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「頑張り過ぎ」「よく放送できたな」 過激描写だらけのマンガ実写化深夜ドラマ

マグミクス / 2024年7月23日 21時25分

「頑張り過ぎ」「よく放送できたな」 過激描写だらけのマンガ実写化深夜ドラマ

■世の男性を歓喜させた過激ドラマ『特命係長 只野仁』

 グロテスクなシーンや性描写を含む青年マンガの実写化は、たとえ深夜ドラマでも、それなりのハードルがあるように感じられます。しかし数ある実写化作品のなかには、規制の壁に臆することなく、原作の過激描写をしっかりと再現してみせた例も少なくありません。

 過激な深夜のマンガ実写化ドラマを語るうえで、2003年に放送が始まった「特命係長 只野仁」シリーズは外せません。このドラマは「週刊現代」などで連載されていた柳沢きみお先生の同名マンガを原作としており、勧善懲悪のストーリーと痛快なアクションで人気を博しています。

 物語の主人公「只野仁」は大手広告会社「電王堂」で働くうだつの上がらないサラリーマンですが、実はその正体は会長直属の特命係長としてさまざまなトラブルを解決する存在でした。実写版では俳優の高橋克典さんが只野仁を演じ、鍛え抜かれた肉体美とキレのいいアクションを披露しています。

 このドラマはお色気描写もお決まりとなっており、毎回のように仁が情報を握る女性とホテルへ向かい、「フン! フン! フン!」と一夜を過ごします。ときに本物のセクシー女優が仁のお相手役を務めることもあり、美しい裸体や刺激的な体位を披露することも珍しくありませんでした。

 そのようなサービスカットが毎回盛り込まれているのにもかかわらず、テレビ朝日のインタビューで高橋さんが語ったところによると、視聴者からの苦情は一件も来なかったそうです。厳しい食事制限で身体を鍛え、一時は体脂肪率7%まで落ちるほどに全力で仁を演じたそうで、高橋さんの代表作となりました。

 2014年に放送された『アラサーちゃん 無修正』も、過激な描写が話題になった深夜ドラマのひとつです。「週刊SPA!」にて連載された峰なゆか先生による同名マンガが原作で、性事情を含めたアラサー世代の恋愛事情が赤裸々に描かれています。

 原作は大人の恋愛における「あるある」が描かれたこともあり、女性を中心に支持を集めていました。実写版では、主人公のアラサーちゃん役に「職業・エッチなお姉さん」こと壇蜜さんが抜擢され、毎回のように濃密なベッドシーンが用意されるなど、過激な要素も満載でした。

 第1話では、冒頭から川村陽介さん演じるセックスフレンド「オラオラくん」との濡れ場が描かれています。また第3話では「手ブラ」状態でのベッドシーンも、大きな話題を集めました。壇蜜さんの身体を張った演技に、今でも「壇蜜さん、美しい……」「エロスの権化すぎる」「AV顔負けでしょ」といった声が出ています。

 2010年からTVドラマ化された『闇金ウシジマくん』も、過激な描写のオンパレードの作品です。闇金業者を営む「丑嶋馨(演:山田孝之)」を主人公に、債務者たちの人間模様や社会の闇を描いた物語で、原作ではパチンコ依存症の主婦や借金苦から風俗店勤務になった元OLなど、さまざまな人間の末路が描かれていました。

 ドラマ版では多少マイルドになっているものの、売春する母娘や父の預金を風俗店につぎ込む男性など、強烈なキャラクターが数多く登場します。なかでも印象的だったのが「原作史上最も危険」と呼び声高い「洗脳くん編」の実写化で、結婚詐欺の常習犯「神堂大道」を中村倫也さん、神堂にマインドコントロールされる女性上原まゆみ」をAKB48の元メンバーである光宗薫さんが演じて大きな話題になりました。

 まゆみ役を演じた光宗さんは次第に狂っていく姿を的確に表現しており、ランジェリー姿をあらわにする演技も披露しています。当時ネット上で「女優としての才能を感じた」「演技力高すぎてトラウマになった」「怪演すぎて下着姿に目が行かなかった……」と、衝撃を受けた声があがったのは言うまでもありません。

 今回ご紹介した作品はいずれも平成に放送されたものですが、コンプライアンスの目がより厳しくなった令和にも過激な深夜ドラマが次々と生み出されています。今後どのような作品が生まれ、後世に語り継がれていくのか楽しみです。

(ハララ書房)

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