「なぜ再現できた」「凄すぎて笑える」 ギャグ漫画実写版で衝撃の筋肉を見せた俳優
マグミクス / 2024年6月20日 12時10分
■筋肉と笑いのコラボレーション!
人気マンガが映像化された際、「このキャラクターを演じられる俳優がいるとは」と驚かされることはしばしばあります。たとえば、マンガで見事な肉体美を見せているキャラクターを、実際の俳優が演じるには、かなりのトレーニングが必要となるでしょう。さらにコミカルな演技が求められるとなれば、かなり演じるのは難しいと思われますが、原作ファンからも絶賛される見事な肉体改造を見せた俳優もいました。
●『テルマエ・ロマエ』の阿部寛
見事な肉体美も笑いに変えた俳優といえば、2012年4月に公開された映画『テルマエ・ロマエ』(原作:ヤマザキマリ)で主演を務めた阿部寛さんの名前があがるでしょう。阿部さんが演じたのは、現代日本にタイムスリップする古代ローマ帝国の浴場設計技師「ルシウス」です。彼が現代日本の風呂文化を活かして、斬新な浴場をローマで作っていくストーリーで、入浴シーンやコメディ要素も多く含まれた作品でした。
原作のルシウスは古代ローマの彫刻のような引き締まった身体をしており、彼を演じる阿部さんも映画内で見事な肉体を披露しています。また、ウォシュレットを初めて使用した場面で、偶然押したボタンによりお尻の洗浄が行われて慌てふためく姿なども、しっかり再現していました。
そのような阿部さんに対して、ネット上では公開当時「本作の見どころの半分は阿部さんの肉体といってもいいと思う」といった身体に関する声や、「恍惚の表情を浮かべ白目をむく阿部さんに笑わされた」など、絶賛が相次ぎます。
2012年6月に監督の武内英樹氏がデジタルハリウッド大学の秋葉原メインキャンパスにて行った、『テルマエ・ロマエ』に関する公開講座では、阿部さんのストイックな役作りについても語られました。トレーナーに原作の石像を見せて、「これにしてください」と頼んだという阿部さんは、撮影の間に消火器やマネージャーさんを抱えてスクワットをしたり、ホテルにこもって筋トレをし、その日のうちに朝とは違う身体に仕上げてきたりしたそうで、役者魂を感じるエピソードが明かされています。
●『KAPPEI』の伊藤英明
2022年3月に公開された映画『KAPPEI』(原作:若杉公徳)で、説得力のある肉体美を披露したのが伊藤英明さんです。本作では、1999年7月に世界が滅ぶという予言を信じ、救世主になるべく激しい修行を続けてきた「終末の戦士」たちの姿が描かれます。ただ世界は滅亡せず、彼らは2022年の東京に流れ着いて普通の生活を強いられてしまうのです。
本作の見どころのひとつが、鍛えぬかれた筋肉を持つ終末の戦士たちによる、「無戒殺風拳」のバトルシーンです。伊藤さんは、短パンに上半身は裸の上にタンクトップのみという姿の主役「勝平」を演じており、見事な筋肉を露わにしています。
特に勝平が、ヒロインの「山瀬ハル」(演:上白石萌歌)が「ブスなのかブスでないのか」を巡って、終末の戦士のひとりである「守」(演:大貫勇輔)と戦うシーンは迫力満点です。
一方で、これまで激しい修行を続けてきた勝平は、東京での生活は知らないことばかりで、スマホもろくに触ったことがなかったため、現代社会ではとことん浮いた存在となります。ネット上のレビューでは「伊藤さんたちが振り切った演技で一生懸命技を繰り出しているシーンに感動した」「すごい筋肉で細い大学生たちのなかに交じってる伊藤英明の立ち姿だけで笑える」「ハルに微笑みかけられて頬を赤らめる伊藤さんをみてニヤニヤしてしまった」などの声があがっていました。
■世界的ヒット作品でも筋肉で笑いを取った俳優
映画『HK 変態仮面』ポスタービジュアル (C)2013「HENTAI KAMEN」製作委員会
●『HK 変態仮面』の鈴木亮平
2024年4月の配信開始から世界的にヒットしているNetflix映画『シティーハンター』で、見事な筋肉で「裸芸」を見せた鈴木亮平さんは、2013年に公開された映画『HK 変態仮面』(原作:あんど慶周)でも驚きの姿を見せていました。本作で鈴木さんが演じたのは、顔にパンティを被ることで「変態仮面」に変身する主人公「色丞狂介」です。
変態仮面に変身した鈴木さんは、上述のように顔にはパンティ、そしてパンツ一丁と網タイツという姿を披露しています。ただ、そのような衣装の強烈さ以上に目が行くのは、鈴木さんの肉体美ではないでしょうか。
たとえば、銀行強盗に巻き込まれたヒロインを救出するために、初めて変態仮面に変身したシーンの筋肉には驚かされました。また、敵と戦う場面では、股間を相手の顔に押し付ける技を披露しており、原作の世界観も上手く踏襲しています。
この役を演じるにあたり、鈴木さんはストイックに自分を追い込んでいました。公開初日の舞台挨拶で、筋肉を作り上げるために年間で鶏肉を400羽ぶんくらい食べたと語っており、この役への並々ならぬ思いを明らかにしていました。
実写版『変態仮面』の鈴木さんの熱演、役作りは長年、語り草となっており、ネット上でも「ほぼ裸で戦っているのに下ネタっぽく感じず肉体美から目が離せなかった」「バキバキの筋肉つけてるのに、お尻だけプリッとした質感なのが再現度高い」といまだに絶賛されています。
(LUIS FIELD)
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