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「クライマックスなのに」「もうすぐ15年」 連載再開が待たれる人気マンガ

マグミクス / 2024年6月11日 17時55分

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■原作者が語る今後の展望とは?

 読み続けていたマンガが、何らかの事情によって休載してしまうことは多々あります。そのなかには、最終回目前と思われるタイミングで休載し、連載再開が待たれる作品もありました。また、近いうちにまた連載が始まりそうな作品もあります。

●『Dr.コトー診療所』

 2000年から「週刊ヤングサンデー」(小学館)にて連載を開始し、その後2008年から「ビッグコミックオリジナル」に移籍したマンガ『Dr.コトー診療所』(著:山田貴敏)は、2010年から休載しています。本作は吉岡秀隆さん主演で2003年、2006年に実写ドラマ化、2022年には実写映画化もされており、そちらの印象が強いという人も多いのではないでしょうか。

 物語は、3か月間医者のいない状態だった「古志木島」という離島に、東京の病院から主人公のコトー先生こと「五島健助」(ごとうけんすけ)が医者として赴任するところから始まります。赴任当初、歓迎されていなかったコトー先生でしたが、手術道具や設備などが揃っていない診療所でさまざまな難手術を成功させ、その優しく誠実な人柄もあって徐々に島民の信頼を得ていくのでした。

『Dr.コトー診療所』は、健助を尊敬する研修医「岡勢美都留」の過去が語られる直前で休載しています。山田先生のブログによれば病気などが休載の理由だそうですが、山田先生の病気は快方に向かっているとのことで、2022年掲載のNHK鹿児島放送局「かごしまWEB特集」のインタビュー内では、今後「コトーがなぜ離島医療に興味を持ち、島の医者になることになったのかというところまでを書こうと思います」と連載再会への意欲を見せていました。

 そして、2024年2月には山田先生が自身のFacebookで、連載再開のための取材で長野に行ってきたことが明かされ、3月には「今医療監修の先生と打ち合わせ中で、これがクリアできたらいよいよ原稿にかかります」とコメントしています。またコトー先生に会える日も、近そうです。

●『BASTARD!! -暗黒の破壊神-』

『BASTARD!! -暗黒の破壊神-』(著:萩原一至)は、1987年に序話にあたる読み切り作品『WIZARD!!~爆炎の征服者~』が「週刊少年ジャンプ」(集英社)に掲載され、翌年同誌にて連載が開始されました。

 「週刊少年ジャンプ」の連載を1989年に中断して以降、「週刊少年ジャンプ増刊」、「週刊少年ジャンプ」、「ウルトラジャンプ」と掲載誌を変更しながら長期にわたり連載していましたが、2010年を最後に休載しています。

 2020年9月時点で累計発行部数が3000万部以上を突破している『BASTARD!!』は、主人公の「ダーク・シュナイダー」が戦士や魔物、邪神などと壮絶に戦う姿を描いたダークファンタジー作品です。

 物語は、かつて世界支配を企てた大魔法使い「ダーク・シュナイダー」が、長い間大国と争ったことで少年の姿に転生することを余儀なくされるところからはじまります。それから15年後、ダーク・シュナイダーとして復活した彼は、「闇の反逆軍団」と戦うことになるのです。

 本作は地獄に封印されたダーク・シュナイダーと、敵「ポルノ・ディアノ」との戦いを描いた「魔力の刻印篇」が、「ウルトラジャンプ」2010年6月号に掲載されたのを最後に休載しています。

 そんな『BASTARD!!』は、アニメの第1期「闇の反逆軍団編」全24話が、2022年に「Netflix」にて全世界に配信されます。翌年には、第2期「地獄の鎮魂歌編」が配信され、連載再開を期待する声はさらに高まりました。

 また、本作の連載復活については、ネット上で「先生が乗り気じゃないなら無理に描かなくてもいい」「完結してほしい気持ちもあるけどあまり期待はしてない」といった意見も見受けられます。萩原先生はダンジョン探索系のゲーム制作にも携わっており、本作の執筆以外にもさまざまな活動をしているため、半ば諦めている人もいるようです。

■実写化もされた人気タイムスリップ時代劇は未完?

最終章直前で未だに完結する気配のない人気マンガ『信長協奏曲』第1巻(小学館)

●『信長協奏曲』

 石井あゆみ先生のマンガ『信長協奏曲(のぶながコンツェルト)』は、月刊誌「ゲッサン」(小学館)にて2009年から連載されていますが、2023年4月号を最後に長期間の休載に入っています。2014年にアニメ化とドラマ化、2016年に実写版の映画も公開された人気作だけに、再会を望む声は多いです。

 物語はひょんなことからタイムスリップしてしまった高校生の「サブロー」が、自分と瓜ふたつの風貌をしている「織田信長」から「自分の代わりに信長として生きてくれ」と頼まれ、戦国時代を生き抜いていきます。

 サブローは、さまざまな局面を自然体で乗り切りますが、そのすべてが史実通りになっているのが本作の面白いポイントです。戦の戦績もさることながら、宗教の自由や関所の廃止など、教科書で習う出来事がサブローの手によって再現されていました。『信長協奏曲』はそんなサブロー(信長)の最期を、どのように描くのか注目されています。

 最新話では信長が死を迎える、「本能寺の変」が近付いていました。クライマックスを迎えてからの長期休載かつ具体的な休載理由が語られていないこともあり、ネット上では読者から「物語の続きも読みたいけど休載理由だけでも知りたい」「石井先生は果たして元気なんだろうか」といった心配の声も出ています。

(LUIS FIELD)

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