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【冬アニメ】『空挺ドラゴンズ』物語は佳境に。獲られる側の「龍」が脅威を見せつける

マグミクス / 2020年3月2日 17時10分

【冬アニメ】『空挺ドラゴンズ』物語は佳境に。獲られる側の「龍」が脅威を見せつける

■「龍がいる世界」の日常描くからこそ、際立つ「龍」の脅威

 2020年1月8日(水)からフジテレビで放送を開始したアニメ『空挺ドラゴンズ』は、人びとが「龍」と呼ばれる生物から食料や資源を獲得する世界を舞台に、空を駆けて龍を捕らえることを生業とする「龍(おろち)捕り」に焦点をあてた物語です。

 彼ら「龍捕り」が乗り込む捕龍船クィン・ザザ号には、龍を食べることが大好きな主人公ミカ(CV:前野智昭)や新人の女性隊員のタキタ(CV:雨宮天)、龍捕りの父を持ち、若く真面目な青年ジロー(CV:斉藤壮馬)など、個性豊かなメンバーが揃っています。

 龍と飛行船に乗って戦うファンタジー要素もありながら、登場人物たちの日常生活もしっかり描かれ、龍を食材とした種類豊富な料理が次々登場するというグルメ要素もあります。Twitterでも「クオリティ高すぎ」「龍のデザインめちゃいい」「毎週見るの楽しみ」といった声があいつぎ、注目を集めている作品です。

『空挺ドラゴンズ』を語るうえで外せない要素は、登場する龍料理がどれも美味しそうに描写されている点です。捕獲した龍は必ず調理し、食べるシーンが描かれます。龍の肉は、胡椒をかけたり、野菜と煮込んだり、燻製にしたりと、現実世界で馴染みのある調理法で料理されます。そのため、観る者は脳内で牛豚鶏肉の上位互換の肉として、想像がふくらんでしまいます。

 肉を煮込む様子や肉の焼ける音なども非常に丁寧に表現され、香りまで伝わってきそうです。ミカたちが食事を取り合うシーンはほのぼのしていて、龍を捕獲する緊迫のシーンと対照的なコントラストを醸し出しています。

 同作のもうひとつの魅力は、細部まで作り込まれた世界観です。『空挺ドラゴンズ』の世界は龍が棲む世界ではありますが、決して「剣と魔法」の世界ではありません。この世界の龍は神でも魔物でもなく、自然界に棲息する生物で、生態系の一員なのです。

 だからこそ、「獲って食べる」という営みも自然に感じられます。龍から油をとり燃料にしたり、皮からタペストリーや装飾品を作り出したりと、龍が棲む世界の「文化」を感じることができるのです。

■希望と危険に満ちた存在、「龍」が牙をむく!

 アニメ1話から5話までは、クィン・ザザ号のクルーたちの生活や、彼らの背景などを描いてきました。6話では補給と船の修理のために港町クオーンに立ち寄ります。そんななか、他の龍捕りの巨大な捕龍船が大爆発を起こし、捕らえられていた巨大な龍が咆哮をあげました。いよいよ、龍の「脅威」という側面が現れることになります。

 この世界の龍は、我々が知るいわゆる「ドラゴン」とは違い、姿形や大きさ、能力や生態などがさまざまで、わかっていないことが多々あります。作中でミカが言うように、「全ての龍を見たヤツなんていない」のです。この言葉は、龍が希望と危険に満ちた存在であることを表しているともいえます。

『空挺ドラゴンズ』の物語が大きく動く、ここからの展開に目が離せません。

※アニメ『空挺ドラゴンズ』は、フジテレビ「+Ultra」枠にて、毎週水曜日24:55放送。1月9日(木)より、Netflixで全話一挙配信されています。

(C)桑原太矩・講談社/空挺ドラゴンズ製作委員会

(二木知宏)

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