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『ドラクエ7』キーファはオルゴ・デミーラだった説、なぜここまで語り草に? 「離脱は伏線」「つじつまが合う」

マグミクス / 2024年7月20日 21時25分

『ドラクエ7』キーファはオルゴ・デミーラだった説、なぜここまで語り草に? 「離脱は伏線」「つじつまが合う」

■親友がまさかのラスボス、なトンデモ説!

 壮絶過ぎる、シリアスなストーリー展開が特徴の『ドラゴンクエストVII エデンの戦士たち』には、長年ファンの間で考察されている「とあるウワサ」が存在します。冒険開始当初の仲間キャラクターであり、途中離脱することから「種泥棒」の悪名で知られる「キーファ」が、ラスボスの「オルゴ・デミーラ」と同一人物ではないかという説です。

 根拠となる事象はいくつか存在します。この考察を行う上で必ずといっていいほど挙げられるのが、作中における「ラーの鏡」の存在です。ラーの鏡は多くのナンバリングタイトルで、「別の存在に化けている者の真実を暴き出す」という用途で使用されてきた、重要アイテムのひとつです。

 歴代作の多くが、このラーの鏡を特別なアイテムとしてメインストーリーで採用していますが、『ドラクエ7』の場合、そうではありません。しかも気になるのが、ラーの鏡を入手できるのは、ラストダンジョンで最後の戦いの地である「ダークパレス」内です。明らかにラスボス戦で使うとしか思えない仕様なのに、実際はその後も全く使う場面がありませんでした。

 この違和感は、「元々、ラーの鏡でオルゴ・デミーラの正体を暴くイベントがあったが変更されたのではないか」と考えることができます。

 キーファの離脱について、生みの親のである堀井雄二氏が、『ドラゴンクエスト』30周年の際に行われたインタビューで興味深い情報を明かしています。堀井氏いわく、「キーファはもうちょっと後にいなくなる予定だった」そうです。実際にPlayStation版『ドラクエ7』用の「Vジャンプブックス」では、キーファが離脱した後に訪れる「大灯台」や「黒雲の迷路」のゲーム画面に、なぜか彼が映り込んでいることが確認できます。

『ドラクエ7』のシナリオは終始シリアスで、人間の闇や醜い部分に大きく切り込んだものです。「キーファが後半戦まで一緒にいる予定だった」というのは、「世界や人間の闇をもっと見る予定だった」と解釈することも可能です。

 こういった背景もあって、「元々キーファは闇堕ちしてラスボスになる予定だったのではないか?」という考察が生まれ、ラーの鏡がラストダンジョンで手に入る理由も、キーファの正体をあばくためだったと考えれば、しっくりくるところもあります。

 またオルゴ・デミーラは世界のほぼすべてを支配していたものの、ただひとつ、キーファの故郷である「グランエスタード島」のみは手中に収めていませんでした。グランエスタード島は人間時代の自身の故郷だったことを考えれば、こちらもさまざまな考察ができます。

 主人公と、闇落ちした親友が対峙するというまさかの可能性に、「ないない」と笑い飛ばしたくなる一方で、ネット上の考察を見ると、確信せざるを得ない要素がいくつもあるのも事実です。

 思えばファミコン時代の「ドラクエ」シリーズから、「『ドラクエ4』のエスタークが仲間になる」といったような、ありそうなうわさがいくつか飛び交っていました。公式で明かされない「裏設定」「裏技」には、いつの時代も熱くなってしまうのかもしれません。

スマホアプリ版『ドラゴンクエストVII エデンの戦士たち』:
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(マグミクス編集部)

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