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えっご本人? 原作ファンをびっくりさせた「再現度高すぎ」な実写版キャラたち

マグミクス / 2024年7月22日 20時25分

えっご本人? 原作ファンをびっくりさせた「再現度高すぎ」な実写版キャラたち

■「憑依型俳優」の原点になった『デスノート』

 マンガの実写化作品には、多かれ少なかれ批判がつきものです。とくにキャラクターの再現度に関しては、厳しい目を向けられることが多いですが、驚きの再現度を見せつけ、原作ファンを唸らせた例もいくつも存在します。

 たとえば、2006年に公開された映画『デスノート』にて「L(エル)」役を演じた松山ケンイチさんは、その代表例といえるのではないでしょうか。Lは世界一の名探偵という設定でありながら極度の変人で、ボサっとした黒髪に目はクマだらけという癖の強いキャラクターです。

 そんなLを演じた松山さんは、今ほど知名度が高くなかったため、キャスティングに対して不安の声も少なくありませんでした。しかしいざ蓋を開けてみると、松山さんはLを憑依させたかのような圧巻の演技を披露します。独特な椅子の座り方や話し方、常に甘いものをむさぼる姿、どれをとってもLそのものでした。

 Lが食べそうなお菓子も自分で選んでいたという松山さんは、ここから「憑依型俳優」と呼ばれることになり、以降も『デトロイト・メタル・シティ』や『珍遊記』など、数々の実写化作品を成功させています。

 とりわけドラマ『聖☆おにいさん』で演じた「イエス」は、Lに次ぐハマり役ともっぱらの評判で、原作ファンからも「ビジュアルが完璧すぎる」「違和感がまるでない!」などと好評でした。なお同作は、2024年12月20日(金)に映画版が公開予定となっています。

 少しさかのぼると、1997年に放送されたドラマ『ガラスの仮面』も、驚きの再現度でファンを納得させた作品のひとつです。演劇にすべてを賭ける少女「北島マヤ」の成長を描いた作品で、原作マンガは累計発行部数5000万部を超えています。

 そのドラマ版でマヤを演じたのは、ドラマ『家なき子』などの作品で、天才子役として一世を風靡していた安達祐実さんでした。マヤは作中で芝居の天才という扱いなので、その描写に説得力を持たせるのは至難の業だったでしょう。しかし、安達さんはその演技力で、見事にマヤの「才能」を体現してみせます。

 さらに「おそろしい子!」というセリフで知られる「月影千草」役の野際陽子さんも、大きな注目を集めました。とにかく見た目が瓜ふたつといっても過言ではないクオリティで、今もなおネット上では「リアル月影先生」「存在感もオーラも月影先生そのもの」「文句の付けどころがない」と、「マンガから出てきたような実写化キャラ」として語り草になっています。

■伝説的少女マンガのヒロインを再現

本編にて語りきれなかった世界をインタビューなども交えて語った実写映画のメイキング作品「NANA-ナナ- FM707」DVDのパッケージ(TCエンタテインメント) (C)2005「NANA」製作委員会

 完璧なキャラクターの再現といえば、2005年公開の映画『NANA』の中島美嘉さんも外せません。同作はふたりの「ナナ」を巡る音楽と恋愛を描いた物語で、中島さんが演じたのはバンド「BLACK STONES」のボーカリスト「大崎ナナ」でした。

 大崎ナナの見た目はバンドマンらしくロックなテイストで、センター分けのショートヘアと二の腕に彫られた蓮のタトゥーをトレードマークとしており、男女問わず惚れてしまうようなカリスマ性を漂わせています。

 そんなナナに扮した中島さんは、まるで原作からそのまま飛び出してきたかのようなクオリティでした。あまりの再現度にファンからは称賛の嵐が巻き起こり、中島さんに憧れてファッションを真似する人が続出したともいわれています。

 ちなみに2024年6月7日に中島さんは、自身のInstagramで、ナナをイメージしたドレス姿を披露しています。まったく色褪せないクールビューティーな姿に、ファンから「やっぱり美嘉NANA、最高すぎます」「やはり本家の破壊力は凄まじい」「何年経ってもNANA=美嘉ちゃんだなぁ」など、歓喜の声が集まったのはいうまでもありません。

 ほかにも直近の作品でいうと、2024年1月に公開された映画『ゴールデンカムイ』もキャスト陣の高い再現度が記憶に新しい印象です。原作は北海道を舞台とする金塊争奪戦の模様を描いたマンガで、生々しい描写やクセの強いキャラ、不謹慎なギャグ、狩猟グルメ、アイヌ文化など再現しなければいけない要素が多すぎて、「実写化不可能」とも考えられていました。

 しかし、キービジュアルや予告編が公開された段階で、評価は一変します。主人公「杉元佐一」役の山崎賢人さんをはじめとする各キャストの仕上がり具合を目にしたファンから、期待の声があがるようになったのです。

 公開後も好評の同作で、特にファンの注目を集めたのが、宿敵である「鶴見中尉」を演じた玉木宏さんでした。日露戦争で欠損した頭蓋骨を補うために額当てをしているエキセントリックなビジュアル、さらに独特な眼力や狂気的な振る舞いまで、すべてを再現しており、「ビジュアルがマジでそのまんま」「誰が本人を連れて来いと……(笑)」といった驚きの声が相次ぎます。

 原作ファンだという玉木さんは、馬から落ちた後に間髪入れずに走り出す驚きのアクションまで再現し、観客を驚かせました。ちなみに玉木さんのキャスティングは、原作者の野田サトル先生の「鶴見には玉木さんがピッタリだと思います」(劇場パンフレットより)というオファーによって実現したそうです。

(ハララ書房)

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