『ダイの大冒険』一強なのか? 傑作ぞろいの「ドラクエ」アニメ&マンガ
マグミクス / 2024年7月8日 11時55分
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■ゲームだけじゃない、アニメ&マンガも面白い「ドラクエ」
HD-2D版『ドラゴンクエストIII そして伝説へ…』の発売日が2024年11月14日(木)と発表され、さっそく通販サイトではランキング上位になるなど、「ドラクエ」へのファンの関心はいまだ冷めることがないようです。
さて、「ドラクエ」といえば、ゲームだけでなく、派生作品であるアニメやマンガも高い人気を誇ります。「週刊少年ジャンプ」(集英社)で原作マンガ(監修:堀井雄二/原作:三条陸/作画:稲田浩司)が連載され、2020年から2022年にかけて二度めのアニメ化がされた『ドラゴンクエスト ダイの大冒険』(以下、ダイの大冒険)が代表的な作品のひとつでしょう。
もちろん、「ドラクエ」を題した作品はほかにもあり、根強いファンがネット上でたびたび話題にしています。では、いま一番人気があるのはどれなのでしょうか? 『ダイの大冒険』と「良い勝負」になるかもしれない、3作品をご紹介します。
●『ドラゴンクエスト列伝 ロトの紋章』
『ダイの大冒険』と人気を二分しそうなマンガが『ドラゴンクエスト列伝 ロトの紋章』(原作・設定:川又千秋/脚本:小柳順治/作画:藤原カムイ)です。『ロト紋』の愛称の本作は、「ドラクエのエニックスからマンガ誌が出る」と「ドラクエ」好きな子供たちの間で話題になった、1991年刊行の「月刊少年ガンガン」の初期連載作品です。連載は1997年まで続き、コミックスは全21巻(完全版は全15巻)が発売されました。
物語の舞台が『ドラゴンクエストIII そして伝説へ…』で「大魔王ゾーマ」が倒されてから100年後の世界であり、『ダイの大冒険』よりも、より「ドラクエらしさ」を感じさせる世界観です。作画を担当した藤原カムイ先生の画力が非常に高く、端正な絵柄で描写されているのも評価が高いポイントです。
「勇者ロト」の血を引く主人公「アルス」の名前は、それまで「えにくす」だったゲーム版の取扱説明書などにも使われるようになりました。続編として、『ドラゴンクエスト列伝 ロトの紋章 Returns』が「ヤングガンガン」で連載されました。
●『ドラゴンクエスト 勇者アベル伝説』
『ドラゴンクエスト 勇者アベル伝説』コンプリートDVD-BOX(イーネット・フロンティア)
『ドラゴンクエスト 勇者アベル伝説』(以下、アベル伝説)は、TVアニメ『ドラゴンクエスト』として1989年から放送されました。のちにVHSが発売され、ゲームの『ドラゴンクエスト』と区別するために『アベル伝説』と追記されました。現在では「dアニメストア」などで観ることができ、『ドラゴンクエスト ≪勇者アベル伝説≫』と表記されています。
『アベル伝説』は『ドラゴンクエストIV 導かれし者たち』の発売前に放送され、ゲストキャラクターに「マーニャ」と「ミネア」、「トルネコ」「クリフト」「アリーナ」などが登場しました。見た目はゲーム通りですが、キャラクターとしては別のもの、という扱いです。主人公「アベル」の故郷は「アリアハン」の村で、父の名前は「オルテガ」であるなど、『ドラクエ3』の要素が設定に多数盛り込まれています。
また、BGMはゲームでおなじみの曲が多数使われていたのも、「ドラクエ」のファンにとってうれしい点でした。徳永英明さんによるEDテーマ「夢を信じて」が大ヒットしたものの、視聴率がふるわなかったのか、途中でいったん「打ち切り」のような終わり方をし、のちに第2部として再開しています。放送局によっては第2部の放送がされなかったため、「面白かったのに突然終わってしまった」と残念に思った記憶を持つ人も多いでしょう。
●『ドラゴンクエスト 4コママンガ劇場』
1990年4月に発売された『ドラゴンクエスト 4コママンガ劇場』(エニックス)
当時のエニックス出版から刊行された書籍『ドラゴンクエスト モンスター物語』や『ドラゴンクエスト アイテム物語』などに掲載された、栗本和博先生による『アレフガルド小劇場』が元になり、数名の漫画家によるアンソロジーコミックとして1990年に『ドラゴンクエスト 4コママンガ劇場』が発行されました。
人気にともない、2巻以降も続々と発行されます。『南国少年パプワくん』の柴田亜美先生、『魔法陣グルグル』の衛藤ヒロユキ先生など、のちにヒット作を生む作家陣も参加しています。初期の看板作家であった栗本先生、柴田先生、石田和明先生、すずや那智先生は「4コマ四天王」と呼ばれ、人気を集めました。また、読者投稿企画からデビューする作家も多く、投稿作品だけを集めたコミックス『ドラゴンクエスト 4コママンガ劇場 番外編 4コマクラブ傑作集』もプロ作家が描く本家と劣らぬ人気になるという、「ドラクエ4コマブーム」が起こりました。
●『ドラクエ』関連作品はほかにも!
例に挙げた以外にも、久美沙織先生の小説が原作のマンガ『ドラゴンクエスト 精霊ルビス伝説』(作画:阿部ゆたか)や、『ドラゴンクエストV 天空の花嫁』の双子を主人公にした『ドラゴンクエスト 天空物語』(作:幸宮チノ)などは、メジャーではないもののコアなファンが多い作品です。あなたが好きな「ドラクエ」アニメ&マンガは何でしょうか?
(マグミクス編集部)
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