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【漫画】息子が発達障害と分かり、不安… 未来の自分に質問した5つのこととは?【作者インタビュー】

マグミクス / 2024年7月22日 21時5分

【漫画】息子が発達障害と分かり、不安… 未来の自分に質問した5つのこととは?【作者インタビュー】

■夢の中で過去の自分と対面!

 過去の自分に出会った夢について描いた「未来の自分に聞きたかった5つの質問」(全7話)が、Instagramで合計1800以上のいいねを集めて話題となっています。

 当時4歳の息子が発達障害と分かり、不安と悩みでいっぱいだったかつての作者。作者は夢のなかで、そんな過去の自分と出会います。不安に押しつぶされそうだった過去の自分が、未来の自分に聞きたかった5つのこととは……。読者からは、「なんと素敵な話!」「私も何度相談したいと思ったことか」「子育ては不安になることが多いですよね」などの声があがっています。

 このマンガを描いたのは、Instagramやブログ「ばよのーと」などでマンガを発表している、ブロガーの星河ばよさんです。星河ばよさんに、作品についてのお話を聞きました。

ーー長男のタロくんが発達障害だと分かった当時、どのような心境でしたか?

 とてもショックでした。現実を受け入れきれなくて、毎日のように「なぜ、うちの子が……」と泣いたり、一生懸命その理由を考えたり。かと思えば、「いつかは周りの子に追いつく」と、見えない希望にすがったり……。当時は、気持ちの余裕がまったくありませんでしたね。

ーー中学生になったタロくんは、現在も支援級に在籍しているのですか?

 現在も支援級に在籍しています。小学校ではおもに国語と算数を支援級で受けていましたが、中学校では自分で選択した教科の授業を支援級で受けられるので、苦手とする2~3教科を支援級で受けています。支援級には、気持ちを落ち着かせたり、切り替えたりできるクールダウンスペースもあり、いまや支援級は長男にとって「大切な居場所」になっているようです。

ーー現在は、タロくんの発達障害について、どのような考えをお持ちですか?

 しっかりと受け入れ、とてもスッキリとした心持ちになっています。支援級の先生のサポートを受けながら、本人にあったペースで成長していってほしいなと思っています。

 ちなみに長男が小学5年生のときに、本人への障害告知をしました。それについてのマンガをSNSやブログなどに投稿しているので、もし良かったら読んでもらえるとうれしいです。タイトルは「ぼく、障害があるの?」です。

ーー読者のなかにも、発達障害のお子さんを持つ親御さんがいらっしゃるかもしれません。皆さんに向けて、アドバイスやエールをお願いします。

 お子さん一人ひとりの発達は違いますが、いままでできなかったことが徐々にできるようになる瞬間があります。たとえ口には出さなくとも、お子さんは親御さんのことが大好きで、いつも面倒を見てくれて「ありがとう」という気持ちでいっぱいだと思いますよ。

ーー作品について、どのような意見が寄せられていますか?

「なんと素敵な設定」「未来の自分が『大丈夫だよ』といってくれたら、これほど安心できるものはないですね」「私も過去に戻って、自分をヨシヨシしてあげたい」などのコメントをいただきました。あまりに突拍子もないSF話で皆さん引いてしまわないかと思っていたのですが、素敵なコメントをたくさんいただけて、とてもうれしかったです。

ーー今回のマンガを描いたきっかけを教えて下さい。

 長男の発達障害をなかなか受け入れられなかった当時、家でも会社でもそのことを考えてしまい、不安と悩みに押しつぶされそうな毎日でした。「未来の自分はいったいどうしたのか」「未来の自分は通常級と支援級、どちらに決めたのか」などとよく考えていたんです。さまざまな思いと戦っていた私の葛藤を、SF要素を盛り込んだマンガとして今回、表現してみました。少し話はそれますが、最近、あるTVドラマで「自分を助ける最良の人は自分」という言葉を知りました。当時の私に1番聞かせてあげたい言葉ですね。

(マグミクス編集部)

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