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今思えば謎の多い『ワンピース』第1話  「不可解すぎる」シーンは何を意味する?

マグミクス / 2024年7月1日 11時40分

今思えば謎の多い『ワンピース』第1話  「不可解すぎる」シーンは何を意味する?

■第1話の段階でどこまで構想があったのか?

 現在、エッグヘッド編に突入した『ONE PIECE(ワンピース)』では、これまで伏せられていた謎が徐々に明かされ始めています。しかし、いまだ未解明の謎も多数存在しており、今思えば第1話にも不可解なシーンが残されていました。

 その第1話、以降に続く壮大な物語の幕開けは、主人公「モンキー・D・ルフィ」の幼少期から始まりました。「東の海(イーストブルー)」にあるルフィの育ったフーシャ村に、「シャンクス」率いる「赤髪海賊団」が滞在していた様子が描かれています。

 このときの赤髪海賊団がフーシャ村に滞在し、村を拠点とし活動ししていた理由は、謎に包まれています。世界政府の船から「ゴムゴムの実」を奪ったあと、約1年も小さなフーシャ村に滞在していたのです。おそらくは政府が赤髪海賊団の行方を追っていたはずで、その追手をまくためだったのでしょうか。

 そしてシャンクスが「ゴムゴムの実」を狙って奪ったのか、それとも偶然、手に入れたのかは不明ですが、政府が護送していたところを襲い奪った「悪魔の実」を、あっさりルフィに食べられてしまいます。

 ここで不可解なのが、なぜ「海の秘宝」と呼ばれる悪魔の実の管理が、あれほど杜撰(ずさん)だったのか、という点です。

 実を盗み食いして全身ゴム人間になってしまったルフィに対し、シャンクスは本気で驚いている様子でした。あれが演技でなければ、シャンクスが想定しないかたちで、ルフィが勝手に食べてしまったのでしょう。

 しかし、のちに「ゴムゴムの実」は、貴重な動物系幻獣種の悪魔の実であることが判明します。その事実を知ってから1話の該当シーンを読み返すと、ルフィが悪魔の実を食べたあと、山賊「ヒグマ」との騒動を経て、すぐに赤髪海賊団は長期滞在していたフーシャ村を旅立ったようにみえます。

 その一連の流れをみると、ルフィが悪魔の実を食べたことと、赤髪海賊団の動きが連動しているようにも思えます。もしかするとシャンクスは、ルフィが「ゴムゴムの実」を食べることを予想していたのでは……と深読みした人もいるのではないでしょうか。

 また、この時点のシャンクスの強さにも違和感がありました。「近海の主」からルフィをかばった際に、シャンクスは片腕を失いました。しかし、シャンクスほどの実力者であれば、近海の主ごときを相手に深手を負うでしょうか。

 しかも、この近海の主は、10年後のルフィが一撃で倒せる程度の強さです。このシーンに違和感をおぼえた読者は多いようで、「覇気は使えたんだよね?」「片腕にならなければならない理由が?」など、さまざまな憶測を呼びました。

 そのほかにも第1話には、ルフィが海賊になることについて、フーシャ村の村長「ウープ・スラップ」が「村の汚点」「村の恥」と発言するシーンがあります。

 村長がただの海賊嫌いなだけかと思われましたが、その後ルフィの活躍を知った際に、村長が「(ルフィが海賊になるのは)夢か運命か…」と意味深な発言を残していました。

 それを踏まえると1話で村長が、ルフィが海賊になることに反対していたのは、もっと深い意味が含まれていたのかもしれません。

 そして第1話の扉絵にも伏線らしきものが描かれていました。まず第1話のタイトルは「ROMANCE DAWN -冒険の夜明け-」です。この「夜が明ける」ことは、同時に「太陽が昇る」ことにつながり、この時点で「太陽の神ニカ」の構想があったのでは……と想像することができます。

 さらに気になるのは第1話の扉絵なのに、なぜか「ナミ」が描かれている点です。ナミが初登場するのは第8話なので、どう考えても不自然に思えます。

 単純に、出番に先立ってヒロインを描きたかっただけとも考えられますが、初期から登場する仲間のなかで、ナミは謎に包まれた部分が多いキャラのため、つい深読みしたくもなります。

 本編が佳境を迎えているなか、改めてコミックスを最初から読み返してみると、いろいろと新たな発見があるかもしれませんね。

(マグミクス編集部)

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