歴代「ガンダム」主人公機で一番かっこいいのは？ 「強さも最高」「後にも先にも存在しない」【アンケート結果】

■いずれ劣らぬ見栄えのガンダム主人公機

　マグミクス編集部は「歴代『ガンダム』主人公機で一番かっこいいのは？」と題して、2024年6月12日～6月19日までの期間、読者アンケートを実施しました。総投票数1146票のアンケートから、上位となった3体を見てみましょう。

●3位「ウイングガンダムゼロ（EW版）」（76票）

　3位になったのは『新機動戦記ガンダムW Endless Waltz』で「ヒイロ・ユイ」が搭乗した「ウイングガンダムゼロ（EW版）」です。TVアニメのウイングガンダムゼロと同一機体でありデザインが違うだけ、という変わった立ち位置のモビルスーツですが、票を集めました。

　回答者からの言及で多かったのは、やはり翼のこと。ウィングガンダム、そしてTVアニメのウイングガンダムゼロが備えていた翼はあくまでロボットのパーツ然としていたものの、『Endless Waltz』で本機体が羽根を舞い散らしながら翼を柔軟そうに開閉する様子を見た時は、驚いた人も多いのではないでしょうか。

【回答者の声】
・とにかく美しい。
・生物的な翼を持つ唯一無二のガンダム。
・自分が造ったガンプラのなかでも抜群にかっこよかった。
・もっとも影響を受けた機体。
・『∀ガンダム』にも登場するくらいだから。

●2位「ユニコーンガンダム」（92票）

『機動戦士ガンダムUC』ビジュアル　(C)創通・サンライズ

　2位は『機動戦士ガンダムUC』で「バナージ・リンクス」が搭乗する「ユニコーンガンダム」でした。通常時の真っ白な「ユニコーンモード」と、「NT-Dシステム」が発動した際の「デストロイモード」の変形に触れるコメントが多かったのが印象的です。

　また最終決戦に臨む際のフルアーマー仕様や、別機体ではありますが黒い2号機「バンシィ」や金色の3号機「フェネクス」とバリエーションが多いのもユニコーンガンダムの特徴でしょう。『機動戦士ガンダムUC』は続編も予定されています。そこでも新たな姿が見られるでしょうか。

【回答者の声】
・ユニコーンモードとデストロイモード、そしてサイコフレームの色でも雰囲気が変わるのが好き。
・顔がいい。
・ガンダムらしいトリコロールをあえて採用せず、全身真っ白でバイザー型の目が最高にかっこいい。デストロイモードに初チェンジした際のモブの「一本角の所属不明機が変形、いや変身した！　あれはガンダムだ!!」というセリフが印象的。
・主人公の感情、エネルギーを体現するかのようなエフェクトが文句なしにかっこいい。
・ちょっとチートすぎるけど「白いMS」を実現させた優れたデザイン。

■1位は最も知名度の高いパイロットが設計した機体！

●1位「νガンダム」（116票）

『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』ビジュアル　(C)創通・サンライズ

　1位は『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』で「アムロ・レイ」が搭乗するνガンダムでした。「ガンダム」シリーズで一番の知名度を誇る主人公のアムロが自身で設計し、そして最後に乗った機体です。

　デザインは全体的にはシンプルでありながら、左背に装備する「フィン・ファンネル」によってアシンメトリーなフォルムとなっているのが大きな特徴です。νガンダムが数多い「ガンダム」主人公機のなかで「一番かっこいい」と認められたことにうなずける人は多いでしょう。

【回答者の声】
・シンプルさのなかにかっこ良さがある。
・アムロ最後の搭乗機だから、外せない。
・フィン・ファンネルがカッコよすぎる。
・フォルム、武装、強さともに最高でした！
・アムロが自ら設計した最終機であって、もう見た目からして片翼の天使のようでかっこいいのを通り越して美しいうえに、カラーリングもモノトーンで超絶上品でかっこいい。これを超えるガンダムはもはや後にも先にも存在しないといい切れるほどかっこいい。
・イケメン過ぎる。

●νガンダム、ユニコーンガンダム以外にも立像になってほしいガンダム多数

　4位は70票で「ガンダムMk-II」と「ストライクフリーダムガンダム」となり、さらに6位は「Zガンダム」（67票）といずれも3位に肉薄する得票数でした。そこから10位まで「ガンダムF91」、「マイティーストライクフリーダムガンダム」、「ゴッドガンダム」、「V2アサルトバスターガンダム」と並び、宇宙世紀シリーズの強さとともに、オルタナティブシリーズの充実を感じられる結果となりました。

　ちなみに上位になったなかではνガンダム、ユニコーンガンダムなどの立像が各地にありますが、その他も作られても全然いいのではないでしょうか。渋かっこいいガンダムMk-IIや可変ギミックが面白くなりそうなV2アサルトバスターガンダムなんて特に……それはともかく、今後の「ガンダム」シリーズの新作でも、上位に食い込むような主人公機が登場することに期待しましょう。

（はるのおと）