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キャスト発表←え、イケメンすぎ? 実写化で「美形化」が物議のキャラたち

マグミクス / 2024年7月17日 19時50分

キャスト発表←え、イケメンすぎ? 実写化で「美形化」が物議のキャラたち

■引っ込み思案なオタクくんが国宝級イケメンに

 マンガが実写化されるとき、しばしば原作ファンからは「キャラクターの再現度」に不満の声が上がります。原作で大人気のイケメンキャラクターが、実写では「なんか違う」仕上がりになってしまった……という反応はよく見かけるのではないでしょうか。

 その逆パターンとして、原作ではそこまでイケメン、美女ではなかったキャラクターが、実写化で「超美形」になってしまうこともありました。

 たとえば、2020年に公開された映画『弱虫ペダル』では、主人公の「小野田坂道」役にまさかの人物が抜擢されました。坂道といえばもともとアニメをこよなく愛し、毎週学校帰りに秋葉原に通っていたという筋金入りのオタク男子で、黒髪&オン眉に丸メガネをかけた冴えない見た目です。そんな坂道を実写版で演じたのは、なんとKing & Princeの永瀬廉さんでした。

 永瀬さんは、同年にファッション誌「ViVi」の名物企画「国宝級イケメンランキング」で、年間通して「NOW部門」の1位に輝いており、ファンからも「全角度国宝級」と称されるほどのビジュアルを誇っています。坂道とは正反対のイメージなので、衝撃を受けた人も多かったでしょう。

 ただ永瀬さん扮する実写版の坂道は、まるで原作から飛び出してきたかのようなクオリティでした。髪型からメガネまで、「冴えないオタク男子」のビジュアルを再現しており、ネット上のレビューでも「声が坂道くんすぎるし演技もうまい」「同じ人間か疑うほどの再現度だった」「キャラが見事にハマってた」と好評を博しています。

 また、CGを一切使わずにキャストが再現した自転車ロードレースの場面も評判となり、いちばん過酷な撮影、トレーニングを乗り越えた永瀬さんの身体能力も話題になりました。監修に携わった元プロロードレーサーの城田大和さんも、絶賛するほどのスキルで、身体面も坂道を再現しています。

 ほかに近年の話題作でいえば、2023年にNetflixで配信された実写ドラマ『ONE PIECE』の「ヘルメッポ」にも触れておきたいところです。原作の序盤に登場したヘルメッポは、前髪を横一文字にぴっちり揃えたキノコのような髪型と、真っ二つに割れたケツアゴを合わせ持つ、きわめてクセの強いビジュアルでした。

 ところがエイダン・スコットさん演じる実写版のヘルメッポは、スーツをばっちり着こなす金髪ロングのイケメンに仕上がっており、もちろんアゴも割れていません。しかも美しい筋肉の鎧まで身に付けており、一糸まとわぬ姿で日本刀を振り回す姿にうっとりしてしまった人も多いのではないでしょうか。

 その後、ルフィたちにコテンパンにやられてからは、おなじみのキノコヘアにイメチェンしていましたが、それでもイケメンさを隠しきれていませんでした。それでも「情けない顔うますぎ」「後に成長していくキャラだからこれくらいイケメンでいいと思う」と、好評の声も多くあがっています。

■ 国民的女優がまさかの喪女役に?

映画『映像研には手を出すな!』DVD スタンダート・エディション(東宝) (C)2020「映像研」実写ドラマ化作戦会議 (C)2016 大童澄瞳/小学館

 そのほか、2020年にドラマ、映画で実写化された『映像研には手を出すな!』では、乃木坂46(当時)の齋藤飛鳥さんが主人公の「浅草みどり」役を務め、そのギャップで注目を集めました。

 みどりといえば、普段からブーニーハットを被っているおかっぱ頭の女子高生です。さらに、三白眼でカエルのような大きな口という個性的な見た目をしており、かわいらしい女の子ではあるものの、少なくとも国民的アイドルグループのエースが演じるようなキャラクターではありません。

 当時、ネット上では「美少女過ぎるけどどうなんだ?」「浅草みどりはもっと垢抜けてなくて、オタクっぽいイメージじゃね?」などと困惑の声も広がっていました。しかし、アニメーションを作る過程の演出込みで原作のノリを見事に再現した実写化となっていたこともあり、公開された後は「浅草みどりと水崎ツバメの猛烈スピードの会話が面白い。良いテンポで思わず見入ってしまう」「想像していたよりもキャラクターがイメージ通りで驚いた」「飛鳥ちゃんのコミュ障の演技が素晴らしい」「齋藤飛鳥の独特の個性というか変人、梅澤美波のしっかり者、山下美月のお嬢様と、もともとの個性を良く生かしたキャスティングが見事」などと、高く評価されています。

 役者とキャラクターのギャップという意味では、2017年に放送されたドラマ『東京タラレバ娘』の主人公「鎌田倫子」も挙げられるでしょう。原作の倫子は33歳独身で彼氏ナシ、仕事はイマイチ売れない脚本家という設定でした。いわゆる恋愛日照りが続いているアラサー女性なのですが、これを芸能界屈指の「モテ女」ともウワサされる吉高由里子さんが演じています。

 さらにその友人たちの配役も大島優子さん、榮倉奈々さんと美女揃いだったこともあり、「この3人がモテないわけない(笑)」「吉高由里子、大島優子、榮倉奈々がモテない設定でアラサー女子会してるのはちょっと違う気がする」といった声があがっていました。

 しかし同作もいざ放送が始まると、高く評価されることとなり、初回の平均視聴率は13.8%と好発進、最終回もきっちりと2桁超えを果たしています。「タラレバ3人娘のやり取り最高」「久々に面白いと思えるドラマに出会った」「これまでにない吉高由里子の演技が見れる」と好評で、のちに『東京タラレバ娘2020』と題してスペシャルドラマが制作されました。

 原作が人気であればあるほど、ファンが求めるハードルは高くなっていきます。キャスト発表時の困惑を乗り越えて評価を逆転させてみせた各作品のキャスト陣には、あらためて称賛の声を贈りたいところです。

(ハララ書房)

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