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『転スラ』宴会シーンの大幅カットに物議 「細部まで描くべきだった」ファンの言い分とは

マグミクス / 2024年6月28日 21時10分

『転スラ』宴会シーンの大幅カットに物議 「細部まで描くべきだった」ファンの言い分とは

■あっさり終わった宴会シーンに「物足りない」

 現在放送中のTVアニメ『転生したらスライムだった件』(以降『転スラ』と表記)第3期は、毎週SNS上で多くの声があがっています。ただ最近は、アニメの展開に関して物議をかもす部分があったようです。いったいファンの間では、どんな問題が指摘されているのでしょうか?

 第3期は、魔王「クレイマン」を倒した主人公「リムル=テンペスト」が正式に魔王になったところから始まります。クレイマンとの戦争や「魔王達の宴(ワルプルギス)」を経て世界が大きく動いたため、リムルら「ジュラ・テンペスト連邦国」の連中は後処理や対応に追われることになりました。

 これによって一部ファンからは「会話シーンばっかり……」「会議ばっかりしていてなんだかなぁ~」など、ため息交じりの意見が聞かれます。

 実際にアニメ第3期の各話タイトルは、49話「悪魔と策謀」50話「聖人の思惑」51話「平和な日々」52話「それぞれの役割」53話「両翼会議」と、血沸き肉躍るようなバトルが繰り広げられる様子は一切ありません。

 いわゆる「政治パート」が大半を占めているであろうことが、タイトルからも分かるのです。とはいえ、ネット上では「『転スラ』は政治パートこそ真骨頂」「ゴブリンの集落が街になり、国になった。『転スラ』は会議や多種族との交流で世界を発展させていくのが楽しいんだよ」などと、肯定的な意見も多く見受けられます。

『転スラ』は「異世界モノ」作品のなかでも珍しく、戦闘描写やチート能力のお披露目会よりも会話シーンに重点が置かれていますが、それが逆に多くの人の心をつかんでいるのかもしれません。

 しかし最近、『転スラ』は再び物議をかもすことになりました。リムルは「七曜の老師」の思惑により、作中最強クラスの人物である「ヒナタ・サカグチ」と戦います。何とか危機を脱し、以前から因縁のあったヒナタとも和解に至るのですが、これに一部ファンから不満の声が寄せられました。

『転スラ』では、リムルが我々の世界の技術や食べ物をお披露目し、たびたび異世界人を驚かせます。コミカライズ版では、今回のヒナタたちとの和解の宴会も「すき焼き」をはじめ美味しそうな食べ物がたくさん登場しました。ところがアニメ版では宴会シーンはあっさりとしか描かれず、一部ファンは物足りなさを感じてしまったようです。

 コミカライズ版では、初日の宴会にてリムルらの国で広く普及している「魔黒米」に「クルセイダーズ」のひとりが勇気を振り絞って食すシーンなどがあります。一方、アニメ版では、エンディングで初日の宴会がハイライトとして流れるのみでした。

 また2日目の宴会は、コミカライズ版では暴風竜「ヴェルドラ」がすき焼きの食べ方を民へ指南したり、再びクルセイダーズのひとりが生卵に挑戦したりと、見ているだけでワクワクするような楽しい宴会が描かれます。しかし、アニメ版ではそういったシーンがカットされてしまい、ガッカリしたという声が少なくありません。

 尺や話数の制限はあるかもしれませんが、この宴会を経てヒナタがリムルに心を開いていくため、丁寧に描いて欲しかったのでしょう。

 ただ、これから『転スラ』では多くの重要キャラが登場する「開国祭」が始まります。「開国祭」では、初期エピソードに登場した懐かしのキャラも出てくるため、宴会シーンでの急ぎ足は「開国祭」を濃密に描くための調整だったのかもしれません。

 アニメ第3期は連続2クールなので、きっとまだまだ視聴者を楽ませてくれるはずです。「開国祭」でどんな物語が展開されていくのか期待しましょう。

(ハララ書房)

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