【漫画】習字教室に通う、中3になる男子「続ける？」と尋ねると…まさかの答えに先生涙目！【作者インタビュー】

■習字教室に小学校4年生から通っている、もうすぐ中3になる男の子

　作者が教えている習字教室での出来事を描いたマンガ「習字教室に通う受験生の話」が、Instagramで1万2000以上のいいねを集めて話題となっています。

　子供に書道を教えている作者。小さな頃から習いに来ていても、成長して部活や塾で忙しくなる前に辞めていく子がほとんどです。もうすぐ中学3年生になる男の子に、教室を続けるか聞いてみたところ……。読者からは、「素敵です」「最高のほめ言葉」「そんな場所に通わせたい」などの声があがっています。

　このマンガを描いたのは、漫画家の忍者ママさんです。Instagramで日常生活や子供の頃の出来事をマンガにして発表しています。忍者ママさんに、作品についてのお話を聞きました。

ーー男の子の言葉を聞いたときの心境を、詳しく教えて下さい。

　彼の成長をあと1年見られることが、とてもうれしかったです。彼は習字教室のリーダー的存在で、彼が抜けると教室の空気が変わってしまうと感じていので、「辞めてほしくないな」と思っていました。ただ、「高校受験のために、勉強を頑張ってほしい」とも思っていたので、継続は本人の意思に任せていました。

ーー男の子は、どのくらい習字教室に通っているのですか？

　小学校4年生から通っているので、5年ほどの付き合いです。小学生の頃は、自分の思うように書けなくて泣きべそをかくような子でした。でも先日、「先生って、お習字以外はけっこうポンコツだよね」と、生意気なことをいわれてしまいました（笑）。

ーー中学3年生になると習字教室を辞める、という子は多いのでしょうか？

　小学生を卒業するタイミングで辞める子がほとんどです。中学生になると、部活や塾で忙しくなるので……。中学生になってからも習字を続けているのは、今回マンガに書いた男の子が初めてです。

ーー習字を教える上で、気を付けていることはありますか？

　筆運びなど、テクニックの部分は口やかましくいうこともありますが、基本的には「ほめ殺し」を心がけています。

ーーマンガを投稿し続けるために、どんなことに気を付けていますか？

　ネタ切れしないように、過去の自分の出来事も含めて、何か面白そうなことにアンテナを張っています。

ーー作品について、どのような意見が寄せられていますか？

「『ここは落ち着く』なんて、最高のほめ言葉」「生徒との信頼関係が表れていますね」「学校と家庭以外に、そう思える空間があるのがいい」など、うれしいコメントをたくさんいただきました。

ーー今回のマンガを描いたきっかけを教えて下さい。

「子供は、周りを幸せな気持ちにさせてくれるパワーを持っている」ということを形にしたかったので、マンガに描きました。私が感じた幸せのおすそわけです。

（マグミクス編集部）