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「活躍はもっと後」 実写『キングダム』でもう見られないのが残念なハマり役たち

マグミクス / 2024年7月18日 20時25分

「活躍はもっと後」 実写『キングダム』でもう見られないのが残念なハマり役たち

■それぞれの独自のアプローチにも注目

※この記事では『キングダム 大将軍の帰還』および、実写化されていない範囲の原作マンガのネタバレに触れています。

 人気マンガ『キングダム』(著:原泰久)の実写版4作目で、「最終章」と銘打たれた『キングダム 大将軍の帰還』が2024年7月12日から公開され、金土日の3日間で動員106万5000人、興収16億2900万円を記録して実写邦画歴代1位のオープニングを記録しています。

 4作目『キングダム 大将軍の帰還』では、「王騎」役の大沢たかおさんと、「ホウ煖」役の吉川晃司さんの一騎打ちの迫力あふれる演出を中心に、原作16巻までの内容がしっかり実写化され、当初の宣伝通り、「実写版は今回で終わり」だと思われる結末を迎えました。

 ただ、絶賛するファンのなかには「本当に今回で終わり?」「もっとやって」と、継続を望む声も多く、また「○○のキャラがこんなはまり役なのにもったいない」と言われているキャストも多数いるようです。実際、「本格的に活躍するのはこれから」というキャラに、驚くような豪華キャストが起用されているのも確かです。

 3作目『運命の炎』から登場した、山田裕貴さん演じる趙国の武将「万極」は、その再現度が絶賛されています。原作ファンでもある山田さんは、「長平の戦い」での虐殺で秦国を恨み、目がバキバキに開いている恐ろしい武将を、実写で不自然にならないよう模索しながら再現したそうです。万極の震えて途切れるような喋り方も再現した山田さんには、「目がイってるところとか陰鬱な感じとか原作の万極が忠実に再現されてて最高」「万極、山田裕貴だったの? 全然雰囲気違うからずっと分からなかった」と称賛の意見が相次ぎました。

『大将軍の帰還』では、序盤で「飛信隊」を追い詰めた以降あまり出番がなかった万極が敵としてさらに本領を発揮するのは、原作の25巻以降で描かれる「合従軍編」です。主人公「信」との激闘が名場面として人気で、「実写の合従軍で山崎賢人(信役)vs山田裕貴が見たい」「万極に売れっ子山田裕貴ぶつけて、彼の本命シーンはありませんはないでしょ、合従軍編まで織り込み済みの配役でしょうに!」と、実写版の続きで万極が見たいという意見が多々出ています。

 また、2作目『遥かなる大地へ』のラストから登場した、「呂不韋(演:佐藤浩市)」一派のひとりで軍師の「昌平君」は玉木宏さんが演じており、作中屈指の美形キャラとしてのビジュアルの再現度も話題になりました。実写シリーズのプロデューサーである松橋真三さんも、『運命の炎』のパンフレットでずっと前から演じてほしいと思っていたという念願のキャスティングだったそうです。

 この昌平君も、3、4作目で描かれた「馬陽の戦い」では王宮で待っている立場のため、そこまで出番は多くありません。恐るべき軍略の才を持ち、実は武力面でも優れている昌平君の活躍も、ぜひ実写版で観たいところです。SNSでも「黒い鎧を身につけて兵を率いてさっそうと加勢に来る騎乗の昌平君を実写でやるからこそ玉木宏がキャスティングされたんだと思ってる」「昌平君に玉木宏使っといて函谷関までやらないの無駄遣いすぎん!?」と、惜しむ声が出ています。

 そのほか、原作16巻以降の物語で将軍としてどんどん頭角を現していく「謄(演:要潤)」も、実写4作目にしてついにその恐るべき実力を発揮しました。原作ファンにはおなじみの、驚異的な剣さばきによる「ファルファル」も、音響込みでしっかり再現されています。謄も今後、合従軍編での楚の将軍「臨武君」との戦いなど、数々の強敵と名勝負を繰り広げるため、今後も観たい人が多いのではないでしょうか。

 実写シリーズの続きを望む意見を見ると、やはり原作でも人気の「合従軍編まで」を観たいという人が多いようです。特に実写化してほしい場面では、山の民の美しき女王「楊端和」が、合従軍編の終盤で秦を助けに来るシーンをあげる声がありました。1作目から登場した長澤まさみさん演じる楊端和は高い人気を誇り、日本アカデミー賞の最優秀助演女優賞を受賞するなどハマり役だったものの、彼女も実写3作目、4作ではそこまで出番は多くありません。

 SNS上でも「楊端和が助けにくるかっこいいあのシーン見たかったなぁ」「お願いだから合従軍戦まで映画やって欲しい! 『血祭りだ!』が長澤さんで観たい!」と、期待する声が多数ありました。

『大将軍の帰還』の劇場パンフレットの、監督の佐藤信介さんや原作者の原泰久さんのインタビューを見ると、「(4作目で)一つのチャプターを終結させることができた」「皆さんのおかげここまで駆け抜けることができました」と、語っており、やはり今回で終わりの可能性が高そうです。

 しかし、「趙国三大天」のホウ煖や「李牧(演:小栗旬)」もこれからまだまだ出番の多いキャラクターですし、原作では秦王「エイ政(演:吉沢亮)」と勢力争いを繰り広げる呂不韋も、まだ実写版では目立った動きを見せていません。

 まだまだ描かれていない部分も多く、望む人も多い実写「キングダム」シリーズの続きはあり得るのか、今後にも注目です。

※山崎賢人さんの「崎」は正式には「たつさき」
※一部のキャラクター名の漢字の表記はカタカナにしています

(マグミクス編集部)

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