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『聖剣伝説』だけじゃない! 2024年7・8月に発売される「要注目」ゲームたち

マグミクス / 2024年7月10日 18時25分

『聖剣伝説』だけじゃない! 2024年7・8月に発売される「要注目」ゲームたち

■臨場感抜群の実況ゲーム、友情の危機招いたボードゲームも

 2024年も7月を迎え、後半戦に突入しました。今年の上半期も多彩なゲームが続々と登場し、多くのプレイヤーを虜(とりこ)としました。しかし、この夏に登場する作品たちも負けておらず、目移り必至のラインナップが控えています。

 そのなかには、20年、30年と続いた名シリーズの最新作も名を連ねています。平成を駆け抜け、今も現役で活躍する人気シリーズが、この令和6年にどんな作品をリリースするのか。往年のファンから、温故知新を得られるカジュアル層まで、この夏注目の人気シリーズ最新作をご覧下さい。

●『パワフルプロ野球2024-2025』7月18日発売

 野球ゲームは数多く、リアル寄りからコミカルなものまで、ゲーム史を紐解くと枚挙に暇がないほど出てきます。そんな群雄割拠の時代に、コミカルだけどリアルな体験を実現させたのが『実況パワフルプロ野球’94』です。

 スーパーファミコン向けに登場した本作は、ゲームカセット型ながら「音声による試合実況」を実現させ、当時のゲームファンを驚かせました。その実況効果は絶大で、ゲームプレイに合わせて流れる実況は、まるで自分も試合のなかにいるかのような臨場感を味わわせてくれます。

 アナウンスのみならず、観客の歓声や審判のコールまで徹底しており、声が出るゲーム自体が珍しかった時代に、新たな体験と刺激を与えてくれました。

 その後シリーズを重ねていき、ゲーム性の向上はもちろん、遊びの幅を広げるゲームモードも発展し続けました。特に、選手を育成する「サクセス」関連のモードは、やりがいを感じられるうえにドラマチックな展開もあり、シリーズファンを魅力する根幹となったほどです。

 このシリーズの最新作となる『パワフルプロ野球2024-2025』が、7月18日に発売を迎えます。1994年に発売された1作目から数え、「パワプロ」シリーズはなんと30年も歩み続けてきましたが、その進化はまだまだ留まるところを知りません。

●『ドカポン!怒りの鉄剣』8月1日発売

 TVゲームは、ひとりでコツコツ楽しむものもあれば、友達同士でワイワイと遊ぶものもあり、ジャンルは千差万別です。そして、多くのゲーム友達と一緒に熱狂したジャンルのひとつに、対戦型ボードゲームがありました。

 このジャンルでは「桃太郎電鉄」シリーズが良く知られており、その1作目も1988年発売とかなり古い作品です。空白期間こそありましたが、こちらのシリーズは今も新作が出続けており、2023年発売の『桃太郎電鉄ワールド 〜地球は希望でまわってる!〜』は発売月のなかだけで累計出荷数が100万本を突破しました。

 また、1991年に1作目『いただきストリート 〜私のお店によってって〜』が登場したこちらのシリーズも、スーパーファミコンやPlayStationなどの歴代ハードで作品を展開し、2017年まで「いたスト」シリーズが続きました。

 こうした作品群に続いてデビューしたのが、「ドカポン」シリーズです。1993年に発売された『決戦!ドカポン王国IV 〜伝説の勇者たち〜』は、「モンスターと戦ってレベルを上げ、お金を稼ぐ」というファンタジーRPG的要素と、対戦型ボードゲームというゲーム性を融合させ、対人戦を大いに盛り上げました。そのバトルがあまりに白熱することから、「友情破壊ゲーム」と呼ばれることもしばしばあります。

 また、『南国少年パプワくん』をはじめ多数の代表作を持つ柴田亜美さん、ファミコン少年の心に残る『水晶の龍』のビジュアル面を支えた佐藤元さん、いまも愛され続けている『ケロロ軍曹』の吉崎観音さんなど、さまざまなクリエイター陣がキャラクターデザインを務めた点も印象的です。

「ドカポン」シリーズも長年にわたって展開し、近年だけでも2020年に『ドカポンUP!〜夢幻のルーレット〜』がリリースされたほか、2023年にはリメイク作『ドカポンキングダム コネクト』が発売されました。そしてこの夏、PS版のリマスターとなる『ドカポン!怒りの鉄剣』が8月1日に登場する予定です。

 あの『ドカポン』をいま遊んだら、大人として穏やかに楽しめるのか。それとも、再び友情を破壊してしまうのか。試してみるのも一興かもしれません。

■「ガンダム」シリーズ新作も登場!

1/60サイズと1/144サイズといった、スケール感が異なるモビルスーツ同士が戦うのも、「ガンプラ」ゲームならでは。画像は『ガンダムブレイカー4』 (C)創通・サンライズ (C)創通・サンライズ・MBS

●『ガンダムブレイカー4』8月29日発売

 TVゲーム市場で、ロボット系の作品といえば、多くの人が「機動戦士ガンダム」シリーズや、ガンダム作品が多数参戦している「スーパーロボット大戦」シリーズを思い浮かべることでしょう。それだけ、「ガンダム」の強さと魅力は広く根付いています。

「ガンダムのゲーム」と一口にいっても、オーソドックスなアクションから対戦モノ、RPGにシミュレーションと、方向性はさまざまです。そのなかでも、「ガンダムブレイカー」は特に個性が際立っており、似た作品がほとんどない稀有なシリーズです。

「ガンダムブレイカー」シリーズの特徴は、登場するモビルスーツが全て「ガンプラ」、つまりガンダムのプラモデルという点にあります。ガンプラは頭・胴体・右腕・左腕・下半身などのパーツ単位に分かれており、アクションバトル中はパーツが外れることもしばしば。例えば、足が外れると移動ができなくなるなど、ゲーム性にも直接影響します。

 しかし、パーツによる分割が最も本領を発揮できる場面は、自機をカスタマイズ性する時です。本作はガンプラなので、違うモビルスーツ同士のパーツもなんら問題なく付け替えることができ、その組み合わせは途方もないほど。センス良く組み合わせて格好いいモビルスーツを作り上げるか、トンデモな構成で魔改造になるのか、かつてない自由度の高さが好評を博しました。

「ガンダム」のゲームシリーズとして見るとかなりの歴史になりますが、「ガンダムブレイカー」自体の幕開けは2013年と、比較的新しめです。とはいえ、すでに10年以上の歴史を歩んでいますし、これだけ個性的な作品が続いている点も賞賛すべきポイントでしょう。

 前作は残念ながら不評の多い作品になってしまいましたが、その苦難を乗り越え、最新作の『ガンダムブレイカー4』が8月29日に登場します。250を超える登場機体をベースに、この世に1機だけの「俺ガンプラ」を作ってみませんか?

●『聖剣伝説 ヴィジョンズ オブ マナ』8月29日発売

『ガンダムブレイカー4』と同日の8月29日に発売されるのが、こちらも名シリーズの最新作『聖剣伝説 ヴィジョンズ オブ マナ』です。

「聖剣伝説」シリーズは、1作目が1991年に登場しました。先月28日に33周年を迎えており、今回取り上げたなかでも最も長い歴史を持っています。しかも原点となった『聖剣伝説 ~ファイナルファンタジー外伝~』は、タイトルからも分かる通り『ファイナルファンタジー』の外伝として始まりました。

 この記念すべき1作目は、ゲームボーイ向けにリリースされ、場所を選ばずどこでも遊べるアクションRPGとして人気を得ました。「ケアル」や「ファイア」といった「FF」でおなじみのワードに彩られたアクションRPGは、当時のユーザーにとって新鮮で、プレイ意欲を後押しする一因にもなっています。また、デフォルメ系のビジュアルながら、ストーリー展開は重い場面も多く、豊かな物語性も魅力のひとつでした。

 こうして始まった「聖剣伝説」シリーズは、数年ごとに作品を重ねていきましたが、2000年代後半からフットワークが重くなり、リメイクやスマホ向けの展開などはあったものの、ファンが待ち焦がれる時間が徐々に長くなっていきました。

 しかし、2010年代後半から本格的なリメイク展開が相次ぎ、2020年の『聖剣伝説3 TRIALS of MANA』ではカメラ視点を大胆に変更するほどのフルリメイクを行い、現代風のアレンジに力を入れました。こうしたチャレンジが功を奏し、従来のファンに加えて新規層の獲得にも恵まれ、リメイク版『聖剣伝説3』は発売から10か月ほどで世界累計出荷本数が100万本を突破し、ミリオンヒットの仲間入りを果たします。

 シリーズ人気を固め直してファン層を着実に広げた「聖剣伝説」シリーズが、来る8月29日に完全新作の『聖剣伝説 ヴィジョンズ オブ マナ』を投じます。まさしく、満を持しての登場といえるでしょう。原点回帰した王道ファンタジーRPGが、新たな一歩を大きく踏み出します。

* * *

 長い年月のなかでシリーズ作を重ね、それぞれ時代で愛され続けた名シリーズたちが、この夏に続々と最新作を展開します。懐かしさと新しさ、その双方を味わう注目を、どうぞお見逃しなく。

(臥待)

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