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子供心にもジワジワ苦しさがこみ上げた… 『ドラクエ』で描かれた悲しすぎる「闇」

マグミクス / 2024年7月23日 21時55分

子供心にもジワジワ苦しさがこみ上げた… 『ドラクエ』で描かれた悲しすぎる「闇」

■ハッピーエンドではない可能性? 悲し過ぎる結末も

 マグミクスでは、「『ドラクエ』で描かれた悲惨すぎる『死』 大人になってより分かる苦しい物語」と題して、各ナンバリングタイトルに登場する、「滅ぼされた地」について振り返る記事を配信したところ、多くの反響がありました。読者からは、プレイ当時に衝撃を受けたエピソードが多数寄せられています。

 なかでも多く名前が挙がっていたのが、『ドラゴンクエストIV 導かれし者たち』で描かれた「アッテムト鉱山」の存在でした。アッテムト鉱山は「キングレオ」城の西に位置する町の鉱山で、第4章にてイベントアイテムの「かやくつぼ」を取りに行くうえで立ち寄ることになります。

「鉱山」と聞くと、資産があふれる活気のある情景……ではなく、アッテムト鉱山はその真逆です。坑内から噴出した有毒ガスによって町の人びとの大半が体調を崩し、話しかけると「ゴホゴホ…」とせき込み苦しんでいることが分かります。

 しかも山の奥には充満したガスに苦しみながらも、それでもまだ必死に鉱石を掘り続ける人びとがいます。そのあまりにも過酷な光景に、「アッテムトは陰鬱すぎる」「あそこの怖さは異常」と大人になっても忘れられない人が多いようでした。

 本編で詳細はカットされているものの、『ドラゴンクエストV 天空の花嫁』の主人公の人生もかなり壮絶でした。例としてよく取り上げられるのが、光の教団での「奴隷生活」です。主人公は「ラインハット」国の「ヘンリー王子」が誘拐された先で、「ゲマ」率いる光の教団の一味と遭遇します。自身も光の教団にとらわれたあげく、父の「パパス」は殺され、10年以上にもわたる奴隷生活を強いられることとなりました。

 脱出した後は妻と子宝に恵まれるものの、妻ともども意識を保ったまま石化される生活を8年間送ることになりました。ここまで苦しい試練にもまれた後でもくじけず魔王討伐に旅立つ姿は、ファンの間でも「聖人レベル」だといわれています。なかには「韓国ドラマの主人公もびっくりの不幸」「発狂しなかったことを褒め称えたい」という声もありました。

 また「ドラクエ」で描かれた壮絶な物語として、『ドラクエ4』の主人公の人生を挙げる声も多くありました。本作の主人公の生い立ちは、歴代主人公のなかでもトップクラスの悲惨さです。天空人である母と恋に落ちた父は殺され、母とも幼少期に離別します。しかも、父を殺したのは、天空人が地上の人間と結ばれたことに怒った竜の神「マスタードラゴン」ではないかともいわれています。その後、家族同然の存在となった「山奥の村」の「シンシア」や村人たちも「ピサロ」に襲撃され、殺されてしまいます。

 デスピサロを倒した後のエンディングでは、殺されたはずのシンシアと再会する様子が描かれますが、それが夢か現実かははっきり分からない、という描写がされていました。ファンの間では「これは勇者が最後に見た幻覚ではないか」「再会できたのは勇者が死んでしまったからではないか」という声もあり、ハッピーエンドとは断定しがたいです。

『ドラクエ4』の主人公について、コメント欄では「世界を救っても独りぼっちで終わるのは苦しすぎる」「故郷を滅ぼした奴を仲間にできる器のでかさはすごいけど悲しい(リメイク版)」といった意見が集まっていました。

 最新作となる『ドラゴンクエストXII 選ばれし運命の炎』は、堀井雄二氏が「ダークで大人向け」と語っています。これまで以上に過酷な「闇」が描かれるのかもしれません。

スマートフォン版『ドラゴンクエストIV 導かれし者たち』:
(C)1990,2014 ARMOR PROJECT/BIRD STUDIO/SPIKE CHUNSOFT/SQUARE ENIX All Rights Reserved.
Developed by ArtePiazza

(マグミクス編集部)

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