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「思わせぶりが過ぎる」「いつまでも待つ」 最終回で「続編」を匂わせたままのアニメ

マグミクス / 2024年6月19日 18時5分

「思わせぶりが過ぎる」「いつまでも待つ」 最終回で「続編」を匂わせたままのアニメ

■諦めなければきっと来る?

 近年のアニメでは、前シリーズからおよそ10年ぶりに放送された『BLEACH 千年血戦篇』のように、数年単位で時間を空けながらも続編が制作されるケースが増えています。ネット上では思いもよらないニュースに「待ってて良かった」「前シリーズ終わって絶望してる過去の自分に教えてあげたい」と沸くファンだけでなく、こういった朗報を受けて「◯◯だって何年越しに続編あったんだから」と動向が見られない好きなアニメへのモチベーションとするファンの声もも少なくありません。

 また、なかには最終回で続編の匂わせがありながらも、その後の動向が見られないアニメもあります。

●『めだかボックス』

 2009年より4年間に渡って「週刊少年ジャンプ」で連載されていたマンガ『めだかボックス』(原作:西尾維新 作画:暁月あきら)は、西尾先生ならではの個性豊かなキャラクター、独特の言葉遊びやパロディ要素も要因となってヒットを記録しました。

 同作は2012年に、分割2クールでTVアニメが放送されています。第1期『めだかボックス』は、生徒会メンバーが揃う「生徒会執行編」を中心に描かれました。その第1期最終回のクライマックスでは、主人公「黒神めだか」率いる生徒会の前に立ち塞がる「十三組の十三人(サーティン・パーティ)」が姿を見せると同時に「第2期始動」の文字が表れます。

 続く第2期となる『めだかボックス アブノーマル』第11話では、「十三組の十三人」の一員、都城 王土(みやこのじょう おうど)を撃破しためだかの前に人気キャラ、球磨川禊(くまがわ みそぎ)が姿を見せます。そして最終回となる第12話はめだかが登場せず、球磨川の過去を描いたスピンオフ『グッドルーザー球磨川』が放送される異色の形となりました。

 第2回、第3回人気投票で1位に輝くほど人気のあった球磨川の登場にファンは大きく沸き、めだかと球磨川の対決がメインとなる「球磨川事件編」が近いうちに放送されるのでは? という期待の声も続出します。しかし、残念ながらから10年以上が経過した現在も、3期の続報は出ていません。

 続編が出ないことを残念に思っているのはファンだけでなく、作画を担当した暁月先生も2022年に「アニメ化はとても嬉しかったけど2期で終わってしまい3期以降に続かなかった事が心残り」とX(旧Twitter)でつぶやき、それに対し球磨川を演じた声優の緒方恵美さんも「ありがとうございますホントそれ!どこかでつくってもらえないでしょうか、、、」とリプライしていました。

●『がっこうぐらし!』

 2012年より「まんがタイムきららフォワード」(芳文社)で連載されていた同題マンガを原作とするアニメ『がっこうぐらし!』は、ほんわかした作風とかわいい女子高生キャラたちのゆるい日常系かと思いきや、1話のクライマックスで「ゾンビもの」だと明かされる衝撃的な展開が話題となりました。

 この有名な1話では、わずかに生き残った仲間たちと「学園生活部」としてサバイバル生活を送る主人公「丈槍由紀」(たけや ゆき/通称:ゆき)が現状を認識できず、無邪気に空想を広げていたという事実も語られ、ゾンビものとの激しいギャップを生んでいます。

 アニメ『がっこうぐらし!』の最終回では、生活拠点としていた学校の設備が使えなくなるとともに物資が底をついたことから、ゆきたちは「卒業式」を行って学校を後にし、物語が幕を閉じます。ただ、その後にかつてゆきたちが風船につけて飛ばしたメッセージを、謎の人物が拾うシーンが差し込まれていました。その人物は、メガネをかけていると思われる描写から、ファンの間では原作に登場する「出口桐子」(でぐち とうこ/ 通称:トーコ)なのではないか? という考察も行われています。

 また、ゆきたちは最終回でゾンビ化するもゆきの窮地を救った柴犬「太郎丸」を埋葬していますが、卒業式後に掘り起こされた描写もあり、こちらに関しても「2期のフラグか?」と期待する声も少なくありませんでした。

 同作は2019年には実写映画も公開されるも、アニメ2期については9年が経った今も動向はありません。2020年には、2期を諦めきれない一部のファンたちによる「#ぐらし二期幻覚実況」の投稿が繰り広げられ、「作画えぐい」「30分があっという間」と架空の放送の実況によって、当時のTwitterでのトレンド入りを果たす珍事も巻き起こっています。

●『トモダチゲーム』

 2014年より「別冊少年マガジン」でマンガが連載されている『トモダチゲーム』は、アニメ化だけでなくドラマ化や映画化と、さまざまなメディアミックス展開がされています。

 同作はクラスで集めていた修学旅行費2000万円が盗まれ、4人のクラスメイトが返済を目的に強制的にゲームに参加させられるも、裏切り者が現れたことで脆くも友情が崩れ去ってしまう……という内容のストーリーです。

 2022年に放送されたアニメの最終回は、友情のために友達を弁護をする第4のゲーム「友罪裁判」が始まったところで幕を閉じます。クライマックスのはずが突然の新展開が描かれ、ネット上では「開廷するって言っても最終回なんですが……」「さすがに2期あるでしょ」とざわつくファンも続出していました。

 また、トモダチゲームの案内人を務める謎の人形「マナブくん」はゲームによって服装や声が変わる設定があり、友罪裁判での姿である「マナブ裁判長」を演じたのは、人気声優の花澤香菜さんでした。花澤さんのわずかなセリフでの出演に関しても、「花澤さんの使い方がもったいなさ過ぎる」「2期で活躍を見せてほしい」と惜しむ声もでています。まだ2年しか経っていないので、前向きに続編を待ちたいところです。

(田中泉)

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