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最初「違う」「イケメン過ぎ」と思ったら 後で「評価逆転」した実写版主人公たち 

マグミクス / 2024年6月24日 20時25分

最初「違う」「イケメン過ぎ」と思ったら 後で「評価逆転」した実写版主人公たち 

■次回作ではさらなる「筋肉再現」にも期待?

 これまで、数多くのマンガやアニメの「実写化」が作られてきました。その際はやはり、原作の再現度を気にするファンが多く、特にキャスティングに関しては重要事項のひとつとされています。そんななか、最初は「違う」と言われていましたが、最終的にその評判を取り返した「主人公キャラ」もいました。

 最近では『ゴールデンカムイ』の主人公で、日露戦争の英雄「不死身の杉元」こと「杉元佐一」を演じた山崎賢人さんが、公開前と公開後で評価が逆転した代表例ではないでしょうか。キャスト発表時、実写版『キングダム』の「信」役のイメージもあって、「杉元にしては細すぎるのでは」「不死身感が薄い」「アクションは期待できるかもだけど杉元とは違う」などの意見も多く出ていました。

 しかし、予告編での「俺は不死身の杉元だ!」の言い方の再現度や身のこなしで、「これは期待できるのでは」という意見も出ており、公開後には山崎さん演じる杉元に「冒頭のアクションが凄すぎて『アンタが杉元や…』って認めざるを得なかった。なにより立ち姿のフォルムがマジで杉元。原作の作画そのまま」「アシリパさん(演:山田杏奈)とご飯食べたり動物を愛でたりしてるときは優しさあふれる青年だけど、戦闘モードに入ると一気に優しさがなくなって鬼になる感じがまんま杉元」「信の時と動きや体つきが全然違うのが凄い」と、絶賛が相次ぎます。

 山崎さんは撮影前に筋肉だけで10kgの増量をし、劇中の銭湯の場面で披露された杉元の肉体を再現しました。また、三十年式歩兵銃の扱い方や、柔道、銃剣でのアクションも特訓して身に着け、さらに脱獄王「白石由竹」(演:矢本悠馬)と極寒の北海道の川に落ちる場面も吹替なしで演じています。

 まさに全力で杉元を演じた山崎さんに関しては、2024年秋にWOWOWでドラマとして放送予定の続編でも期待が集まっています。今後、「海に全裸で飛び込む」「ラッコ鍋を食べて悶々とし、服を脱いで男だけで相撲を繰り広げる」「温泉に入った後に『フリチン』でバトル」「ロシアの伝統競技『スチェンカ』を行い上裸で殴り合う」など、肉体美を披露する『ゴールデンカムイ』ならではの場面の再現にも要注目です。

 そのほか、福本伸行先生の「カイジ」シリーズの、実写映画『カイジ 人生逆転ゲーム』のキャスティングも話題となりました。友人の保証人となったことで、多額の借金を背負うことになってしまった主人公の「伊藤開司」(カイジ)が、さまざまなギャンブルゲームに挑んでいく物語です。

 この主人公のカイジ役に抜擢されたのが、藤原竜也さんでした。このキャスティングには、体つきや顔立ちが真逆で、いわゆる「原作キャラの美化」ではないかと、ネット上で違和感を覚えた反応も出ていたようです。

 しかし、公開後には「世界一ビールを美味しそうに飲む男が再現されてた」「似てないのに似てるの何なん」「ときどき何言ってるかわからないくらい雄叫び上げるけど、これぞカイジって感じ」「鉄骨渡りのシーンは何回見てもこっちまでハラハラする」「最後の利根川とのバトルの緊迫感は藤原竜也の演技力あってこそ」など、藤原竜也版カイジは評価を得ていきました。

 藤原さんは2023年11月にTV番組『日曜日の初耳学』に出演した際、原作でも有名なカイジが地下で「キンキンに冷えたビール」を飲むシーンを演じるために、実際に1か月禁酒したことを語っています。2020年までに3作が作られた「カイジ」シリーズの実写映画は、藤原さんが主演を継続し、いつの間にかカイジといえば「藤原竜也」が定着しました。また、藤原さんはかなりの競馬好きであることも認知され、一部で「リアルカイジ」と呼ばれるようにもなります。

■トレードマークのせいで賛否?

映画『ミステリと言う勿れ』ポスタービジュアル (C)田村由美/小学館 (C)2023 フジテレビジョン 小学館 TopCoat 東宝 FNS27社

 そのほか近年の作品では、『ミステリと言う勿れ』のドラマ化にも、さまざまな意見が見られました。原作は「このマンガがすごい!2019」「マンガ大賞2019」を受賞した、田村由美先生による人気マンガです。

 主人公の大学生、「久能整」(くのう ととのう)が、不可解な事件を淡々と解決していく様子が痛快で、独特の雰囲気を醸し出す物語です。鋭い角度からの推理や、久能がひたすら語る哲学的でウンチクが含まれた語りも魅力で、多くのファンを獲得しています。

 久能のトレードマークといえば、アフロにも似たボリューミーな天然パーマです。その久能にキャスティングされたのは、俳優の「菅田将暉」さんでした。しかし、以前から久能の配役に対し、「俳優の渡部豪太さんに似ている」と噂されていました。

 そのことから、発表時は「菅田くんもいいけど、これは絶対に豪太くんだった」「脳内で豪太くんに変換してたのでギャップが…」といった声が相次ぎます。しかし、蓋を開けてみれば「菅田将暉の演技でマイルドになり親しみやすい主人公だった」「整くんの長セリフを、しっかり整くんのテンポで話している菅田将暉さんに感動」「あのセリフ量を本当に自然に湧き出ているかのように語れる演技力はさすが」と、菅田さんの久能は高く評価されました。

 オファーを受けた後、原作を読んで惚れこんだという菅田さんは、地毛で久能の髪形を再現しただけでなく、原作者の田村先生に「逆取材」を行い、久能役にアプローチしていきます。田村先生も実写化発表に際して、撮影現場を訪れた際に「ああ……! 整が現実にいたらこんな感じなんだ!」と感激したコメントを寄せていました。ドラマ『ミステリと言う勿れ』は人気を博し、2023年に公開された映画版もヒットを飛ばしています。

※山崎賢人さんの「崎」は「たつさき」が正しい表記
※アシリパの「リ」は小文字が正しい表記

(マグミクス編集部)

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