刀も持っている)や、屋敷の外から一気に彼女に近付くカメラワークなども使用され、躍動感たっぷりに表現しています。説明下手な甘露寺の一生懸命さがアニメならではの演出で引き立てられ、聞いていた一同がキョトンとする空気感がより明確に伝わったのではないでしょうか。

 ネット上でも「表情豊かな蜜璃ちゃんが見られて良かった」「あの後の恥ずかしそうな顔がより際立つ」「キョトン顔の一同がかわいかった!(産屋敷)あまねさんのあんな顔は貴重」などと話題になっていました。

 続くアニメ第2話の「珠世」(CV:坂本真綾)が、鎹鴉(CV:速水奨)から鬼殺隊の本拠地に招かれるシーンでは、珠世の異変を察知した「愈史郎」(CV:山下大輝)が、ダイナミックに階段を転げ落ちる様子が描かれています。原作ではおまけページのラフ画で描かれた場面がアニメ化され、「原作の細かい部分が反映されて嬉しい」「愈史郎の珠世愛がより伝わる演出だった」など、原作ファンを喜ばせました。

 他にも第2話のなかで注目を集めたのは、怒りの感情に葛藤する「蟲柱」の「胡蝶しのぶ」(CV:早見沙織)のシーンです。普段の余裕のある話し方から一変し「姉さん 私を落ち着かせて」と必死に感情を押し殺そうとする話し方はどこかあどけなく、姉に甘える「妹」の顔をのぞかせた瞬間でした。

 担当声優の早見さんの演技で「胡蝶しのぶ」というキャラクター性が見事に引き立ち、「普段のお姉さんなイメージとのギャップがいい」「たった一言でしのぶの本性が見える絶妙な演技ですごい」などと絶賛されています。

■今後ファンが楽しみにするシーンは?

声優の演技で心理描写が細かく描かれた胡蝶しのぶが描かれた『鬼滅の刃』Blu-ray/DVD Vol.10 (C)吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ufotable

『柱稽古編』は追加のオリジナルシーンはもちろん、原作の1コマがより丁寧に描かれていたり、アニメならではの演出で視聴者を楽しませてくれたり、至るところに工夫がこらされてきました。原作ファンの間では、今後の見どころをアニメではどう表現するか、予想合戦も繰り広げられています。

 たとえば、原作第136話で描かれた、不死川実弥の「おはぎ」にまつわるエピソードは、冨岡が不器用ながら不死川と距離を縮めようと考える姿や、粗暴な印象の不死川が実はおはぎが好きというギャップで、ファンを魅了する場面です。原作でもほっこりする人が続出した彼らのやり取りは、アニメで待ちきれないシーンのひとつでしょう。

 また、原作第132話にあたる伊黒小芭内の稽古では、彼と甘露寺が文通していることが発覚する場面があります。2023年放送の『刀鍛冶の里編』では、甘露寺の回想シーンで特別な関係性を感じさせる伊黒とのやり取りが、原作以上に細かく描かれていました。文通のシーンでも、ふたりの親密さがうかがえる描写が期待されます。

『柱稽古編』はSNSで「戦いの合間の休息的な話かと思ってナメてたけど素晴らしい」「毎回のアニオリが豪華で原作の膨らませ方もうまい」などと絶賛されており、今後も原作の場面にどんな描写が加わるか、どのような演出がされるか、注目が集まりそうです。

(LUIS FIELD)

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