『ウルトラマン』『仮面ライダー』『スーパー戦隊』で一番人気のシリーズは？【結果発表】

■結果は接戦に

　マグミクス編集部は「三大特撮ヒーローで一番好きなのは？」と題して、2024年5月27日から6月17日までの期間、読者アンケートを実施しました。今回は総投票数82票のアンケートから上位3つを見てみましょう。

●3位：『スーパー戦隊』シリーズが好き（25.6%）

　3位は1975年に放送が始まった『秘密戦隊ゴレンジャー』でした。このシリーズについては、複数人チームで、そして男女で力を合わせて戦うことがファンの心をくすぐっていることがコメントからうかがえました。

「クルマ」をモチーフにした最新シリーズ『爆上戦隊ブンブンジャー』が2024年3月からスタートしており、「Amazon Prime Video」や「TELASA」「東映特撮ファンクラブ」などで配信されています。

【回答者の声】
・チーム戦ならではの面白さがあり、『海賊戦隊ゴーカイジャー』が特に印象的。
・三大特撮ヒーローそれぞれで殺陣やアクションの雰囲気が違いますが、僕はスーパー戦隊のアクションが好き。
・『秘密戦隊ゴレンジャー』のアカレンジャーが好きでした。
・主題歌がかっこいい。
・初めてハマったのが『侍戦隊シンケンジャー』だったから。松坂桃李の沼にハマりました。
・男女で力を合わせて戦うのがいい。

●2位：『仮面ライダー』シリーズが好き（28%）

『仮面ライダーガッチャード』ポスタービジュアル　(C)2023 石森プロ・テレビ朝日・ADK EM・東映

　2位は1971年に放送が始まった「仮面ライダー」シリーズでした。玩具シリーズの展開が絶好調な同シリーズは、映像作品としては作品ごとにモチーフこそ変わるもののシリーズに通底する世界観に惹かれ、長年観ている人も多いようです。

「錬金術」をテーマにした最新シリーズ『仮面ライダーガッチャード』が2024年3月からスタートしており、こちらも「Amazon Prime Video」や「TELASA」「東映特撮ファンクラブ」などで配信されています。さらにお菓子をモチーフにした新作『仮面ライダーガヴ』が9月にスタートすることが発表されています。

【回答者の声】
・等身大ヒーローの世界観。
・『仮面ライダークウガ』のストーリーにハマり、『仮面ライダー電王』のキャラとストーリーにドハマりしました。どんでん返しやジンとくるストーリーは『仮面ライダー』が一番。
・60歳を超えた今でもつい観てしまう。
・第1回放送の蜘蛛男をリアルで観て以来のファンです。
・特撮はあまり好きではなかったが『仮面ライダーW』を観て印象が変わった。単純な子供向けではなく、泥臭い人間ドラマに惹かれた。そして何より圧倒的にデザインが好み。

■「どのシリーズも好き」派も多いけど？

『ウルトラマンアーク』ポスタービジュアル　(C)円谷プロ (C)ウルトラマンアーク製作委員会・テレビ東京

●1位：『ウルトラマン』シリーズが好き（29.2%）

　今回のアンケートで一番人気となった「三大ヒーロー」は、1966年に始まった『ウルトラマン』シリーズでした。近年はTVシリーズの新作は半年分のみとなっていますが、それでも人気なのは一番長い歴史を持ち、そしてその過去のコンテンツとのリンクを巧みに行っているからでしょう。本シリーズについては、ストーリー面を称賛するコメントが多く寄せられました。

　なお7月6日に新作『ウルトラマンアーク』がスタートし、YouTubeや「Amazon Prime Video」「TSUBURAYA IMAGINATION」などで配信されています。これにより『爆上戦隊ブンブンジャー』『仮面ライダーガッチャード』と並んで再び3シリーズが同時展開中となりました。

【回答者の声】
・怪獣の魅力と、故郷は地球のような深いシナリオ。
・怪獣をむやみに倒さない優しいヒーロー。
・ストーリーに中だるみやブレがなく、安定した面白さがある。
・ストーリーに見応えがある
・基本1話完結のなかにさまざまなテーマを内包したドラマを楽しめるところと、迫力のミニチュア特撮が魅力。
・過去作とのつながりが最高なうえに過去作を知らなくても楽しめる作りのうまさ。そして、カッコいい。

●「どのシリーズも好き」派の意見は

　なお選択肢には「どのシリーズも好き」というものもありました。この選択肢への投票には「3大ヒーローに順位は付けられません」「どのヒーローもそれぞれ魅力があり、諦めない姿、仲間との絆、物語の素晴らしさを教えてもらえる」「好きな理由は強い精神と優しさの象徴がヒーローで、それに対する永遠の憧れとリスペクト……これに尽きます」といったアツいコメントが集まりました。

　いずれのシリーズも観ている人にはしっくり来るでしょう。今回のアンケート結果は接戦となりましたが、改めてそれぞれの魅力の違いを考えながらチェックしてみましょう。

（はるのおと）