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柱稽古編7話でファン歓喜!『鬼滅』でやらかしまくって「最低」だけど人気な鬼とは

マグミクス / 2024年6月24日 12時10分

柱稽古編7話でファン歓喜!『鬼滅』でやらかしまくって「最低」だけど人気な鬼とは

■「人間らしくて好き」な人も多い鬼

 2024年6月23日(日)に放送された、TVアニメ『鬼滅の刃 柱稽古編』第7話では、「岩柱」である「悲鳴嶼行冥」(CV:杉田智和)の悲しい過去が明かされます。

 柱になる前の悲鳴嶼は、身寄りのない子供たちを引き取り、貧しい生活ながらも、ともに寺で暮らしていました。しかし、ひとりの子供の裏切りによって鬼に襲われてしまい、「沙代」という幼女以外は、鬼に殺されてしまうのです。

※この記事では、『鬼滅の刃』の、まだアニメ化されていないシーンの記載があります。原作マンガを未読の方はご注意ください。

 悲鳴嶼の回想のなかで遅くまで外にいて鬼に出くわした子供は、のちに「十二鬼月」のなかで新しく「上弦の陸」になる、「獪岳(かいがく)」です。『柱稽古編』7話は、全体的に彼が大きく関わるエピソードでした。

 子供時代、身寄りのなかった獪岳は悲鳴嶼に引き取られ、他の子供たちと一緒に暮らしていました。7話では特に説明がありませんでしたが、獪岳は寺のお金を盗み、それをほかの子供たちに指摘されたことで寺から抜け出します。その後、偶然にも鬼と遭遇してしまい、獪岳は自分が助かるために、寺にいた悲鳴嶼と8人の子供を鬼に食わせると提案するのです。

 また、寺では鬼除けの藤の花の香炉を焚いていましたが、獪岳は鬼が襲いやすいように、香炉の火を消してしまいます。そして、8人の子供のうち7人が鬼に殺されることになったのです。

 自分だけ生き残った獪岳は、のちに「鬼殺隊」の元「鳴柱」の「桑島慈悟郎」(CV:千葉繁)に弟子入りし、雷の呼吸を会得するために修業に励みました。ほかの弟子には「我妻善逸」(CV:下野紘)がおり、獪岳は彼の兄弟子にあたります。

 鍛錬の結果、獪岳は「雷の呼吸 壱ノ型」以外の型を会得する一方、善逸は彼が使えなかった「壱ノ型」だけを身につけます。そして、桑島は獪岳と善逸のふたりを、「雷の呼吸の継承者」として認めたのです。そもそも獪岳は弱音ばかり吐くのに「壱ノ型」を使える善逸を嫌っており、恩師の決定に、さらに不満が溜まるのでした。

 その後、獪岳は鬼殺隊に入隊するも、上弦の壱の鬼「黒死牟」(CV:置鮎龍太郎)に遭遇して命の危機にさらされます。助かりたいがために土下座をすると、黒死牟から鬼になるように提案され、獪岳は彼の血を受け取って鬼になるのです。そして桑島は雷の呼吸の継承者から鬼を出してしまったことで、責任をとって切腹するという最期を迎えました。

 7話で善逸が受け取った手紙には、桑島の死と獪岳の裏切りについて書いてあったと思われます。その後、空席となった「上弦の陸」の座についた獪岳は、のちに無限城で善逸と対峙する予定で、アニメでも大きな盛り上がりを見せる場面となりそうです。善逸は獪岳を嫌いつつ、真面目に修業する彼を尊敬もしており、複雑な感情が入り乱れるバトルに期待が高まります。

 彼がしてきた非道な行いは、決して許されるものではありません。しかし、その獪岳を推すファンは少なくないようです。7話放送後、原作を読んでいるファンの間で「獪岳最低」といった意見も相次いだ一方、原作とは違い悲鳴嶼の回想の時点で、彼の顔が登場したことを喜ぶ声も多数出ています。

 さらに、原作マンガの連載終了後に結果発表が行われた「第2回人気投票」では、獪岳はかつて裏切った悲鳴嶼(22位)や「珠世」(24位)ら重要キャラ、さらに鬼の始祖である「鬼舞辻無惨」(23位)も抑えて21位にランクインしています。出番や活躍の少なさを考えると、かなりの高順位ではないでしょうか。

 SNS上では、「利己的だけど正直、いちばん共感できちゃうキャラ」「登場人物のなかで誰よりも人間らしいところが好き」「自分を認めてもらいたさすぎる性格に共感」「自分のなかでこれだと決めた信念と生き様を見せてくれて好き」「生きてさえいればいつか勝てると信じながら、最後のときまで自分のために生きたところが好き!」「獪岳のやったことは最悪だけど、自分が同じ状況になったら助かるために同じことをしないとは言い切れない」と、彼を推す意見や、7話での行動をかばう声もあがっていました。

 自己中心的かつ弱くて、ある意味人間らしい性格や、最低でも自分の芯を通す姿勢ファンの心に刺さっているようで、また彼の見た目に関しても、「かわいい」という意見が多く出ています。7話の食事シーンでの獪岳の笑顔に、癒された人もいたようです。

 ちなみに、獪岳はTVアニメシリーズ「竈門炭治郎 立志編」の第17話にて、善逸の回想シーンですでに登場しています。当時はまだ名前が分からず、鼻から上が映らない状態で桃を食べていたことから、ネット上では「桃先輩」とも呼ばれていました。

 このとき、桃先輩の声を担当した声優は、『進撃の巨人』の「ライナー・ブラウン」や、『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』の「オルガ・イツカ」、『ハイキュー!!』の「東峰旭」などの役を演じた細谷佳正さんです。「柱稽古編」7話でも、わずかながら細谷さんが獪岳の声を当てており、話題になりました。

 また、作中での掘り下げが少ない獪岳は、寺の仲間を裏切った後になぜ鬼殺隊に入ったのかも不明です。「実はなんだかんだ贖罪の念があって鬼殺隊に入ったのでは」といった考察も出ており、鬼として再登場する際にアニメオリジナルで何か掘り下げもあるかもしれません。豪華声優の演技、善逸とのバトル含め、獪岳の今後に要注目です。

(LUIS FIELD)

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